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「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」公開しました

紙版、つまり紙に印刷された私たち食工房の通信、「飯豊の空の下から・・・ 」通刊70号2022年7月(文月)号を、インターネット上でご覧いただけるよう、pdfファイルを公開いたしました。

これも本来なら、毎月1度の習いだったわけですが、ここ一二年の間の忙しいこと、また70歳を過ぎて何をするにも少しテンポが落ちた・・・?こともあるかも知れません、時間が足りなくて思い通りに行きません。

まあ、それはもう仕方がないことでしょう。
いつまでも若者のように突っ走れるわけがありませんから。

で、今回は、7月から価格の値上げ改定を実施したこと、麦の収穫が無事終わったこと、8月を目前に控え夏季休業のお知らせもしなくては・・・等々、さすがに尻に火がついて突貫作業で仕上げたというわけです。

こうして毎日ブログを書いているのですが、食工房のお得意さまの中には、インターネットをご覧になることの無い方が沢山いらっしゃいます。
そしてブログをご覧くださっていても、それとは別に紙に印刷された通信を楽しみにしてくださる方も意外に多いのです。

ですので、毎月1号の努力だけは絶やさず、続けて行きたいと思っています。

多くの皆さまにご覧いただければ幸いです。

ページ最下部のリンクバナーをクリックしてご覧ください。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.70 2022年7月号をご覧いただけます。

IIDE


★馬路村の柚子ジャムと柚子マーマレードが買えるようになりました。

shokuko store何とありがたい!

籾摺り終わって一区切り

予定通り籾摺りを終わらせることが出来ました。

尤も、初めから終わりまでトントンとスムーズに運んだわけではありませんでした。

先ず、籾摺り機の中にネズミが侵入して酷いことになっていました。
それの掃除とメンテナンスでかなりの時間を費やしました。

そして始まったと思ったら、今度は雨が降り出す始末。
もはや中止も出来ないので、シートをかけて凌ぎました。
小雨だったので、何とか続行しているうちに雨は止みました。

その後はまあまあのコンディションで、1回目の脱ぷ工程が終わったのがお昼前でした。

2回目を通す必要がありましたので、午後からもう一度脱ぷ工程を繰り返しました。
これが終わったのが午後3時頃。
それから後片付けに3時間ほどかかりました。

一昨年、昨年のように写真を撮れば良かったのですが、まあそんな余裕はありませんでした。

で、今年のスペルト小麦は、収量が232.7kgで、種子用として別に20kg確保していますが、昨年よりは減収でした。
肥料が足りなかったかもしれません。

それでも、原穀の状態は決して悪くなく、選別下は20kg以下でした。
刈り取り時の状態が良かったことが幸いしたと思っています。

明日は、これを雪室に入庫します。
それで、今年の収穫が確定となります。

ま、ここで一安心というところですが、頭の中では、来年に向けての作戦を練っています。
まだまだ向上出来る余地があります。
否、それだから楽しい!

それにしても、疲れました。

食工房、明日と明後日は定休日です。

明日は、籾摺りが出来そう

スペルト小麦の籾摺り工程を何時やろうかと、お天気をに 睨んでいます。
今日までずっと乾燥機から出せないままです。

でも、明日はやっとチャンスがやって来るようです。
そのつもりで、食工房の仕事のスケジュールを空けています。
多分無事に終えられると思っています。

それを終わらせて雪室に入庫すれば、今年の収穫に関わる仕事は終了です。
無事に終わったら、本当にささやかに、お祝いの酒でも飲もうかな・・・と思います。

普段飲まない酒を飲んでみようか・・・と思うほどめでたいってことです。
何とありがたい!

