暑さ和らぐ

全国各地、まだまだ猛暑が続いているところが多いのですが、こちら東北はすでに暑さも和らぎ始めています。

今日は、このあたりでは曇り空で直射日光が差さなかったこともあり、お昼頃畑に出て軽作業しましたが、暑さは全く気にならず、汗もほとんどかきませんでした。

夏至から二ヶ月が過ぎ、もう秋のお彼岸が近づいているのですから、日照時間が短くなり日の差す角度も南に傾いて、お日さまの力は弱くなっています。

上の娘の報告によると、渡り鳥の一種が南に向かって移動して行くのを確認したそうです。
そう言えば、ツバメもいつの間にかいなくなっています。

暑い!暑い!と言っている間にも、季節は確実に移って行っているのですね。
ぼんやりしてないで、麦の種まきに備えなくては・・・。

パンも焼かなくては・・・。

おかげさまで、夏バテなしで秋を迎えられそうです。

食欲の秋が楽しみです。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.84 2025年8月号をご覧いただけます。

IIDE


★馬路村の柚子ジャムと柚子マーマレードが買えるようになりました。

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高知は、遠くなりにけり

私の出身が高知県であることは、もう何度も申し上げて来たことです。

22歳まで高知に居ましたが、その後単身で東京に出、首都圏で16年間過ごしました。
そして福島に移住して来たのが36年前でした。
会津には、22年前に移って来ました。

こうして見ると、生まれ故郷の高知にいた時間は、一番長いわけではないのですね。
しかし、幼なじみや同級生や親類縁者の多くが今も健在であり、高知は私にとって今でも大切な故郷です。

コロナ禍の前までは、毎年一度は帰省していた高知でしたが、今年の3月まで6年間出かけていませんでした。
その間に私も七十を越えました。
そしてその間に、頼りにしていた交通機関の高速バスの運行がすっかり模様替えになってしまい、私のような高齢者にとって、以前の様に安上がりに快適に移動出来る手段ではなくなりました。

今年は出費を覚悟で新幹線を利用しましたが、体は楽だったけれどお財布は大変・・・でした。
そして今はまだいいですが、もっと高齢になれば、移動そのものが大変になるでしょうから、ふるさと高知はいずれ帰りたくても帰れない場所になるのは定めと受け止めています。

ここ会津を第二の故郷と定め、居を構えて畑まで耕す人生を選んでいる以上、それはもうすべて納得しています。

ですが、年を取ると、何と言うか里心が付く瞬間があるのですね。
こんな心境になるとは思っていませんでした。

でも、いいのです。
私の父も、残した著作の中で、死んだら吉野川を渡ってふるさとの山へ帰るのだと言っていましたから。

私も、いずれこの人生が終わったら、これまで足跡を付けて来た場所場所を辿って、そしてふるさと高知の山に帰ろうと思っています。

父が残した著作「玉蜀黍」より:「渡し舟」

私ブログ 2010.03.28 の記事 「帰途へ」

今日は、クマとイノシシ

p1地点に現れたクマ、これは多分コードネーム「ナッツ」に間違いありません。

p8地点に現れたイノシシは、4頭の子を連れていました。
すでにずい分育っているようです。

獣害対策

クマそしてイノシシが、別々の場所に時間をおいて現れています。
彼らのその後の行動を掴まなくてはなりません。

昨日の夜半から日連れが変わる時間帯、近くの圃場や耕作放棄地に、クマとイノシシが現れました。

トレイルカメラの台数を増やしたからというもの、獣たちの姿は毎日どこかの地点で捉えられています。
誰も目撃していなくても、ちゃんと近くに潜んで居て、夜になったらそこらじゅうを歩き回っているのですね。

いつも申し上げていますが、夜の間動き回るものの日中は潜んでいるなら、状況はまだいい方なのです。
これが、日中人の目に触れるようになった時は、危険度という点において一段階線を越えたと見なくてはなりません。

