月別アーカイブ: 2020年3月

IIDE編集へ

コロナ、コロナで気を揉んでいる間に、IIDEの編集が遅れました。

大分前に始めてはいたIIDE編集、ここらで気を取り直して再開しなくてはと、今日はデスクに向かっていました。
しかし内容は、やはりコロナ対応のことが中心になります。

今、世の中では、外出を敬遠してか通販の利用が活発だといいます。
曰く「巣ごもり消費」だそうです。
確かに、通販利用なら人との接触は少なくて済みますし、現金の授受もありませんから(代引きは別ですが)、リスクも少なくていいのかも知れません。

しかし、出荷元の衛生管理がよろしくなくて、もし通販利用が感染経路となった時は、それこそ目も当てられない事態となります。
通販で商売している事業者は、そのあたりの管理を徹底することが求められます。

食工房も例外ではありませんので、IIDEの中でもそのことに触れないわけには行きませんでした。
荷造り出荷の際の衛生管理を、マニュアル化して万全を期したいと思っています。

正直なところ、あとどのくらいの期間で終息するのか・・・、爆発的な拡大を防げたとしても時間的にはかえって長引くと思っています。
途中で慣れてしまって、また疲れも出て気の緩みが生じることのないよう、今後それが課題になって来ると思います。
ここまで広がったら、もう完全に根絶やしにすることは不可能で、この先も共存して行くしかないと思っていなくてはなりませんから。

この際、こんな言い方は不謹慎かも知れませんが、震災の際の原発事故の時は放射線に関する勉強を沢山させてもらい、今度は感染症に関する勉強をさせてもらっています。
そうやって、少しずつ賢くなってはいるのかなと・・・。

明日と明後日は定休日です

今日は月曜日、食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日は定休日です。

この一週間、外出の自粛が呼びかけられる中、遠くからあるいはご近所から、意外にも沢山のお客さまにご来店いただきました。
皆さまには、改めて厚く御礼申し上げます。

そしてこの一週間、ハラハラドキドキの一週間でもありました。
今や世界的規模で感染が拡大している、新型コロナウイルス肺炎の動向から目が離せません。

今から一ヶ月以上も前のことですが、まだ未知の「新型肺炎」と呼ばれていた頃、私の脳裏に「新型肺炎で世界が止まる。」と言う言葉が浮かび上がり、頭から離れなくなりました。
今まさに、そうなるかも知れない状況になりつつあり、何だか胸がザワザワドキドキしている私です。

こんな予感、当たらなければいいが・・・と思う一方、もし避けられないのなら向かい合うだけと腹を決めています。
ま、ちょっと大げさに考え過ぎかも知れませんが、不特定な方がお出でになる店をやっているので、むしろそのくらいの緊張感はあった方がいいのでは・・・と。

いずれにしても、日々油断することなく、手洗い消毒などの基本的な防除を怠りなくすることですね。
この次から店舗内の空間除菌をする準備もしています。
狭いので、そこそこ効果も上がるのではないかと思っています。

まずは自分が感染しないこと、そして店が感染の中継地にならないように最大限の警戒を怠らないこと、この二つに尽きると思います。
皆さまに安心してご来店いただけるよう、手を尽くします。

現金の消毒を考えてみる

ネットで検索して見ると、今回のコロナウイルス騒動で、やはり現金に触れることのリスクが話題になっている様子です。
確かに昔からお金はある意味汚いと言われて来ましたから。
何時どこで誰が、どんな手で触れたか分かりませんからね。

今の状況では、店で商品と現金を交換する際のリスクは、売る側にも買う側にも同じように存在します。
ほとんどの場合心配はないと言えるのかも知れませんが、万が一当たってしまったら誰のせいにするわけにも行きませんから、ま、店を構えている側としての社会的責任を考えて、何とか消毒する方法はないものかと模索中です。

それでとりあえずイケるのではないかと試し始めたのは、やはり次亜塩素酸水を使う方法です。
空間除菌にも使われる次亜塩素酸水ですから、現金の消毒に使えるのではないかと考えたわけです。

