一昨日、猿の群れがやって来て緊急対応しましたが、翌朝山の上の方で猿の呼び声が聞こえたものの、その後は気配が遠のきました。
一方、イノシシも熊も、何の痕跡も見つかりません。
どこか近くに潜んでいるのでしょうが、尻尾を掴むことが出来ません。
そうしている間にも、麦畑は確実に実りの時期を迎えていますので、今のうちにと圃場の周りをネットで囲っています。
何しろ資材費を安く上げるために、杭は竹を切り出して使っています。
藪の刈り払いを兼ねていますので、一挙両得というわけです。
しかし手間は大変です。
まあそれでも、何とか間に合うのじゃないでしょうか。
その一方で、行政の打つ手はいかにも緩慢で、私たちが被る被害の深刻さに比べたら全く吞気なものです。
野生動物の数が減ることは、どんな理由であれお好みではないようです。
もっともこれは、街に住んでいる大多数の方の感覚なのでしょう。
私たちが、毎日毎日、獣たちへの対策のためにどれほど時間と労力を割かれているか・・・!、それが何のためであるか、単に作物を守るためだけではないということを理解してもらうのは、否、とてもとても難しい、遠い遠い話だと思っています。
ま、私たちのことは私たちで何とかしなくては・・・、その努力は少しずつですが報われる時に近づいていると信じています。
そのせいだか、今のところ敵は静かです。