麦畑が実りの季節を迎えています。
開花の時期を過ぎ、少しずつ実が熟し始めています。
まだ緑色をしていますが、気が気ではありません。
と言うのは、イノシシがうろついているからです。
彼らは、穀物が大好物です。
量当たりのカロリーが高くて、栄養豊富ですから。
そこで圃場の周りをネットで囲う作戦なのですが、被害に遭う前に囲い切れるかどうか、そこを心配しているわけです。
否、何とかして囲い切りたいものですが、一方、何か別な方法でイノシシが近づかないような作戦は立てられないものかと思うのですね。
あるいは、捕獲して殺処分するとか。
圃場の周りを囲うなんてのは、いちばん受け身で消極的な対応ですから。
役場には駆除願いを出していますが、いつ対応してもらえるのか、今のところ動きはありません。
これは、ある意味命がかかっているのですよ。
昔の農民の気持ちが分かります。
大事な作物を餌食にされるくらいなら、その前に撃ち殺して肉を食いたいと。
この生ぬるい社会の中で、多分こうした命のやり取りを理解してはもらえないであろうことに、釈然としない思いばかりが募る私です。