投稿者「MIKIO AOKI」のアーカイブ

カリーマサラ再販

カリーマサラ

ホウル(原形)スパイスは、オーブンでサウナしてから製粉機にかけて粉に挽きます。


カリーマサラ

パウダー状のスパイスを計量中。
その後、篩に通しています。


カリーマサラ

高知県馬路村産の柚子の皮を粉末にしたものを購入。

昨年末に売り切れたまま、製造に取りかかることが出来なかったカリーマサラを、やっと今日、調合することが出来ました。
今夜一晩寝かせて、明日袋詰めして再販の見通しです。

カリーマサラは、食工房の隠れたヒット商品とも言えるもので、少しずついつの間にか無くなっている・・・、そんな存在です。

レシピは、毎回ちょっとずつ変化していて、前回はミカンの皮(陳皮)の粉末を入れましたが、今回は柚子の皮の粉末とミカンの皮の粉末を適量ずつミックスして入れました。

カレーの香りは柑橘系の香りと相性が良いので、柚子の香りはきっと良いアクセントになるでしょう。
調合されている量自体は、全体量からすれば微々たるものですが、それでもちょっとした違いにお気づきになるかも知れません。

なお、価格は原材料の異常なまでの高騰により、少し値上げになります。
最終的にいくらにするか未だ決めかねていますので、明日商品が完成してから発表いたします。

で、明日と明後日は定休日と言うわけで、店はお休みですので、カリーマサラの売り出しも定休日明けの木曜日になります。

ちょうど雪が降り出して、そこそこの積雪になりそうです。
お休みで良かったかも知れません。

このまま残雪の無い春に・・・?

今日また少し寒くなっていますが、それにしたって平均気温が高い中での話ですから、大したことはありません。
麦畑も周りの山も、どこを見回しても、雪は日の当たらない所などの限られた場所に点々と残っているくらいです。
どうやらこのまま残雪の無い春がやって来そうです。

例年の2月頃と言えば、どこもかしこも根雪に覆われて一面の銀世界、3月のお彼岸を過ぎてもあちこちにたっぷりと残雪があって、春を待ちかねた人が圃場の残雪の上に灰や燻炭を撒いて雪融けを促す風景も見られるのです。

今年はそのような事をするまでもなく、もう日当たりの良い場所では草が芽吹き緑が差して来ています。
農作業の計画も、どのくらいになるでしょう?思いっ切り前倒しで臨まないと間に合わなくなるかも知れません。

毎年毎年、こんなことは今までなかったと言う気候の変化に出遭っています。
どう対応したら良いか、うんと頭を使わなければなりませんね。
そうやって鍛えられて、賢く強くなれるってことでしょうか。
ま、がんばります。

もちろん、明日のパン焼きも。 
この頃、自分の麦を使う割合が多くなってきたことに、何とも言えない喜びを嚙みしめながら仕事をしています。
明日も、おいしいパンが焼けると思います。

明日から2月

一年のうちでも最も寒いのが今頃です。
しかし、暖冬と言われるこの冬、今日は風もなく日差しの明るい暖かな一日でした。
午後のひと時、表に椅子を出して座り日向ぼっこを楽しむことが出来ました。

明日から2月ですが、この後本当に早い春がやって来るかも知れませんね。
上の娘の言うことには、植物たちの緊張感がいつもの冬と違ってずっと緩いのだそうで、春が早いのは間違いないようです。

獣たちの活動も活発になるでしょう。
そう言えば今日、近くの林でキツツキのドラミングが聴こえていました。
やっぱり春が近いのですね。

ま、再び寒い日があるにしても、平均すればどんどん暖かくなって行くのでしょう。
それならそれで、こちらもそのような対応をして行けば良いので、今日は外を見回りながら外作業の段取りを考えていました。
実際、体の方もスイッチが入ったのでしょうか、いろいろ動きたくなっているのですね。

さて、そのような気分で、明日はまた定休日明けのパン焼きです。
明日は、仕込み量が最近では最大量になります。
「道の駅あいづ」さんのご注文が効いています。
不備の無いよう、しっかり気合を入れて臨みます。
そして、皆さまのご来店をお待ちしております。

