月別アーカイブ: 2021年11月

明日は初シュトレン

今シーズンのシュトレンの製造を、いよいよ明日から開始します。

毎年、ご注文もまだまだこれからという時に、こんなに早くから造り始めて大丈夫かな・・・と思うのですが、それが12月に入るといつも間に合うかな・・・という状況になるので、先を信じてやることにしています。

すでに材料の仕込みは完了しています。
明日の朝から、一日かかる仕事になります。
明日の食工房は、一日中ずっといい匂いが漂っていることと思います。

尤も、シュトレンは焼き立てを販売するものではありませんので、明日は匂いだけでご勘弁くださいね。

その代わり、栗パイを明日も焼くそうです。
焼き立てがあるということで、どうぞお楽しみに。

皆さまのご来店を、お待ちしております。

パンセット、ご好評御礼

食工房

百姓4年生進級記念サプライズ、収穫の恵みパンセット
6点詰め合わせ 2,000円

百姓4年生進級記念、収穫の恵みパンセットを発売して間もなく一ヶ月になりますが、おかげさまでご好評のうちに30セット余りを完売いたしました。
残り20セットを切っております。
関心をお持ちの方は、どうぞお早めにお問い合わせまたはご注文ください。

何と言っても内容に対して大変お得な価格設定となっております。
収穫の恵みパンセットの名のとおり、食工房自前の圃場にて収穫された麦、ライ麦、スペルト小麦、南部小麦、デュラム小麦がそれぞれ使われたメニューが勢揃い、中でも南部小麦の食パンは、このセット専用の限定品です。
またこれも自前の圃場で収穫したかぼちゃを使ったかぼちゃあんぱんも2個入っています。


今週も、栗のパイがありますよ!

先週末、サプライズで店頭販売し、ご好評のうちに完売した栗パイですが、明日もご用意いたします。
販売は店頭のみ、限定30個です。
ただし、焼き上がりは午後2時前後になります。

ちょっと頭を冷やします

昨日は、ちょっと頭に血が上ってしまったかと思う内容になってしまいました。

私も、もとはと言えばエンジニアの卵でしたから、脱炭素・・・、本当はカーボンニュートラルと言わなくてはなりませんが、その意味するところは理解しているつもりです。

気候変動や地球温暖化に対して、カーボンニュートラルが無関係だとは思いませんが、どうもこのカーボンニュートラルが声高に言われる裏には、いろいろな利害が絡んでいるようで、私なんかが首を突っ込んでも収集が付かない話だと思い至りました。

もちろん、環境問題はずっとずっと広範な大きな課題であり、エネルギー問題もその中に含まれていることは確かですが。
もっと問題を整理してから、また触れたいと思います。

私には私の地平があり、そこから地球が見えている、だからちよっと言いたくなったのだと、それだけご理解ください。

ではまた。

環境問題を単純化するな

飯豊の空の下から・・・

人為無くして生まれ得ぬ風景です。


飯豊の空の下から・・・

子どもの頃、走り回って遊んだ時と同じ風景が、ここにもある安心感。


麦ラボ

中島第2圃場のライ麦
周りが枯れ葉色になる頃、鮮やかな新緑を見せるのが麦です。

近年、自然災害が甚大化していると言われます。
降っても照っても、吹いても凪いでも、いつも何かしらの災害を招いています。

その原因は気候変動に、それも温暖化にあるとし、その原因は人類の活動による温室効果ガスの排出にあり、その筆頭が二酸化炭素であり、それは主に化石燃料の消費によって排出されるものであり、その中の一番の悪玉が石炭だと、世界の論調はもはやそこまで突き抜けてしまっています。

化石燃料業界は、先の見通しが暗いことから、石炭だけでなく石油に関しても、もはや新たな投資は行われない動きになりました。

一方で、再生可能エネルギーへの期待は、異常なまでに過熱気味で、太陽電池パネルと風車、本当にこんなものでエネルギー問題が解決すると思っているのか!こちらも愚かな暴走だとしか思えません。

それより、環境問題という大きなテーマをエネルギー問題にすり替えてしかも単純化して、脱炭素がすなわち世界を救うのだと信じるなんて、私には出来ません。

地球は、それ自体が一つの大きな生命体です。
だから、自らバランスを取っています。
人類がいて何かすることもその中に含まれています。

もっともっと、地球のお母さんの声に耳を傾けなくては。

・・・とここまで、ちょっと時間切れとなりましたので、明日以降に続けます。

お子さまとともに、食工房のシュトレンを!

シュトレン

食工房のシュトレン
1個 約800gのビッグサイズです。

このブログの2017年11月22日の記事、「シュトレンを子どもに食べさせても大丈夫か、との疑問」へのアクセスが、急激に増えています。

毎年この季節の傾向ではあるのですが、「シュトレンは大人だけの食べ物」みたいな記事も未だに散見されますので、改めて食工房のシュトレンについてご説明申し上げます。

まず問題のラム酒漬けドライフルーツですが、食工房のシュトレンは、ドライフルーツをラム酒に漬け込むことはしません。
香り付けのために、少量のラム酒をバニラオイルと一緒に振りかけて、一晩馴染ませるだけです。
これで十分良い香りが付きますし、焼き上げる段階でラム酒のアルコール分は完全に飛んでしまいます。

そもそもシュトレンの場合、ドライフルーツをラム酒漬けすることは、必ずしも定義となっているわけではありません。
それが、いつの間にかそうでなくてはならないかのように語られているのは、とても不可解な事です。

むしろ重要なのは、シュトレンスパイスと呼ばれる定番のブレンドスパイスの方です。
これが入らないと、シュトレンの素晴らしい香りを醸し出すことが出来ません。

この点、スパイスワークこそ食工房の生命線と自負していますから、定番プラスアルファのレシピでシュトレンスパイスを調整しています。

香りに関してはさらにもう一つ、私の郷里高知県の特産品「土佐文旦」の皮を砂糖煮したものをダイス切りしてドライフルーツと一緒に具材としています。

オレンジピールなどが用いられることも多いのですが、この自家製の文旦ピールは、風味ともに他のどんな柑橘系の材料にも勝るパフォーマンスを発揮します。

また、中にマジパンを入れるのも、これもそれが定番というわけではなく、いろいろなアレンジがあっても良いのです。
食工房は、粗挽きしたミックスナッツを適量生地の中に散らして、香ばしい風味を出すようにしています。

そして、ベースとなるパン生地は、もちろん自家製酵母で発酵させます。
そこに、自前の圃場で収穫したスペルト小麦全粒粉も加わって、どこにもない食工房のシュトレンの味わいが生まれます。

その風味を損なわないために、外側はバターとグラニュー糖で固めてあります。
そして最後に、その表面に粉砂糖を振ってお化粧しているわけです。

以上でお分かりになると思いますが、お子さまが召し上がって心配な材料は何一つ使用していません。
ラム酒は、前述のとおり、害にはなりません。

どうぞ、小さいお子さまもご一緒に、安心して食工房のシュトレンをお召し上がりください。

ただ今、ご予約を承っております。