日別アーカイブ: 2021年6月25日

まわりの野生で起こっているドラマを想像する

昨日のこと、麦畑に隣接する耕作地にイノシシと熊の足跡が付きました。

熊の足跡は、何かを追いかけるか、逆に追いかけられたか、すごい勢いで駆けた様子が見て取れました。
イノシシも同様で、両者の足跡は交叉していました。

そしてイノシシは、麦畑の周りに張り巡らしてあるネットに激しく突っ込んで網目を切って中に入ったようです。
おかげで、どうたどって行ったものか、一番はずれのじゃがいものあるところまで来て、太り始めていたじゃがいもを食害しました。

これはこれで深刻な被害で、別な対策も検討しなくてはなりません。

そして今朝のこと、獣たちがやって来た気配は一切なく、肩透かしを食った気分で帰ろうとした時、道端に落ちている小さな糞に目が留まりました。

大きさや形からキツネの物だと思われましたが、よく見ると毛のようなものがびっしりと混ざっていました。
それがどう見てもイノシシの毛のようで気になって仕方がありませんので、棒の先でつついてほぐして見ると、糞はほとんど毛のかたまりのようでした。

一瞬、麦のノゲかな・・・?と思いましたが、麦の実の部分の残渣は一切ありません。
上の娘が言うには、「ノゲなら細かく折れたり切れたりするし、これはどう見てもイノシシの毛だよ。」と。

しかし、キツネがイノシシを捕食するとは考えられませんから、だとするとイノシシが何らかの理由で死んで、それを食べたとしたらあり得る話です。

でも、何故イノシシが死んだのか?
熊なら襲うということはあり得ますが、このところ出没している子熊は、イノシシに手を出すとも思えません。

ひょっとして何か感染症(豚熱)にかかって弱っていたとか・・・。

結局、何があったのかは分かりませんが、イノシシの毛が混ざったキツネの糞があったことだけが事実です。

今日は、とっさのことで思い付きませんでしたが、明日もう一度現場に行って、バーナーでその毛を焼いてみましょう。
髪の毛が焦げるような匂いがしたら動物の毛です。
そうじゃなかったら、植物の繊維か何かです。
麦のノゲかも知れません。

でも、キツネが麦を食べるでしょうか・・・?あり得ないことだと思いますが。
そうするとキツネの糞じゃない?
いやいや、分からなくなって来ました。

しかし、ここ数日、カラスがやけに騒がしいのです。
近所の人も気がついていて、何か来てるのかな・・・などとしゃべり合ったところです。

「おーいカラス!イノシシが死んでなかったか?」
そこまで話が通じるようなら素晴らしいのですが、うーん、まだまだ修行不足ですね。

ドローンを飛ばして探索するという手もありますが、時間とお金がありません。

しかしそれにしても、毎日毎日、周辺では激しい獣たちのドラマが繰り広げられているに違いありません。