月別アーカイブ: 2022年7月

世の中が暗くなる

とんでもない事件が起こりましたね。
言うまでもありません、安倍元総理大臣が選挙の応援演説中に凶弾に倒れました。

何かわけの分からない混乱が、日本を覆ってしまっているような気がします。
世の中、ますます暗くなるような。

ですが、今この私に何が出来るわけではありません。

明日は、いつものように早朝に起き出してパンを焼くだけです。
半日、麦刈りも予定しています。

そして明後日は参議院議員選挙の投票日、間違いのない選択をしたいものです。

明日はいつも通り、皆さまのご来店をお待ちしております。

ほたる

今日のパン焼きも上々でした。

酵母種については、正確な温度管理と糖分補給そしてエアレーション、パン生地については、正確な計量と温度管理そして時間管理、それらを徹底することで安定した品質を維持することが出来ます。

一昨日の麦刈りの疲れが出たのでしょう、今日のパン焼きは体が辛い場面もありましたが、パンの品質だけは落とさずに済みました。
ま、それが出来てこそ職人だとは思っています。

夜になって、もう何もかも放り出して寝ようかと思いましたが、そこへ娘がほたるがいるのを知らせてくれました。

そうです、すぐ前の川には、この時期ほたるが舞うのです。
月明り、星明りも感動的ですが、ほたるの光もまたいいものです。

電球、蛍光灯、LED、人間が作った光るものは沢山ありますが、この虫一匹の明かりには、何故だか知りませんが敵いませんね。

音もせず、緑がかった黄色い光を放ちながら暗闇の中を漂う様に言葉を失います。

今夜は良い気分で眠れそうです。

明日も張り切ってパン焼きを

昨日刈り取りしたライ麦の乾燥が終わり、30kgずつ袋詰めして11袋になりました。

これがライ麦の第一陣で、もう一ヶ所中島第6圃場に約5a分ライ麦があります。
こちらも時間が取れ次第刈り取りです。
この分で、多分100kgはありそうですから、目論見通りに行けば一年分に間に合う量になります。

明日のパン焼きで使うライ麦は昨年分の最後の在庫ですが、今年産の収穫が決まりましたから、これで何とか一年回ったことになります。
いや、めでたい!めでたい!

11袋分のライ麦が摘み上がっているのを眺めると、何ともうれしいと言うか心強いと言うか、言葉に出来ない極上の満足感を覚えます。
これこそが、土にまみれ汗にまみれても、とうてい止める気になどならない所以です。

明日のパン焼き、否が上にも力が入ります。
美味しいパンを求めて行きついた先が、つまりこの仕事ですから。

さあさあ、明日も皆さまのご来店をお待ちしております。

暑い一日になりそうですが、気温30℃超でポイント2倍も実施中です。

中島第2圃場のライ麦収穫

麦ラボ

中島第2圃場ライ麦の収穫作業


麦ラボ

クラス最小型ですが、こんな機械でも全く素晴らしい働きをしてくれます。
機械力無しでは、現代の農業、特に穀物生産はほとんど不可能です。

若干早いか・・・?とも思われましたが、すでに熟したものもありバラつきの範囲を判断して、本日収穫と決定しました。
いろいろ準備をして、圃場も乾いて来るお昼前頃から刈り始めました。

今年は、一部肥料が多過ぎて倒れた箇所があり、コンバイン作業が難渋する場面もありました。
また、機械の故障と言うかトラブルがあって、途中で止めて大修理をすることにもなりました。

しかし、結局それもうまく行って調子良く動くようになり。日も暮れかかる午後7時半過ぎまでかかって、終了することが出来ました。

午後は雷雨の予報もあったのですが、一時雲行きが怪しくなったものの降雨は無く、その後晴れて西日が照りつける空の下で作業が続きました。

ただ今、乾燥機の中で乾燥中です。

そして暗くなった空を見上げると、満天の星空でした。
天頂よりやや西の空高く、うしかい座のアルクトゥルス、別名「麦刈り星」がオレンジ色の光を放っていました。
それよりはるか南の方向には、おとめ座のスピカ(麦の穂)も。

麦刈りが無事に終わった日の夜の満天の星空は、私たちのために祝宴を上げてくれているように見えました。

明日と明後日、定休日です

毎度申し上げております。
明日火曜日と明後日水曜日は、食工房の定休日となっております。
店は閉まっておりますので、どうぞお間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

さて、台風接近中の日本列島は、そこかしこで大気が不安定となり、広範囲で大雨が降っています。
当地福島県会津地方は、昨晩雨が降りましたが、今日は日中ほんの一時雨が降ったものの、曇り時々晴れのお天気で一日が過ぎました。

