月別アーカイブ: 2015年9月

コーヒー豆、どうしましょう!?

本業ではないとは言え、そこそこファンも居てくださる食工房の自家焙煎コーヒー豆です。
今まで、いろいろと食工房テイストに適合したキャラクターの豆を探しては仕入れして来ましたが、ここに来て納得の行く生豆が見つかりません。

7、8年前には、個性的で秀逸な農園が名を連ねて選り取り見取りで手に入りましたが、近頃さっぱり名前が上がって来ません。
資金力のあるところに買い占められているのでしょうか。

コーヒーのバイヤーは世界中にいるわけですから、秀逸な銘柄には世界中から声がかかります。
私のような趣味半分の零細業者は、自らで現地に飛んで仕入れルートを開拓するほどの力はありませんから、いわゆる商社頼みです。
そんな状況の中、日本の商者が買い負けるということも少なくないようです。
やっぱり、少しでも高く買う方に品物は動きますからね。

一方で、安いコーヒー豆がいくらでも出回っていて、焙煎パッケージされたものでも、200g1袋が500円以下ということは何も珍しいことではありません。
いったいどういう価格構造になっているのだろう?と不思議で仕方がありません。
食工房では、焙煎豆100g当たりでも500円以下は絶対無理です。

今日、残っていた最後の生豆を焙煎しました。
さてこの後はどうしましょうか?
最大限妥協して、何か一銘柄でも仕入れようかと思ってはいますが・・・。

熊の気配、遠退く

今日は、午前中日差しがあり暖かくなるかなと思えましたが、午後になると様子が変わって、曇ったかと思うといきなり冷たい雨が降って来ました。
かと思うと、またパッと日が差して来たり、そしてまた冷たい雨が吹っかけて来る、そんなお天気でした。

柿の実が色づき、畑は夏野菜は茄子だけが元気。
土の中では、さつまいもが太っていますが、畑を荒らしに来る獣は、このところ気配がありません。
甘いとうもろこしやスイカはもうありませんからね。

熊も、ここしばらく気配がありません。
足跡も見ないし、糞も見つからないし、山の方では木の実が落ち始めたという報告もありましたから、奥山に移動しているのでしょうか。
もちろん、一時的にと言うことですが・・・。
これでソバの実が熟し始めたら、また戻って来るのかも知れません。

キノウノマンゲツノヨル、ヤマノナカデハ、クマカイギガヒラカレテイタとか・・・。

そんな気がして仕方がありませんでした。

今日は一日休ませてもらったので、明日はまた抜かりなく仕込みに集中しなくてはなりません。

今週末、スコーンが出かけます

その前に、明日と明後日、食工房は定休日休業となっております。
お間違えのございませんように。

さて今週末、首都圏で行われるイベントのご案内です。

10月2日~4日 埼玉県越谷市のイオン・レイクタウン店にて、「会津フェスタ」が開催されます。

そこに食工房のスコーンも出品いたします。

お近くにお住まいの方、当日この方面においでの方、ぜひお立ち寄りくださいませ。

イベント詳細および現地の地理案内等につきましては、<こちら>をご覧ください。

この他にもう一件、同じく埼玉県でのイベントに別業者さんを介してスコーンを出品いたします。
詳細は、追ってご案内いたします。
それぞれ、ご来場またお買い上げ、どうぞよろしくお願いいたします。

先週、定休日返上で営業した分、明日は一日ゆっくり休ませていただきます。

ではでは。

三々五々ご来店感謝の一日

今日は、お天気も良く風も無く穏やかな一日でした。
周りの田んぼでは稲刈りが進んだようです。

おかげさまで食工房にも、三々五々ご来店のお客さまがいらっしゃいました。
この場を借りて、改めてご来店の御礼を申し上げます。

その後夜になってもずっと晴れていて、今外に出てみたら満月間近の月が上り、それはそれは見事なものでした。
でも、こんな時ばかりは街灯の明かりが何とも無粋で邪魔に思えます。

どこの国だったか、街灯の明かりが星空を見えなくしないよう、フードのようなものを被せて直下だけ明るくするよう配慮しているという話を聞いた覚えがあります。
そういうのはいいですね。

どうやら明日もこのまま良いお天気が続くようです。
中秋の名月を楽しめるのではないでしょうか。

ちなみに明日は、私の誕生日です。
月を見ながら、自ビールでもいただきましょうか。

ありがたい計らいに感謝!

メモリ交換、3度目の正直!