本当は、手を打つなら今のうちなのですが、行政はこの段階では腰が重いのですね。

何ともやりきれない気持ちで、ただ見ているしかありません。

昨日、カメラをさらに1台増やしました。

毎日日にち、クマのニュースの上がらぬ日はない

自宅より50m以内(直線距離)を歩くクマ コードネーム「ナッツ」
実は、大変危険な状況です。

獣害対策

集落内人家の至近距離内
ただし、10mくらいの段差がある。

このところ、テレビのニュース、ネット上のニュースサイトなど、どこを見ても聞いても、クマの人身被害に関わるニュースが、最低でも毎日1件は上がります。
その場所も、九州と四国、あと千葉県を除けば全国各地至る所。
中でも北海道と東北地方は、件数が多いですね。 
それだけクマが沢山いる場所なのだということになります。

しかし、こんなにクマに脅かされる日常が現実になると想像出来ていた人が、一体どれほどいたでしょうか。

私は、もうずいぶん前から、こうした現実がやって来ることを、ずっと申し上げて来ました。
そして、言った通りになって行くことをとても悔しく残念に思いながら、状況はさらに悪くなることを否定出来ないでいます。

実は、クマだけじゃない、その他の動物たちも、このままではすべて人に何らかの害を及ぼす害獣になってしまうことを危惧しているのです。

つまりこれは、向き合う人間の側の問題だということです。
ただし、よく言われるような人間活動の軋轢とか、そういうことを言っているのではありません。

私たちは今、動物たちの生態や行動の意味を理解出来ず、向き合うための知恵を放棄している状態にあります。
一般の人々も、日々研究しているはずの専門家も、これが分からないのですね・・・。

自然から離れて生活するようになって久しい人間社会の住人達は、もはや野性と向き合う術を知りません。
狩猟の現場にいる人たちの中の一部の方々に、辛うじて残っているだけかも知れません。

もう時間はありません。
認識が改まること、法律が改まることを望みます。
その前に、自分が犠牲になることは、私は断じて御免被ります。

自家産小麦の性能テスト・第2弾

麦ラボ

自家産ゆめちからと南部小麦のミックス粉で焼いた角食パン

今年は、先日も申し上げました通り、ゆめちからという国産麦としては夢のような超強力粉を生み出す品種の作付けに成功しました。

そしてもう一つ、これまで風味の良さに定評のあった南部小麦も、量を確保することが出来ました。

この二つの自家産小麦があれば、基本仕入れ品を頼らずに、すべての種類のパンを焼くことが出来ます。

この前は、ゆめちからと南部小麦を等量ミックスした粉で食パンを焼くテストを行いました。
その結果が良かったので、明日もう一度同じミックス粉で食パンを焼きます。
水分量や醗酵熟度などに注意しながら、この粉を使い慣れて行くための情報を得ようと考えています。

そして皆さまには、食味テストにご参加いただいただこうかと思っています。
試食品をお持ち帰りいただき、あとでレビューを聞かせていただきます。

参加して見たい方は、店頭でお申し出ください。
通販のお客さまにもご参加いただきたいので、メールでお問い合わせください。

なおこのテストは、この後も繰り返し行います。
最終的には、9月中にはこの粉をベースとして使う体制に移行するつもりです。

いよいよ、やっと、自給小麦のパンづくりが実現します。

明日も、多くの皆さまのご来店をお待ちしております。

明日から、営業再開

長かった夏季休業も本日までとなりました。
明日は、営業再開です。

まだまだ暑い最中とて、パンへの食欲は今一つかと思われますが、いつものように皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

今日は、休みの間に麦畑がどのような状態になったか、皆さまご覧いただきます。
種まきに向かって着実に整備か進んでいます。

麦ラボ

手前 中島第6圃場 左手後方 中島第5圃場 右手奥 中島第7圃場


麦ラボ

左側 中島第7圃場 中央奥 中島第12圃場 右側 中島第13圃場


麦ラボ

手前 中島第13圃場 奥 中島第14圃場 さらにその奥 中島第15圃場は、休耕中


麦ラボ

中島第15圃場 電気柵の外側になっている所で、イノシシの掘り跡がすごい!