件のライ麦畑もどうなることかと思いましたが、大きな変化は無いように見えました。
それでも、明日のお休みに麦刈りが出来ればと思い、穂の状態を観察しました。

で、これが不思議な事に昨日からわずか一日ですが、実の状態は明らかに変化していて、水分が抜け始めたように見えました。
そして、昨日は指先で潰せるくらい軟らかかったのですが、今日は硬さも出て来たように感じられました。

これで明日にはどのような状態になっているでしょうか。
ひょっとすると、一晩で刈り時になっているかも知れません。

明日は、そのつもりで時間を空けておくことにしました。
コンバインの点検整備も乾燥機の点検整備も終わっています。

お天気も、そんなに悪くないようですし、如何相成りますか?

ライ麦、まだ早い

すっかり枯れ色になって気も焦るライ麦の様子でしたが、改めてよく観察して見ればまだまだ粒が軟らかく、収穫作業には早過ぎるとの結論に達しました。

このところの晴天続きで強い日差しに焼かれ、表面だけが日焼けして色付いたということのようです。

茎はまだ水分を吸い上げており、活動を停止していない様子です。
これでは実も硬くなることが出来ません。
と言うか、まだ仕上がっていないと言うことなのですね。

この後雨が降ることが分かっていましたから、今日がチャンスと気が逸りましたが、そうは問屋が卸しませんでした。
台風もやって来ることですし、もう一度雨風に晒されることは避けられなくなりましたが、ここは腹を括って時を待つことにしました。

それにしても、麦作りに限らず農作業は、毎年毎年違う状況に対応しなければならないことを思い知らされますね。
そしてその経験の一部始終を記憶記録して決して忘れず、どんな状況にも対応出来るように備えて行く賢さが是非とも必要です。

そんなわけで、雨の予報も出ている明日は、食工房の製造仕事にしっかり打ち込むことになりました。

猛暑続く中、南部小麦の脱穀

食工房

店の前にテントを張りました。
ちょっと一休みして行ってください。
冷たい飲み物など差し上げます。


食工房

すぐお隣の農家さんが生産しているキュウリを売っています。


食工房

4本1袋で100円
こんなに安くても、品物は極上です。


食工房

ソーラー電源でスマホの充電が出来ます。
ただし、急速充電は出来ません。


麦ラボ

定点観測220702
ライ麦は、収穫期になりました。
スペルト小麦も、もう間もなく収穫です。


麦ラボ

中島第2圃場(ライ麦)と第3圃場(スペルト小麦)


麦ラボ

ライ麦近影


スペルト小麦近影


麦ラボ

中島第2圃場(ライ麦)
お天気に恵まれて、良い収穫になりそうです。


麦ラボ

ライ麦近影

暑い暑いと言っていても始まりませんので、気分を変えようと店の前にテントを設営しました。

日陰は、それなりに涼しく感じられます。
冷たい飲み物も用意いたします。

また地元の農家さんの野菜も販売いたします。
手始めは、すぐお隣の農家さんのキュウリです。
すごく安い値段を付けていますが、品物は一級品です。
請け合います!
そのうちに他の野菜も何か出て来ると思います。

それからソーラー電源からスマホの充電が出来るように、テントわきに用意しました。
誰でもご自由に使えます。

さて本日は午後から、炎天下にて南部小麦の脱穀作業をしました。
麦畑は、明日以降しばらくの間、収穫作業が続きます。

梅雨明けの真っ青な空と新緑、そして麦畑の黄金色また白銀色、美しくまためでたいこの眺めに癒されまた力づけられつつ、収穫作業が続きます。

猛暑続く

全国的に連日の猛暑、今日は関東で40℃を超えた地点が数ヶ所ありました。
会津も暑かったです。

尤も、パン屋の作業場は、時間によっては室温が40℃を超えることも珍しくありませんので、それがどんな暑さなのか実感はあるのですね。

で、そんなに室温が高くなると、パン生地も保温ではなく冷却維持で管理するようになります。
最近は、低温発酵で風味を増すのが定番の手法になりましたからなおさらです。

高いのは室温だけではなく、水道水の温度も例外ではありません。
パン生地をこねるにも、わざわざぬるま湯を作る必要もなく、水道水そのままでもいいくらいです。
パンの種類によっては、氷を入れて水温を調節することもあります。

年中一定した品質の製品をつくるためには、夏と冬では対応が全く逆のことも多々あるのですね。

そんなわけで、明日もいつも通りにパンが焼ける手はずです。

ま、猛暑で、パンに食欲が向かないかも知れませんが、皆さまのご来店をお待ちしております。