9月5日に、「Vostro420・メモリ増設」のレポートを書きましたが、やっぱり不良品に当たってしまったようで、もう何日か前のことになりましたが突然フリーズして強制終了の後、ビープ音が鳴り続けて起動不可の状態になりました。

ピーピー・ピーピーと2回ずつ鳴るので、調べてみたらDELLのこの機種の場合、メモリモジュールが検出されないというサインだということで、メモリの異常であることが確定的となりました。
2枚1組を2組装着してありましたので、1組ずつ個別に取り付けて起動させたところ1組が不良と判明。
それにしても、その少し前にメモリテストをした時には異常を発見出来なかったのに、メモリの異常は特定が難しいのですね。

とりあえず正常な1組だけで作動させることにして、購入先のAmazonに返品の手続きをしました。
不良品の2枚1組だけ交換して欲しいとただし書きを入れて送りましたが、あくまでも2組全て送り返さないと返品手続きは出来ないと、メールが届きました。

いやいや!これではもう一度購入してまた1組だけ不良だったりしたらどうしてくれるんだ!というわけで、4枚組みは止めにして2GB×2枚・1組を2組注文という形にすることにしました。
しかしこのメーカーのものは、さすがに嫌気がしましたので別メーカーのものを探しました。
するとそれまでは無かったのですが、新たに何種類か取り扱い品目が追加されていましたので、一番信頼性の高そうなものを発注しました。
お値段も一挙に2倍になりましたが・・・。

発注したのが午前中だったので翌日には手元に届き、仕事の合間に早速取り付けてテストしました。
今度は、何かが違いましたね。
もう全く不安定な挙動は見られず、完璧に作動しています。
8GB認識していますし、ちゃんと有効に利用出来ているか、リソースモニターを開いてチェックしましたが、問題ありませんでした。

メモリの信頼性は、PCの動作の根幹に関わる重要なパーツですから、怪しいものには手を出さないこと!と改めて肝に銘じました。

それで今回分かったことですが、件の「永久保障」というのはこれが曲者で、メーカーは販売者を通して保証の手続きをしろと言っており、販売者のAmazonは取り次ぎ品なので1ヶ月以内の返品以外の手続きは、メーカーに問い合わせろと言います。
実質、永久保証は無意味な口上になっていますので、要注意です。
今回の私の場合は1ヶ月以内でしたから、返品に関しては受け付けてもらえました。

ちなみに今回購入したメモリは<こちら>

いやはや、返金してもらえるので「安物買いの銭失い」にはなりませんでしたが、とんでもない骨折り損そして時間を取られたのが一番の損失でした。

PC

タスクマネージャーのパフォーマンスタブのメモリグラフを見ているところ
この前と特に変わるところはありませんが・・・


PC

リソースモニターのメモリ使用状況のグラフを見ています。
8GBのメモリ空間が有効に使われていることが確認出来ます。

日が短くなりましたね

夏の頃ならまだ明るさが残るこの時間、ただ今19時17分、もう外は真っ暗です。
雨模様の曇り空ってこともありますが、何とも心細い感じがして来ます。
秋の日はつるべ落としと言いますけど、実際お彼岸を挟んだこの時期が一番日が短くなって行くスピードが速いのですね。

まあ、でも、秋の夜長もまたいいものです。
暗くなってしまっては、もう家の中に居るしかありませんから、山暮らしの頃は薪ストーブを焚きながら晩飯の後寝るまでの長い時間を楽しんだものです。

今は、パソコンですかね。
ブログを書いたり、ニュースをチェックしたり。

我が家はテレビが無いので、外の情報はインターネットに頼るしかないのです。
そう!新聞も取ってなくて、梱包用にいただいた古新聞が時間差はありますが、貴重な情報源だったりもしてます。
だから私たちって、案外世間知らずなところがあるのだと思います。
まあ、それはそれでいいのだと思っていますけど。

で、今日の話ですが、お客さまの一人が、昨日のテレビでライ麦パンが話題になっていたと教えてくれました。
私は、応対したカミさんから伝え聞いただけで、全く詳細は分かりませんが・・・。

でも、もうずっと前からライ麦に惚れてパンを焼いてきた自分としては、やっと世の中が付いて来たか・・・という思いです。
ライ麦パンを焼くのはとても難しい・・・のだそうですが、私に言わせれば、畑でライ麦を育てる方がもっと難しいゾ!とってことになります。

もちろん明日も、ライ麦入りのパンを焼きますよ。
よろしく!
それから大麦入りのパンの試作特販も。

ご来店お待ちしております。

Windows10雑感

Windows10がリリースされて間もなく2ヶ月になります。
うちのパソコンは、仕事で使っているメインPCが、重要なアプリケーションがWindows10に未対応なので、未だ移行出来ないでいます。
しかしこれも時間の問題で、必ず対応するはずなので待っている状況。

それで、先日移行完了した予備役のパソコンの他、バックアップ用に用意しているノートパソコンも、その後Windows10に移行しスムーズに稼動しています。
<参照1> <参照2>