麦ラボ

道路側より、中島第12圃場 奥に向かって13、14、15と連なっている 


麦ラボ

中島第2圃場 手前1/2は、昨年休耕した部分 奥の1/2は、ライ麦を収穫した


麦ラボ

中島第2圃場 右側が休耕再整備した部分 左側は今年もライ麦を収穫している(麦わらを鋤き込んだ後)


麦ラボ

中島第8圃場 ライ麦を収穫した後、麦わらを鋤き込んだ


麦ラボ

左側 中島第9圃場 右側 中島第4圃場


麦ラボ

中島第10圃場

お休みも、あと一日

麦ラボ

トラクターの運転席より前方

長いと思った夏季休業も、過ぎて見ればあっという間でした。
何しろ、休みとは言え毎日、この暑い中で農作業でしたから。

それでも頭の中に描いていた、このくらいは終わらせたい・・・という目標に対し、達成は50%そこそこに止まりました。

まあ、無理もありません。
そもそもが欲張り過ぎ、歳を考えなくてはいけませんね。

やり残した分は、これからも合い間を見ながら少しずつ進めて行きます。
幸い時間的猶予は、まだあります。

新しいトラクターも、大活躍しています。
今までなかった新しい機能が装備されているおかげで、仕事が早くしかも仕上がりはずっといいのです。
炎天下でも、エアコンを効かせた車内で楽々操作、土ぼこりを吸い込むこともなく、健康にも良いと感じます。

尤も、トラクターに乗っている時間は、全体から見ればほんの一時ですから、あとは大半大汗をかきながらの作業でした。
しかしこれが、健康には良い面もあったと思っています。

おかげさまで、熱中症にもならずに何とかこの暑さを乗り切りました。

明日は、もう早や仕込みの日です。
明後日の休業明けに備えます。


ライ麦の検査結果

麦ラボ

2025年産・ライ麦(原穀)検査成績


麦ラボ

2025年産ライ麦(精麦処理済) 検査成績


食工房

上記予定で夏季休業いたします。
ご来店の際は、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。
通販のご注文受付はお休みはありませんが、出荷対応は休業後になります。

罪作りなクマキャラ

クマを可愛い動物として描いたキャラクターは、実に沢山あります。
私たちが良く知っている人気の高いキャラクターと言えば、「クマのプーさん」「りらっくま」「パディントン」そして「くまモン」などなど、その他にも上げればキリがありません。

そして、それらのキャラクターは、例えば絵本になり、ぬいぐるみになり、また着ぐるみになって愛嬌を振りまき、小さな子どもから大人まで、誰もがもうすっかりその愛らしさにヤラれてしまっています。

ご存知の方がどの程度いるか知りませんが、私が一番好きだったクマキャラは、50数年前にNHK教育テレビで放送されていた幼児向け番組「なにしてあそぼう」に登場するこぐまの「ムーくん」です。

当時私は、17~18の生意気盛りの若者でしたが、私の頭はこのムーくんにはすっかりヤラれてしまい、心はもうメロメロでした。
番組の放送時間に間に合うために、ありとあらゆる努力をし、時には学校をサボってもテレビの前に居たものです。

また「あめふりくまのこ」というかわいい歌も好きでした。

それはまあ置いて。

私も含めて多くの人が、少し前まで(否、未だに)、クマを可愛い・・・、否、そこまででなくても、憎めない動物だと思い込んで来た(いる)ことを振り返ると、クマキャラの果たして来た働きというのは、大変な罪作りであったと思うのですね。

あのように完全に毒気を抜かれたクマキャラがいたことで、クマという動物の真の姿が隠されてしまい、誰の目にも触れることが無くなってしまったのではなかったのか?と思う私です。