トレイルカメラ設置

獣害対策

画像クリックで拡大表示します。

冬の間、雪に埋もれてしまうこととチェックしに行けないなどの理由で、引き揚げて来ていたトレイルカメラですが、この冬は雪が少なく早くもクマが歩き回っているかも知れない状況の下、トレイルカメラの設置を再開しました。

今日は、これまで設置したことの無い集落の外れの耕作放棄地が広がる場所に1台設置しました。
残雪の上に獣の足跡が幾つも重なるように見られる、出没の可能性が濃厚な場所です。

先日、この場所で熊のものと思しき足跡を発見しています。
ひよっとすると、すぐにもクマの姿が撮影されるかも知れません。

ここは、人や車も通る農道ですが、獣たちも何の遠慮もなく日常的に利用しているようです。
ほとんど人の来ることの無い冬の間は、なおさらでしょう。
何が映るか、楽しみと言えば楽しみです。

さて、明日と明後日は、食工房は定休日です。
店はお休みですので、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

地味に進化し続けています

食工房の仕事の話です。
今日は、ナッツクッキーの仕込みをしていました。
ナッツクッキーは、前の日に棒状に成形した生地を冷凍庫に入れて一晩凍らせて置き、翌日それを薄く小口切りして天板に並べて焼きます。
アイスボックスと言うやり方です。

その生地の中身ですが、小麦粉とバターと砂糖と砕いたナッツと油、そしてスパイス、それに水を加えて捏ねます。
小麦粉と言っても単純に一種類ではありません。
薄力粉とライ小麦全粒粉を使っています。

今日は薄力粉の部分の1/2をスペルト小麦の粉にしました。
20周年記念のビスケットを焼く時に使った粉ですが、これがとても風味が良く食感も良かったので、ナッツクッキーにもミックスして見ました。

明日、焼けばきっと分かるはずですが、風味と食感がまた一段良くなっているのじゃないかな・・・と期待しています。

日本の国内で、焼き菓子用にライ小麦やスペルト小麦の粉を使うという例は、およそ見たことも聞いたこともありませんから、恐らく食工房が本邦唯一かと思われます。

食工房では、これからますます自家産の麦が活躍する場面が多くなるはずです。
見た目は変わらなくても、中身は地味に進化し続ける食工房のパンと焼き菓子。
どうぞご期待ください。

かぼちゃあんぱん終了

いつもご好評をいただいているかぼちゃあんぱん、今シーズンも沢山つくりました。
おかげさまで、保存していたかぼちゃもなくなりましたので、今ある加工済みのかぼちゃあんが無くなりしだい、かぼちゃあんぱんの製造を終了します。

来週のパン焼きで最後になると思います。
通販サイトの在庫も、間もなく売り切れとしますので、ご注文したい方は今のうちに。

なお、あんぱんに関しては、昨年小豆が不作でに入荷が無く、小豆のあんパンは再開出来ません。
菓子パン系の品目がカネリプッラだけになってしまいますので、ぼうしパンを復活させようかどうか今検討中です。

そして「収穫の恵みパンセット」ですが、こちらも自前の圃場で収穫した南部小麦の粉を使い切る見通しになりましたので、間もなく終了となります。

いずれも予告なく売り切れ終了となりますので、予めご了承ください。
以上、よろしくお願いいたします。

道の駅あいづ、パンの販売

道の駅あいづ

物産館出入口レジ前の一番良い場所をいただきました。

先週もお知らせしましたが、湯川村にある「道の駅あいづ」さんで、食工房のパンの販売をしていただいています。

期間限定の試験的な企画ということで、お客さまの反応を見ながら2月中週一回のペースで納品となる予定です。

山都の店までお出でになるのはなかなか大変なこともあるかと思いますので、そんな時はどうぞ「道の駅あいづ」にお越しください。

どうぞよろしくお願いいたします。

さて、明日はまたパン焼きの日です。

寒さも少しやわらいで、曇りながら降雪はない模様です。

山都までご来店いただけるのであれば、もちろん大歓迎です。

皆さまのお越しをお待ちしております。

明日は、またパンを焼きます

食工房

ご来店、お待ちしております。

明日は、定休日明けの木曜日、パンを焼きます。

今日から厳しい冷え込みが始まっていて、数日続くようです。
雪も降っています。

ご来店をお誘い申し上げるには少々条件が悪いのですが、いつものようにパンを焼いてご来店のお客さまを待ちたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

