月別アーカイブ: 2020年10月

台風がやって来る

まだ10月ですから、台風が来てもおかしくはないのですね。

台風14号が、日本列島に近づいています。
西日本は、すでに影響を受けています。
こちら東北は、明後日以降でしょうか。
逆に明日は、晴れ間も見えお天気は悪くないようです。

週末はあいにくのお天気になりそうですが、実際のところはどうでしょうか。
台風のコース次第で、大した影響を受けずに済みそうでもありますので、何とか逸れてくれることを祈ります。

福島県は、昨年は台風19号で大きな被害が出ていますから、今年は勘弁して欲しいと思いますね。
我が家は、水害の心配はしなくて良い場所ですが、下に向かって崖崩れは、無いとは言えない地形になっています。
まあ、無事を祈るしかありません。

それより差し迫って対策が必要なのは、熊除けです。
今夜ももみ殻を燃やして煙を立てます。
これは、効き目があるみたいです。

私たちにはもう分からなくなってしまいましたが、ご来店くださった方は、あたりに煙臭いにおいが残っているのがお分かりになるかも知れません。
嫌な臭いとお感じになる方もいるかも知れませんが、どうぞご辛抱くださいますように。

明日は、いつもどおりにパン焼きです

定休日明けの木曜日、明日はいつも通りパンを焼きます。

すでに今日のうちに、酵母の仕込みと粉の計量を終わらせています。

その粉を計量している時のことです。
自分たちで作付け収穫した麦を、粉に挽いてパンに焼くために秤で計量しているのだな・・・、そう思ったら何だかとてもとても深い満足感を覚えました。
こんな幸せな気持ちは、他の何をもってしても味わえないだろうと思うくらい。

明日は、この気持ちを、喜びを、すべて注ぎ込んでパン生地をこねます。
「おいしいパンになーれ!」と、おまじないをかけながら。

そして、皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

麦踏み、予定通りに

麦ラボ

中島第2圃場のライ麦
麦踏み前


麦ラボ

ライ麦
旺盛に育っています。


麦ラボ

中島第3圃場のスペルト小麦
麦踏み前


麦ラボ

中島第3圃場のスペルト小麦
一見ひ弱に見えますが、石だらけの圃場でたくましく育っています。


麦ラボ

中島第2圃場のライ麦
麦踏みが終わりました。

相変わらず熊出没騒ぎで気が休まりませんが、予定通り麦踏み作業をしました。
中島第2圃場のライ麦と中島第3圃場のスペルト小麦です。

どちらも、ちょうど良い程度に成長してくれましたので、ここで一度踏んでダメージを与えることにより、それが刺激となって以後の成長が促進されることを狙っています。

いつも踏む時には、本当に大丈夫かな・・・と思うものですが、この頃ではもうそんな心配をすることもなくなりました。
今までに、踏まれて枯れてしまったことなど一度もなく、一週間もしないうちに倍旧の勢いで盛り返して来る姿を幾度となく目の当たりにして来たからです。

今日は、麦踏みを一度して見たかったという方が、見学方々参加してくださいましたので、広い圃場も予定時間内に終えることが出来ました。

この後、ライ小麦と南部小麦を踏めば、一回目の麦踏みは終わりです。
今年は、この後の育ち具合を見て、2回目を踏むかどうか決めようと思っています。

こうやって収穫に一歩ずつ近づいて行くのですね。
手応えのある、否、今日は足応え?のある仕事をしました。

ちなみに今日は、熊の足跡を3ヶ所発見しました。
麦踏みしていた麦畑の中です。

明日と明後日は、定休日でございます

毎度申し上げまして恐縮です。
明日と明後日は、定休日休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

それはそうと、このところ毎日のように熊の話題ばかりで申し訳ありません。
今日も今日とて、また足跡が付きまして、少々まいっております。

獣害対策マップをご覧くださっている方は、日に日に印が増えて行くのをお分かりのことと思います。
そしてその印が次第に食工房に近づいていることも。
隣近所の皆さん共々、戦々恐々としております。

それにしても行政の対応は、今一つもどかしい・・・。
法の定めによれば、人の命よりも熊の命の方が重いようです。
全く嘆かわしいことです。

さてさて、明日はどのような一日に。
麦踏みを予定しておるのですが・・・。

もう一頭の足跡

熊出没

足跡は、道路から畑に下りて、奥の藪に向かっています。
人家(画面右上)のすぐ近くだということがお分かりになりますか。


熊出熊

証拠保全のため、メジャーを置いて写真を撮りました。
この後、耕さなくてはならなかったため。

一昨日、箱罠に捉えられた熊、どの個体であったかは別にして、他にもう一頭いるはずと思っていました。
その証拠が今朝見つかりました。
昨日まで無かった足跡が、すぐ近くの畑に付きました。

大きさからして、先日麦畑で種まきをしていた日に見つけたものと同じサイズです。
やはりこれが本命なのではないかな・・・と思う私です。

それにしても、22cmというサイズ、土の沈み具合から推定される体重、いずれにしてもツキノワグマとしては十分大型の成獣であることは間違いありません。

そしてそこからは離れた場所である高野圃場の近くにも、同じ個体のものと推測される大きな足跡が二ヶ所、往復しているところを発見しました。
草むらを漕いだ跡もあり、可能性として下の中島から上がって来た、または下って行ったのではないか・・・と言うより、日常的に往復しているのではないかと思っています。

実は、まだこの他にも数ヶ所、草むらを漕いだ跡を発見しており、これらの痕跡を地図上に落として見ると、この熊の行動範囲がいったいどこまで広がっているのか、驚かざるを得ません。