レジスターのキャッシュトレーに次亜塩素酸水を浸み込ませたキッチンペーパーを敷き、その上に紙幣や硬貨の入ったボックスを置きます。
引き出しを閉めれば、中は密閉されたごく狭い空間ですから、すぐに次亜塩素酸が充満します。
トレーを開く度に、かすかに塩素臭がしますので、一応効果は上がっているのではないかと思っています。

さらに、一日が終わって現金を引き上げたら、シール容器に次亜塩素酸水を浸み込ませたキッチンペーパーを敷き、紙幣はそのまま硬貨はボックスに入ったごと入れて蓋をします。
翌日の営業開始時間まで開けないようにしておけば、かなり効果的に殺菌出るのではないかと考えています。

低濃度でも効果が減少しない次亜塩素酸水、しかもコスト的にはアルコールの1/200以下です。
そしてこれが最も重要なことですが、ウイルスも細菌も、次亜塩素酸に対しては耐性が生じないことが知られています。
※注 次亜塩素酸水は、次亜塩素酸が溶け込んだ水溶液のことを言います。

なお引き続き情報を調査して、効果の程度を確かめたいと思っています。

温水ボイラーの修理完了

Do it yourself

暖房用温水ボイラー 前の家主が設置したもので、20年近く前の旧型です。
家の軒下に設置されていて、冬の間は雪囲いの中に閉じ込められることになります。


Do it yourself

全面カバーパネルを外したところ。
左側底面に振動センサーが取り付けられています。
リード線は、仮復旧のため短絡してあるのがお分かりになるでしょうか。
赤い線、緑色のビニールテープが巻いてある部分。


Do it yourself

これが振動センサーです。右側が新品、左側が故障して取り外したもの
感度は、100~170ガル 直径が100円玉くらいの小さいものです。

先日の記事で取り上げた暖房用温水ボイラーのパーツが届きましたので、取り付けて修理完了しました。

ま、この程度のことを自慢してもしょうがないのですが、何かの参考になればと思いまして・・・。

福島県内、初の感染確認

新型コロナウイルの感染者が増え続けている中、今日初めて福島県内でも1名の感染が確認されました。

詳細は、内堀知事が記者会見で発表中なので、注視したいと思います。
クルーズ船ダイアモンドプリンセスから下船した乗客だとのことです。

これで警戒レベルを一段上げざるを得ませんね。
とは言え、まだ営業を休止するなどの対応に及ぶ必要はないと考えています。

ご来店のお客さまに、手指の消毒の徹底をお願いすることや、出入り口の扉周りを消毒液を含ませたペーパータオルで度々拭くなどの対応を取りたいと思います。

悩ましいのは現金の授受ですが、一旦お金に触った手では、消毒しないまま商品その他の物には触れないようにするなどの注意もいたします。
お客さまにもご協力をお願いする場面があるかも知れません。

レジスターは、一日に何回か消毒液で拭くなどの対応をとります。
また、キャッシュトレー内に次亜塩素酸水を含ませたティッシュペーパーなどを入れておけば、次亜塩素酸蒸気による殺菌効果を期待できるかも知れませんので、これから調べてみます。

あるいは、店舗内全体を除菌環境にする方法もあるようなので、いよいよとなった時は、それもありと考えています。

まあ、毎日毎日こんなことばかりですが、ここで嫌になってしまってはこれまでの努力が水の泡です。

こうした注意は、何もコロナウイルスに限らず、インフルエンザやノロウイルスなど数ある感染症に共通の防御となり得ますから、この際いい勉強になると思って取り組んでいます。

もちろん明日も通常通り営業、皆さまのご来店をお待ちしております。

次亜塩素酸水をつくる

今や市中でほとんど手に入らなくなったアルコール消毒液ですが、それに代わるものがあるはずと、いろいろ調べているうちに見つけたのが、次亜塩素酸水というものでした。

水道の滅菌用として使われている次亜塩素酸ナトリウムは、漂白剤としてまた除菌消臭剤として家庭でも使われており、ウイルスを不活化させる働きがあることから、調理業務の現場でもよく使われています。
しかしアルカリ性が強いので、手洗いなど身体に直接触れる使い方には適しません。