コロナの動向、横目で見ながら

ここ数日の間の拡大のペースがすごいですね。
しかし、まだこれから先がもっとすごいと言っています。
来週には、一日当たりの新規感染者数が20万人を超えるだろうと。

そうなったら、しばらくの間社会は停滞するでしょうね。
行動制限など呼びかけるまでもなく、大多数の人は自粛するでしょうから。

一方で、気にしない人は、もう何も気にしないで行動するのでしょうね。

私は、状況を横目で見ながら、いつも通りだと思っています。
基本的な感染対策を忘れないようにする、それだけですね。

それから、ワクチン接種ですね。
これまでに3回のワクチン接種を済ませていて、この次24日に4回目の接種を予約済です。
ワクチン接種していても感染することがあるのは承知していますが、重症化と後遺症を防げるのは確かですので、接種を受けることに迷いはありません。

そんなわけで、ほとんどストレスなく過ごしています。

尤も、コロナ禍以降商売が厳しいことになっているのは確かで、それはまた別の問題です。

ひぐらし鳴く

ここ数日、明け方や夕方に、ひくらし(もちろんセミですよ)の声が聴こえて来ます。

少し前の猛暑続きの頃、早や夏が来たかと思えましたが、ひぐらしの声はほとんど聴きませんでした。
やはり節というものがあるのですね。

どんなに猛暑でも、8月にならなければミンミンゼミは鳴きませんし、秋の気配が漂う8月も終わりにならないとツクツクボウシは鳴きません。
今、朝夕にひぐらしの声が聴かれるようになったということは、これからが夏本番ということなのでしょうね。

ま、さぞかし暑い夏になることだろうと覚悟はしていますが・・・。
でも、ひぐらしの声を聴くと暑さも和らぐような気がするのは、私だけではないと思います。

明日の朝も、ひぐらしの鳴く声を聴きながら、パン生地の仕込みをしていることでしょう。
窓は網戸にして開け放しますので。

どうやら、今週中くらいは梅雨模様で、日中の暑さもほどほどで経過しそうです。

雨模様で合間の外作業も出来ませんので、頭を切り替えて久しぶりにIIDE(紙版・飯豊の空の下から・・・ )の編集を始めています。

明日も、皆さまのご来店、お待ちしております。

戻り梅雨か

猛暑が続いた後、今頃になって梅雨のようなお天気が続きます。
麦刈りは終わりましたから、野菜のために雨が降ってくれるのはいいのです。
その代わり、草も物凄い勢いで伸びます。
草刈り草取りが追い付きません。
さすがに、合羽着てまで畑で草取りはしませんからねぇ。

麦に関しては、一つだけ残っているのがスペルト小麦の籾摺り作業です。
乾燥機の中から出せないまま、時々循環させて風に当てています。
この次お天気が良くなったらやるってことで。

今日は日中のお天気は悪くなかったのですが、パン焼きの日でしたから、パンを焼いていました。
自分の麦か食べられるものになる最終工程ですから、これはこれで大変意義深くまた感慨深い仕事なのです。
今日も、おかげさまで良い出来になりました。

明日は、スコーンを焼いています。
今日のパンもあります。
皆さまのご来店、お待ちしています。

コロナ再び

この春以降、次々と行動制限も緩和されて人の動きも活発になり、経済も回り始めた今頃になって、再び感染拡大の第7波に入ったと報道されています。

しかし今度ばかりは、専門家分科会も政府関係者も行動制限は必要無いと言っているのですね。

それと言うのも、感染の機会がもはや至るところにあり、行動制限で人の流れを抑制しても効果が上がらないと言うのがその理由のようです。

まあ確かに・・・その一面はありますね。

ではどうすれば・・・という話になりますが、だから言ったでしょう!どこまで行っても一番重要なのは各人一人一人の感染対策なのだと。

マスクと手指衛生、自分のまわりにいつでもどこでも感染源があると想定して、必要な対策をするってことですよね。
例えば消毒液の持ち歩き、今でも励行していますよ、私。
近所の顔見知りの人の家を訪ねる時でも、マスクはして行きます。
そして外出から帰った時は、マスクはすぐに廃棄してます。

外で物に触ったら、手持ちの消毒液で消毒します。
例えば自動ドアでない入口でドアに触った時など。
でも、決して神経質になってはいません。
うまく習慣化出来るんです。こういうことも。

そしてまた今なお、次亜塩素酸水が役に立っています。
自分で調合して次亜塩素酸水を使うことが、実は最も安全かつ効果的に次亜塩素酸水を使う方法だと言うことを、改めて認識しています。
化学的知識に関心や興味のない方は、残念ながら使わない方が良いと思います。

