地味に進化し続けています

食工房の仕事の話です。
今日は、ナッツクッキーの仕込みをしていました。
ナッツクッキーは、前の日に棒状に成形した生地を冷凍庫に入れて一晩凍らせて置き、翌日それを薄く小口切りして天板に並べて焼きます。
アイスボックスと言うやり方です。

その生地の中身ですが、小麦粉とバターと砂糖と砕いたナッツと油、そしてスパイス、それに水を加えて捏ねます。
小麦粉と言っても単純に一種類ではありません。
薄力粉とライ小麦全粒粉を使っています。

今日は薄力粉の部分の1/2をスペルト小麦の粉にしました。
20周年記念のビスケットを焼く時に使った粉ですが、これがとても風味が良く食感も良かったので、ナッツクッキーにもミックスして見ました。

明日、焼けばきっと分かるはずですが、風味と食感がまた一段良くなっているのじゃないかな・・・と期待しています。

日本の国内で、焼き菓子用にライ小麦やスペルト小麦の粉を使うという例は、およそ見たことも聞いたこともありませんから、恐らく食工房が本邦唯一かと思われます。

食工房では、これからますます自家産の麦が活躍する場面が多くなるはずです。
見た目は変わらなくても、中身は地味に進化し続ける食工房のパンと焼き菓子。
どうぞご期待ください。

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