クマが歩き回っているらしい

この冬は、北海道も含めクマの生息地では、冬眠しないまま活動し続けるクマの姿が目撃されています。

以前にも申し上げていますが、クマの冬眠は本当に眠っているわけではなく、ただ休息しているだけなので、必要があればいつでも活動できるのですね。
ましてや暖冬で雪が少なく、食べるものにもありつけるとなれば、籠っている必要がありません。

で、正月のころでしたが、冬枯れで見通しも良くなり歩きやすくなったこのあたりを探索していたら、真新しいクマの糞を発見しました。
まさか・・・と何度も疑いましたが、どう見てもごく最近に落とされたものに間違いありませんでした。
それも特大でしたから、落とし主も特大サイズのクマなのでしょう。
中身は、クルミがほとんどで、殻ごと嚙み砕いて喰ったようです。

そして今日は、別なところで足跡を発見しました。
所々残っている雪の上にはっきりと形が残っていて、横一列に並んだ指の跡と縦横比とその大きさから、子グマ(二年子)の前足のようでした。

そしてそれより大きな足跡の上に重なっていたことから、母グマの足跡をなぞるように踏みながら歩いたのではないかと見られます。
ずっとどこまでも逸れることなく二つの足跡が重なっていましたから、親子グマが歩いたことは確かなようです。

いずれも写真を撮るのを忘れたため証拠をお見せ出来ませんが、近々さらにまた何か発見するかも知れませんので、撮影を忘れないようにしたいと思います。

ただ、そういう現場に遭遇すると極度に緊張しますので、写真を撮るという余裕がないのですね。

今日は二つの現場それぞれの場所で、ごあいさつにロケット花火を一発ずつ鳴らしておきました。
きっと聞こえたと思います。
そして、人間が近くにやって来た!と思ったことでしょう。

そこで何らかの反応があるかどうか、細かく観察していなくてはなりません。
獣たちを相手に、安全はタダでは手に入らない!そういうことだと心得ています。

コメントを残す