一方、最近の私は、実際にクマの恐ろしい一面に触れる機会もあり、過去の認識との落差に愕然としています。

しかし、実物のクマにも、クマキャラの元になるような可愛く見える(本当に可愛いかどうかは別にして)一面が確かにあるのですね。
とくに子グマの可愛らしさは、もうほとんどの人が抵抗出来ないほどです。

でも、クマが実際にどうやって生きているかをつぶさに知れば、いくら可愛くても、そのような感情的理由でクマを保護しようなどという気には、到底なれません。
それとこれとは別だと。

子どもたちは、本当は、クマの縫いぐるみが他の動物の縫いぐるみを襲って喰ったり、人形に襲いかかったりする場面を、遊びの中でやればいいのです。
残酷だと言ってそれを避けることは、間違った自然観を植え付けることになると、私は思います。

だから私は、もうプーさんにもパディントンにもくまモンにもそして大好きだったムーくんにも、「さようなら」を言います。

明日から夏休み

明日8/12(火)から8/20(水)まで、食工房は夏季休業に入ります。
この間、店の営業は通販も含めてお休みです。

インターネット上のショップは、ご注文の受付は続行していますが、出荷対応は営業再開後になります。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ちなみに本日は、お休み前ということで、沢山のお客さまにご来店いただきました。
この場を借りて、改めてご来店の御礼を申し上げます。

ただそのおかげで、売り切れになるメニューが続出し、お目当ての品物をお求めいただけなかった方もありました。
せっかくご来店くださったのに、大変申し訳なく、謹んでおわびを申し上げます。

なお、8/21(木)より通常通り営業再開いたします。

それでは、どちらさまもお元気で、楽しい夏をお過ごしください。


食工房

上記予定で夏季休業いたします。
ご来店の際は、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。
通販のご注文受付はお休みはありませんが、出荷対応は休業後になります。

ゆめちから、レビュー

麦ラボ

自家産ゆめちからと南部小麦のミックス粉で焼いた角食パン


麦ラボ

切り口を見ています。
今回、少し過醗酵状態になり、キメが粗くなってしまいました。

「ゆめちから」は、小麦の品種名です。
国産小麦の中では、高タンパク超強力品種になります。

外国産小麦と比較しても、全く遜色ない製パン適性を備えています。
今後、国内産小麦でパンを焼く動きに対して、大いにプラスになりそうです。

食工房では、昨年初めてこのゆめちからの種子を入手し、約15アール作付けしました。
その結果、420kgの原穀を収穫することが出来ました。

実際作付けして見て、まず作り易いことが農家にとって何よりありがたいことでした。
多肥料でも徒長することなく旺盛に育ち、草丈が低く倒伏もないので収穫時のコンバイン作業がとても楽でした。

今回、このゆめちからと同じく自家産の南部小麦(こちらは中力)をそれぞれ製粉してもらいました。
いわゆる篩にかけた精粉(フスマを除去した白い粉)です。

多くの方に好まれるやわらかい食感を得るには、この精粉が必要です。
いつもお願いしている、佐藤製麺さんに製粉だけお願いしました。
大手の製粉会社のように、完全に真っ白な粉にはなりませんが、逆に小麦の風味が濃厚な自然派好みの小麦粉になります。

昨日は、ゆめちからと南部小麦の粉を半々にミックスして、食パンを焼きました。
まず生地の段階で、これまでの他の小麦粉と比べて格段に吸水量が多くなり、やわらかくてしかも弾力のある生地になりました。

ただ少し釜入れが遅れて過醗酵気味になったため、角が立った角食パンになり、味も少し酸味を感じる出来上がりになりました。
ま、そこは今後注意すれば良いところなので、大きな問題ではありません。

風味は、微妙な酸味を除けば大変良好ですし、福島県の気候にも十分マッチしているみたいですから、今後に大きな可能性を感じる小麦だと思っています。
今年は、さらに作付けを増やそうと考えているところです。