しかし、私の場合は具合良く行きましたが、ネット上には不具合の報告が少なからず散見されます。
中には、Windows10を最悪とこき下ろす書き込みもあったりして、いささかがっかりさせられます。
そこでそれらを総合して、私が気が付いたWindows10への移行の際の留意点をまとめてみたいと思います。

先ず、Windows10への無料アップグレードは、Windows7の場合はsp1の適用が完了していること、Windows8の場合は8.1へのアップデートが完了していることが条件です。
これらの条件を満たしていれば、ある時点からタスクバーにウィンドウズのアイコンが現れ、クリックするとWindows10を予約するよう促す情報がアナウンスされています。

そこから予約すると、準備が完了した時点で新しいWindowsを入手するステップへと進むためのボタンが設置され、クリックするだけで移行へのステップが進みます。
全て順調に行けば、作成したファイルはそのまま保持され、OSとドライバーなどシステムファイル、アプリケーションもインストールされ、システムの構成も以前の環境を維持しています。

一見すごく簡単なので、すぐにWindows10が使える気になりますが、そうは行きません。
始める前によく注意していただきたいことがあります。

それはWindows7やWindows8で使っていたアプリケーションの中で、Windows10に対応出来ないものがあった場合、移行の段階で削除されてしまうということです。

どのアプリケーションがそれに当たるのか、レポートが出ているはずですから先ずそれを確認してください。
自分が気に入って使っているアプリケーションが、Windows10にして消えていたとしたら、これほどがっかりすることはありませんから。

その場合、そのアプリケーションにWindows10に対応する新しいバージョンがあるか確認して、後から手動でインストールすることを承知して置かなくてはなりません。

それから、これはもう一つ別件ですが、ハードウェア用件に不足があった場合は、Windows10への移行が出来ないという情報がアナウンスされ、そのままでは移行へのステップに入れません。
このブログでご報告したDELL Vostro1000の場合がそうでしたが、この場合はある程度のITスキルがあれば、うまく行く場合もあるということになります。

さて、移行を進めるとして次の留意点ですが、先ずハードディスクの容量に十分な余裕があることです。
移行前のディスクの使用率は、出来れば50%以下になっていることが望ましいと思います。

Windows10への移行は、ユーザーは数回クリックするだけの簡単な操作ですが、パソコンの中では通常ならあり得ないほどの膨大な情報をしかも長時間かけて処理します。
この時、いろいろなデータを仮置きする領域がどうしても必要で、ディスクに余裕がないとそれだけ作業が遅くなります。
条件が悪いと数時間かかるものが、条件が良ければ30分ちょっとで終わる、とそのくらい違いが出ます。

また、Windows10に移行してから1ヶ月間は元のOSに戻せる機能を実装するため、そのデータを保存しておく領域として数十GB消費します。(1ヶ月過ぎると、自動的に削除されます。)
ですから移行前に余裕がないと、移行後は空き容量不足で極端に動きが悪くなることもあり得ます。

ハードディスクに余裕が無い時は、自分で作成したファイルなどを外付けのハードディスクに移して、空き領域を増やしておくと良いと思います。

次に、ノートパソコンなどでの電源設定に気をつけることです。
節電モードを設定していて、例えば時間が来てスリープモードに入った場合、移行ステップが中断されて取り返しの付かない不具合に見舞われるかも知れません。
私は、初めから電源設定を変えて途中で作業が止まらないようにしておきましたから、こうしたトラブルが実際に起こるかどうかについては見識がありません。
わざわざ試すことはないと思います。
もちろんデスクトップパソコンであっても、電源設定にはくれぐれも注意してください。

それから移行中ですが、ただ画面を眺めて待っているのも退屈かも知れません。
その場を離れても、たいていの場合は大丈夫ですが、時々は確認した方がいいでしょう。

さて目出度くWindows10に移行完了したとして、「さあ、始めましょう!」のメッセージが現れ、簡単設定をクリックしてデスクトップが開いても、何でもすぐに作業出来ると思ってはいけません。
リリース後2ヶ月近くになるわけですから、すでに相当量の更新ファイルが溜まっており、バックグラウンドでは更新作業が続いています。

Windows10で知っておいた方が良いと思うのは、セキュリティーやバグに関する更新作業が規定では全て自動強制的に行われるようになっているということです。
報告によると、Windows10移行直後にかなり重いメンテナンス作業があるそうで、これに当たると通常の作業は何も出来ないほどになることもあるらしいです。

初めのうちは頻繁に「設定」の中の更新とセキュリティーの項目を開いて最新であることを確認し、場合によって手動で更新と再起動の操作をしたほうが良いかも知れません。

またWindows10では、Windows Defenderにファイヤーウォール機能とウィルス検知機能が統合され、別途セキュリティーソフトを必要としないようになっています。
サードパーティー製のセキュリティーソフトを導入する場合には、注意が必要です。