この次亜塩素酸ナトリウムを酸で中和してpH6.5~7.0の中性にした水溶液が次亜塩素酸水です。
次亜塩素酸ナトリウムよりさらに強い殺菌力やウイルス不活化力があり、低濃度でも効果が減少せず、しかも身体に対して安全だとされています。

次亜塩素酸水についての詳細は、以下のリンクより参考資料を見てください。
<参照1> 「次亜塩素酸水」
<参照2> 「いつかここに」

さてこの次亜塩素酸水を家庭で簡単に作ることが出来ると言うので、紹介されている方法でつくって見ることにしました。
材料の次亜塩素酸ナトリウムは食品添加物として容易に入手可能ですし、炭酸水も飲料水ですからこれも入手は容易です。
あとは、pH試験紙またはpH計、保存容器やスプレーボトルなどを用意します。

今日はそれらが揃いましたので、早速調合して見ました。
薄めずに使える範囲で最高濃度の250mg/ℓのものを10ℓつくりました。

これを霧吹きに入れてアルコールと同じように使います。
アルコールと違って短時間に蒸発しませんので、少し待ってから濡れた手をティッシュペーパーで拭きます。
もう少し濃度を下げれば、口の周りや鼻や喉に向かってスプレーしてもいいみたいです。
詳しいことは、<参照2>のブログ「いつかここに」を詳しくご覧になってください。

眠いです

いつもなら昼寝をして3時起きの睡眠不足を解消出来るのですが、今日は朝から暖房用の温水ボイラーが故障し、雪が降る屋外で修理をしたせいで、もはや起きてはいられません。

このボイラー、数か月前から挙動がおかしくなり、地震でもないのに対震感知エラーが出て起動出来ないことが度重なるようになっていました。
これまでは、電源再投入で復帰することがほとんどでしたが、今日は何度やってもダメ。
折しも明日にかけて降雪との予報が出される中、寒いのは敵わんと、修理に挑戦しました。

まずは、雪囲いの一部を外してボイラーにアクセス出来るようにすることから始めなくてはなりませんでした。
本体カバーを外し、振動センサーが取り付けられているあたりを点検しましたが、外見上は何の異変もありません。

多分電気的な接触不良だろうと考え、電極を掃除して再接続したところ、立ちどころに復旧しました。
と思ったら、しばらくしてまた不調。

ひょっとすると振動センサーそのものがイカれているかも知れないと思い、また雪囲いを外すところからやり直しです。

今度はセンサーを外して導通試験をしてみると、やはり導通が不安定でした。
電極を磨いたり、ひょっとしてこれで直るかもと本体を激しく振ったりして再装着して見ましたが、やはりダメ。
仕方がないので、電極を短絡して仮復旧させました。

幸いにも、部品はすぐに見つかり、モノタロウに注文しましたが、部品代が369円なのに送料が500円!には驚きました。
しかし、1000円以内で元通りに直るなら安いものと納得。

明日か明後日、それが届いたら部品を取り替えて修理完了します。

さて、あとは寝るだけです。

明日も、通常営業です。

二日間の定休日が過ぎて、明日からまた営業です。
コロナ対応も、今のところ特別なものはありません。
ご来店のお客さまに、手指の消毒をお願いする以外は、普段通りです。

アルコール消毒液も、先日入手したものがまだここ当分の間持ちそうですし、明後日からは、次亜塩素酸水による消毒体制も整います。
これで多分、終息するまでの間、消毒剤に困ることはないと思います。

あとは、自分たちが感染しないように適切な危機管理をすることです。
ここ一二週間の間に、福島県内で感染者が出るかどうか、そこを注視しています。

さて、明日もおいしいパンを焼きますよ!
酵母の調子は絶好調です。

ライ麦のパンだけは予約注文制ですが、その分他のパンを多めに焼くことにしていますので、お求めの方よろしくお願いいたします。

皆さまのご来店をお待ちいたしております。

危機対応力

今回のコロナウイルス騒ぎで考えさせられたことは、私たち一人一人のまた集団としての社会の危機対応力は十分だったか?ということです。
否、現状を見れば、十分なわけはありませんね。
やはり大切なのは、日頃の備えです。