焼き上がるパンの順番をお知らせしておきます。
最初は、ピストーラ、チーズパンです。
次が、プンパニッケル。
ちらに、食パンとロールパン。
ここまでで、だいたいお昼近い時間になります。

それから、たまねぎパン、ひばりのパンと続きます。
その後、堅焼き黒パン、スペルト小麦丸、みのりのパン、前後してかぼちゃあんぱんとカネリプッラが焼き上がります。

全て店頭に並ぶのは、だいたい14時近くになります。
お目当てのパンの種類によっては、早い時間でもお求めいただけますので、ご参考にしてください。

ご来店のお客さまには、もれなく20周年記念のビスケットを差し上げています。
まだもらっていない方は、どうぞご遠慮なくご所望ください。

その他、3,000円以上お買い上げに対し、500円の商品チケットを1枚差し上げます。

雪の日ご来店ポイント2倍も適用いたします。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

クマが歩き回っているらしい

この冬は、北海道も含めクマの生息地では、冬眠しないまま活動し続けるクマの姿が目撃されています。

以前にも申し上げていますが、クマの冬眠は本当に眠っているわけではなく、ただ休息しているだけなので、必要があればいつでも活動できるのですね。
ましてや暖冬で雪が少なく、食べるものにもありつけるとなれば、籠っている必要がありません。

で、正月のころでしたが、冬枯れで見通しも良くなり歩きやすくなったこのあたりを探索していたら、真新しいクマの糞を発見しました。
まさか・・・と何度も疑いましたが、どう見てもごく最近に落とされたものに間違いありませんでした。
それも特大でしたから、落とし主も特大サイズのクマなのでしょう。
中身は、クルミがほとんどで、殻ごと嚙み砕いて喰ったようです。

そして今日は、別なところで足跡を発見しました。
所々残っている雪の上にはっきりと形が残っていて、横一列に並んだ指の跡と縦横比とその大きさから、子グマ(二年子)の前足のようでした。

そしてそれより大きな足跡の上に重なっていたことから、母グマの足跡をなぞるように踏みながら歩いたのではないかと見られます。
ずっとどこまでも逸れることなく二つの足跡が重なっていましたから、親子グマが歩いたことは確かなようです。

いずれも写真を撮るのを忘れたため証拠をお見せ出来ませんが、近々さらにまた何か発見するかも知れませんので、撮影を忘れないようにしたいと思います。

ただ、そういう現場に遭遇すると極度に緊張しますので、写真を撮るという余裕がないのですね。

今日は二つの現場それぞれの場所で、ごあいさつにロケット花火を一発ずつ鳴らしておきました。
きっと聞こえたと思います。
そして、人間が近くにやって来た!と思ったことでしょう。

そこで何らかの反応があるかどうか、細かく観察していなくてはなりません。
獣たちを相手に、安全はタダでは手に入らない!そういうことだと心得ています。

雪が少ないのがいいとばかりは言えない

雪国の人たちは、皆口を揃えるように「この冬は、雪が少なくていい。」と言うのですが、麦畑の様子を見ていると、そうとばかりも言えないぞと思うのですね。

今冬は、あろうことか根雪になりません。
雪が降っても、次また降るまでにあらかた融けて消えてしまうのです。
温暖化で雪質も変わり、みぞれ混じり雨混じりだったりするので、それも良くありません。

麦も雪の下に隠れたり出たりを繰り返しています。
圃場は、ビシャビシャで所々水たまりも出来ています。
もともと田んぼだったところを転作していますので、水はけが良くありません。

土壌改良をしていますが、地形的な制約は如何ともし難いのですね。
まあ仕方がありませんが、麦の出来には多少の影響があります。

冬になったらドッと降って根雪になり、春になったらサッと融けて乾いてくれるのが理想です。
まあそんなことを言っても始まりませんので、祈る気持ちで見守っています。
この先どんなお天気模様になるのか、春を迎えてそして夏に向かう頃、ひたすら順当であることを願う私です。

さて、食工房は、明日と明後日は定休日です。
時間が経つのが早くてまいります。

まあでも、獣たちも今のところ静かだし、少しは休めるかな・・・と思っています。