長々と書きましたが、要はせっかちにならずに一つ一つ確認しながら進める、これだけです。
たいていの場合は、先ずうまく行きます。

それにしてもMicrosoftは、OSの移行をユーザーのDo it Yourselfに委ねるという、何とも思い切ったことをやったものだ・・・と思います。
当然、出来るだけユーザーを煩わさないようにという配慮はあるわけですが、全くの初心者から開発者までいるのがWindowsですから、ノントラブルというのは絶対無理ですね。

これはちょっとした社会実験になるのではないかとさえ思う私です。

とりあえず今回はこのくらいにして、また気が付いたことがあったらご報告に及びます。

連休中ご来店御礼

祝祭日に定休日を返上して営業したのは、今回が初めてだったかも知れません。
IIDE紙上でも、このブログでも、またホームページでも、告知はしていましたが、どの程度知ってもらえたかは今一つ確信がありませんでした。

まあでも、普段の週末に比べてもお客さまの数は多かったので、こちらとしては一安心というところです。
ご来店くださいました皆さま方に対し、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

やはり、このような山の中の孤立した場所に来ていただくのは、大変といえば大変。
いや、本当によく来てくださったと、感謝の思いです。

中でも嬉しかったのは、ここしばらくお顔を拝見出来なかった方が、久しぶりにいらしてくださったこと。
お元気なお顔を拝見出来て嬉しいのと、食工房をお忘れではなかったと分かって嬉しいのと、ダブルで嬉しいここ数日でした。

さて明日は、そのままいつものパン焼きの木曜日になります。
本日は、すでに仕込みにかかっています。

引き続き、ご愛顧ご来店、よろしくお願いいたします。

地元産のライ麦と小麦

ライ麦

千咲原 渡辺圃場にて収穫されたライ麦です。
残留放射能検査は、画像ファイルをご覧ください。


モニタリング結果

Cs134は数値が出ていますが、これは検出限界以下のためバックグラウンドノイズを含むエラーの可能性が大きく、この場合不検出と報告されます。
画像クリックで、拡大します。


小麦

千咲原 大江第一圃場にて収穫された、南部小麦です。
残留放射能検査は、ただいま結果待ち。

地元の農家さんにお願いしてあったライ麦と小麦が入荷しました。
どちらも、山都町千咲原地区の圃場で収穫されたものです。

ライ麦は、若干刈り遅れの状況だったようで熟度は問題ないのですが、一部発芽した粒が見られました。
風味にどの程度影響するかしないか、とにかく使って見なくては分かりません。

一方小麦の方は、収量が上がらなかったものの問題ありませんでした。

この後実際にパン焼きに使うのは、ライ麦は間もなく、小麦は昨年のものがまだありますので、当分先のことになります。

地元産の小麦やライ麦を使うようになって早や7年になるのですが、回を重ねる毎に麦を作ることの難しさを思い知らされています。
中でも、一番厄介な麦角菌の害を防ぐために、種子消毒をすべきだという見解があって、せっかく無農薬で取り組んでいるのにここで農薬を使いたくない、ではどうするか・・・が、目下の最重要課題です。
何か良い方法が見つかればいいのですが。

さて、連休も明日が最終日ですね。
本日も、ご来店のお客さまのお顔を拝見することが出来ました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
明日も、営業しておりますので、お近くの方また遠くからお越しの方、どうぞご来店ください。

コーヒーサービス、試食品など用意しております。

明日、明後日、営業いたします。

いつもなら、明日と明後日は定休日・・・と申し上げるタイミングですが、今回は休みません。
明日は連休3日目です。

本日も、いつもの月曜日に比べたらご来店のお客さまは多かったですね。
この場を借りて、ご来店御礼申し上げます。

明日はどうなるでしょうか。
製造の方はお休みにする予定ですから、ご来店のお客さまにコーヒーを差し上げたりしながら、私も店頭に出てお迎えしたいと思っています。

引き続き、皆様のご来店をお待ちしております。


「熊の気配、遠のく」

この一週間あまりの間、熊の足跡や糞を発見することか無く過ごしています。
奥山では、木の実が落ち始めたとの報告もありますから、食糧を求めて奥山の方に移動しているのかも知れません。
その間に、戻って来にくい雰囲気と言うか環境を作れるかどうかですね。

今日の夕方は、また裏の林で焚き火をして煙を出しました。

そう言えば、昨年気を揉んだサルは、今年は春先に一度現れて以来まだ一度も姿を見せません。
我々の対応が、ある程度でも効果を上げているのならいいのですが・・・。

とにかく獣たちは、人の対応には敏感です。
彼らも、命がけなのです。