今日は日曜日でしたが、予告なく市の獣害対策担当の方が訪ねて来られましたので、ちょうど良い機会と、これらの痕跡をすべてご案内しました。
明日にも、早速手が打たれるものと思います。

今夜も、もみ殻燻炭を作りながら煙を立てています。
食工房の明かりも点けっぱなしにしておきます。

でも今度の一頭が捕まれば、今シーズンはとりあえず安心出来るのではないかと思っています。

それから皆さま、ニュースなどですでにご存じかと思いますが、喜多方駅のすぐ近くの市街地で熊が出没しケガ人が出ました。
そして、逃げたその熊を見つけることが出来ないまま二日が過ぎています。
全く驚くやら、呆れるやら・・・。

私は、今後こうしたことがあちこちで度々起こるようになると思っています。
何故かって?
それは、人間が自分たちの周りの自然に、あまりにも関心と注意を払っていないからです。

フォカッチャをつくる

デュラム小麦

フォカッチャはイタリアのパンで、平たく焼いたパンのことを言います。
ピザのご先祖だとも言われています。
材料の小麦粉は、もちろんデュラム小麦を使います。


デュラム小麦

切り口を見ると、はっきりと黄色だということが分かります。

イタリアのパン、フォカッチャは、ずいぶん前から知ってはいましたが、造ってみたいという意欲は今一つ湧きませんでした。
北欧系のパンに興味が偏っていたからかも知れません。
それが変わったのは、デュラム小麦を栽培し始めてからです。

初めの数粒から、茶碗一杯になり、バケツ一杯になり、そして今年は20kgほど収穫し、精麦製粉を経てセモリナ粉を得ることが出来ました。
そこまで来て、やっとイタリアのパンに目が向いて来たというわけです。
何という回り道!
まあでも、それが食工房流です。

前置きが長くなりましたが、本日のフォカッチャの出来上がりはいかが相成りましたか・・・?
ご覧の画像のとおりです。

で、食味食感はどうだったかと言うと、食感はふんわりもっちりで問題なし。
食味は・・・、これが面白いことに、マカロニやスパゲティの味がするのですね。

まあ当然と言えば当然ですが、パンになってもデュラムはデュラムの味がするのだな・・・ということで、この小麦がデュラム小麦であることは間違いないと確認した次第。
ただ、今年の収穫はわずかしかありませんので、販売まで行けるかどうか分かりません。
次はグリッシーニの食工房版とも言えるバタービスケットをデュラム小麦粉配合で造ってみます。

ちなみに、フォカッチャの試食品、まだ沢山あります。
明日ご来店いただければ、差し上げます。

熊、捕獲さる

先週の金曜日に設置された箱罠に、今朝方熊が入りました。
私たち地元の人間は、毎日気にしていますから、いち早く気づき様子を見に行きました。

体調1mくらいのメスでした。
これが、監視カメラに捉えられていた熊と同一個体かどうかは分かりません。

ところが、一時間くらい後になって処理しに来た役場の人も猟友会の人も、私たちには一声もかけずにさっさと帰って行きました。
区長も、何も報告を受けていないと言います。

本当に、こんなことでは困ります。
私たちにとって、これで安心出来るのか、まだ他にもいてなお油断が出来ない状況なのか、いろいろと情報を知りたいわけです。
そこで来週早々に、区長が申し入れしに行くことになりました。

さて、この件はそこまでにして。

明日はまたパン焼きです。
明日は、デュラム小麦を使ったパンの試作をやります。
イタリア風に、オリーブ油を入れて生地をこね、フォカッチャというスタイルのパンを焼いてみます。

試食してみたい方、どうぞご来店ください。
焼き上がりは、午後の方が確実です。

本当はコロナがなければ、店頭コーヒーサービスなどもしながら、いろいろなアレンジで試食していただくことも出来るのですが、何しろ状況が状況ですから、少しずつお持ち帰りいただくようにしたいと思っています。

かぼちゃあんぱんも再開しております。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

感染対策、万全を期しております。

10月1日なのですが

熊の出没騒ぎで、いろいろなことに手を付けられないでいます。

本当なら、今日からシュトレンのご予約受け付けを始める予定でしたが、まだ準備が出来ていません。
賞味期限変更の告知もまだでした。
百姓三年生進級祝サプライズパンセットの売り出しも・・・。

どうもいけません。
落ち着いて取り組むことが出来ないのですね。

毎日夕方になると、火を焚く準備をしなくてはなりませんし、もみ殻を集めて来なくてはなりません。
朝は畑の見回りに行きますし、余計な用事でなおさら忙しい。

まあ、愚痴ばかり言っていても仕方がありませんから、遅れながらも最後までやることはやりますので、今しばらくお待ちください。

話は変わって、今日は件の熊ではなく、別の熊が駆除される騒ぎがありました。

早朝のこと、集落の別の方角の場所で、猪用に仕掛けたくくり罠(ワイヤーで足を拘束するタイプの罠)に熊がかかりました。
親子二頭で行動していて、子熊(二年子でかなり大きかった。)の方がかかったようです。

当然母熊は子熊を置いて立ち去ることはあり得ませんから、二頭で立ち往生しているところを通りがかりの人に発見されます。
すぐに猟友会が出動して、子熊の方は撃ち取ることが出来ましたが、親熊の方は取り逃がしたそうです。

この熊は、一昨日監視カメラに映った個体とは別の個体のようです。

いやいや、いるんですね!

一つの集落の中に、計三頭もの熊が活動しているというのは、いくら何でも多過ぎです。
まだまだ当分の間、落ち着いていられません。