今回のことで言えば、マスクや消毒液などの物質面だけでなく、感染症に対する科学的な情報とそれを理解する能力、対応のための訓練(イメージトーニングも含みます。)、また国家として、緊急事態に対応するために必要な法律を整備しておくこと、どこにどこまでの権限を与えておくかなど、備えるべき項目は多岐にわたると思います。

それらの中で、私たち自身にとって一番重要なことは、感染症に対する学習をもっと真剣にしておくことだと思います。
医療の専門家には遠く及ばないとしても、説明されたことを概略でも理解出来るだけの予備知識を日頃から持ち合わせて置くことがいかに大切か、今回、私にはそれがよく分かったような気がしています。

専門家の方々の中には、もどかしい思いをしている方が多くいるのではないかと思います。
勉強の足りない政治家もメディアも、伝えるための言葉を編み出せないでいるし、一方で聞く側の国民のリテラシーは低いとなれば、効果の上がる対策など打ち出すことは出来ません。

マスクやアルコールを買い占めて高値で転売するなど、法律以前に許されざる行為だと思いますし、トイレットペーパーやティッシュペーパーを買い込む、果ては米やその他食料品までもとなると、人々がいかに不安に駆られて冷静さを失っているかがよく分かります。

しっかりしなくちゃいけません。

また、子どもたちの教育現場から始めなくてはならないことも沢山あると思います。
こんな時に休校なんかしないで、通常の授業に代えて公衆衛生教育や感染症教育をすればいいのに・・・と思います。
尤も、教師たちにそんなアドリブが出来るかどうか、それが問題でしょうが。

震災の時の福島を思い出しています。
否、本当にあの時は大変でしたから。

疲れる一週間でした

食工房の営業の一週間がまた終わりました。
この週は、平日も土日もいつもになく多くのご来店のお客さまがいらしてくださって、その点では沢山の元気をいただきました。
皆さまには、改めて厚く御礼を申し上げます。

明日と明後日は定休日、店は休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

一方、この一週間、何だか知りませんがとても疲れました。
多分、コロナウイルスへの緊張感が続いたのが原因なんでしょうね。

正直変な恐れとかはありませんが、感染することはぜひとも避けたいので、一瞬たりとも危機管理を怠ることの無いよう、うっかりミスでそれまでの警戒が水の泡になってしまうことが無いよう、気を緩められないということが疲労感に繋がっているのだと思います。

そしてまだここ当分の間、これが続くのですね。

明日は仕事は休みですが、用足しや買い物で外に出るかも知れませんので、それはそれでかえって緊張感が高まることになります。
危機管理、このことを常に念頭に置いて行動したいと思います。

皆さま、お互いに注意し合って、この危機を乗り切りましょう。

今年は、高知行きを断念

毎年この時期、郷里の高知に出かけます。
いつもなら一週間程度の臨時休業を告知申し上げるところですが、今年はコロナウイルス渦のため、出かけることは止めました。

一昨年母が亡くなって、昨年の今ごろでしたが納骨も終わり、毎年この時期(母の誕生日の頃)に顔を見せに行く理由も無くなったのではありますが、妹が居りますし親類縁者とのつながりを確かめ合う意味でも、毎年一度くらいは出かけようと決めていたのです。

ま、しかし、今回は仕方がありません。
否、こんなことになるとは、夢にも想っていませんでした。
人生、何があるか分かりません。
あの東日本大震災を体験した時と同じような感覚が、今の私にはあります。

それでもありがたいことに、今のところ営業は続いていますし、本日も多数ご来店を賜りました。

世の中はもはや騒然としていて、この後何が起こるか分かりませんが、一歩一歩足元を見つつ周りを見つつ、商売を続けて行きたいと考えています。