話は戻りますが、食工房の店頭での対応は、以前からずっと今も変わりません。
店頭を、絶対に感染の中継地にしないと、固い決意で臨んでいます。

さて、明日は定休日明けパン焼きの日です。
皆さまのご来店をお待ちしております。

どこが違う?ライ麦の品質

ライ麦をパンづくりに取り入れるようになってから30年にもなります。
これまでに使用したライ麦の出所は、カナダ産オーガニックのものを手始めに、地元の複数の農家さんに作付けしてもらったもの数種類、北海道産のもの山形県の農家さんのもの、また全粒粉としては、アメリカ産のものオーストラリア産のものドイツ産のものなど、沢山のライ麦を試しています。

そして、最終的に自家産に落ち着いたわけですが、その理由は、一にも二にも品質です。
品質の中で最重要なのは、何と言ってもパンに焼いた時の味です。
これがどういうわけでしょうか?今自家生産しているライ麦に勝るものが無いのです。

地元の農家さんに作ってもらったものも、決して悪くはありませんでしたが、比べると分かる違いがありました。

外国産のものは、オーガニックの原穀を自家製粉したものでも、それしかない時はそれが一番でしたが、自家生産するようになった今となっては、比較にはなりません。

見た目はほとんど同じに見えるライ麦の原穀ですが、どこが違うのでしょう、パンに焼いた時の味は明らかに違うのです。
この違いを知ってしまった以上、自家生産を止めるわけに行かなくなりました。
実際にライ麦原穀のどこが違うのか、納得の行く理由が見つかるまで研究を続けなくてはなりませんね。

今年のライ麦は、昨年と同じ出来のように見えましたが、実際にパンを焼いて見るまで本当のところは分かりません。
近々試すことになる予定です。

ちなみに、今年は480㎏の原穀を得ることが出来ました。
今日までに、すべて雪室に入庫しました。

あとは、スペルト小麦の籾摺り工程が残っています。
この次お天気が回復してそれが終われば、スペルト小麦の収量も確定します。
相当な豊作であることは、ほぼ確実です。

食工房

夕方、南東の空に虹がかかりました。
食工房の後ろに輝く虹、どうかよいことがありますように。

麦刈り終わる

とにかく今日のうちに刈り終えると決心して、朝一番から動きました。
明日の天気が分からない、最早最高のコンディションで熟しているお宝のスペルト小麦を、もしも雨に濡らすようなことになったら、悔やんでも悔やみきれませんから。

娘二人にも頑張ってもらいました。
日中の暑さが厳しくて、何度も休憩を取りながら水分補給しながら、一方で時間と競争しつつ空を見上げながら、何とか最後までやり切りました。

これでもう畑に植わっている麦は無くなりました。
疲れと安心感で、完全に脱力です。

麦刈り日和が続く中

今年の麦の収穫は、お天気に恵まれています。
最初に南部小麦を刈り取った後、ライ麦を刈る前に一雨ありましたが、その後は晴れまたは曇りで経過しています。
麦もよく乾いて、機械で作業するのにも条件が良くなります。

先日に続いて、今日は残っていた中島第6圃場のライ麦を収穫しました。

ここは、水はけの悪い圃場のため、また初年度で肥料を沢山投入したことも効いて、丈が徒長して早い時期から倒伏していました。
刈り取りは難儀をすることになるゾ!と覚悟していました。

しかし、麦刈り日和が続いてくれたおかげで、思ったよりは順調に捗りました。
今日の午後いっぱいかかって、約150kgを収穫しました。
ただ今、乾燥機で乾燥中です。

それで今日また一つ貴重な経験となったことが一つ、今日の麦刈りは若干刈り遅れかも知れないと懸念していたのですが、意外にも驚くほど品質が良く、やはりギリギリ完熟を待つのもありだなと思った次第。

ただし、お天気次第で大後悔する羽目になる可能性もありますから、毎年毎年その判断が難しいということです。
ライ麦は、ハードルの高い作物だと言うことを、改めて認識したところです。
しかし、おかげさまでライ麦に関してはこれで一年分に十分間に合う収穫となりました。

明日は、デュラム小麦を。
首尾が良ければさらにスペルト小麦も収穫の予定です。
麦刈り日和も、明日までのようです。