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梅雨明け間近


明日からしばらくの間、晴れ間の見える日が続くようです。
梅雨明け間近だと思います。
今度は、一転して暑さとの戦いになるはずです。

高齢の身に怖いのが熱中症ですが、これもある程度理屈は分かっていますので、何とかやり過ごすことは出来ると思っています。

可能な限り体を動かして汗をかく、これがいいのですね。
実際、外で肉体労働している方が調子が良いので、あとは夢中になり過ぎて休憩を取るのを忘れたりしなければ大丈夫でしょう。

まあ、これも歳の功と言うか、頭で考えて自重することが出来るようになりましたので、いきなり倒れるようなことはないと思っています。

明日は、まずは早朝からパン焼きの仕事です。
これは、涼しい時間帯の作業ですから、外のヒグラシの声を聴きながら気持ち良く作業します。

午後からは、外で刈り払い作業になる予定です。
こちらは、暑さとの戦いになるでしょう。

でも、あとでビールが美味いはずです。
普段飲まない私も、こんな時は飲みます。
夕方、またヒグラシの声を聴きながら。

さあ、夏本番です。
明日のご来店、お待ちしております。

機械の故障に泣かされる

一昨日、昨日と、一日一難です。
一昨日は選別機の故障、昨日は乾燥機のバーナーが故障、それぞれ大変な時間を要したものの完全復旧はならず、一つはいずれ買い替え、一つはパーツの到着待ちとなりました。

農業は、機械の力を借りないことには、時間が回りません。
それはまあ分かってはいたのですが、いずれも中古の機械ばかりですから、突然の故障に見舞われる可能性は常にあったわけです。

しかし、実際にその現実になって見ると、素人の小細工で復帰できる故障もあれば、もう全く手に負えない故障もあるわけで、それを見極めるだけでも大変です。

これまでは運良くも、私の手に負える故障の範囲で何とかなって来たわけですが、この先へ行けばいずれどうにもならない致命的な故障、つまり寿命かも知れない状況は必ずいつかやって来るわけですから、そうした時の損害と出費は今から覚悟しておかなくてはなりません。

いやはや頭が痛い。
昨日の夜はさすがにへこんで、ぐっすり眠ることも出来ませんでした。

しかしだからと言って、止める気はありませんが。

ま、今日はもう気を取り直して、マフィンとスコーンを焼きましたし、明日はパンを焼きます。

何はともあれ、体の健康です。
それさえあれば、自ずと気力はついて来ます。
まだまだ頑張れると思います。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

梅雨明けを待つ

雨が続きます。
西日本の豪雨のようではありませんが、麦畑は手を出すことが出来ません。

残っているスペルト小麦が、ずっと雨に打たれていますので、どうなることかと心配です。

週間予報を見ると、今週末からやっと晴れ間が見えるようで、それを境に梅雨が明けるのではないかと期待しています。
数日降らないでいてくれれば、コンバインで刈り取りもOKとなります。

ま、待っているしかありません。

その間に、通信の編集も仕上げたいと思います。
もういいところまで出来ていますので、あと少し頑張れば何とかなります。

明日と明後日、食工房は定休日です。
何が出来るか出来ないか、それは明日になって見なければ分かりません。

やはり刈り払いの効果はあると思う

本日は、先週に続き集落の人足でした。
今度は、村内の国道を含む生活道路の刈り払い作業でした。

山間の道路は、沿線は農地か山林であることが多く、油断しているとたちまち藪になってしまいます。
数年間人の手が入らなければ、灌木の生い茂るジャングルの様相となり、すっかり獣たちの領域となります。

住宅のある場所から外れると、残念なことに耕作放棄された畑が人の背丈を越えるほどの草やぶになっており、よく見るとそこら中に獣が出入りするためのけもの道が開いています。

少し中に踏み込むと、地面はあちこち掘り返されていて、イノシシの仕業であることも見て取れます。
この付近では、度々、道路に出て来たイノシシ、あるいはクマなど獣たちに遭遇することがあるようです。

こうなると、散歩やジョギングなども一人では不安になります。

一方、刈り払いをして見通しが良くなった場所では、獣たちの出没は少なくなりますし、常駐することもなくなります。
その良い例が、我が中島地区の圃場エリアです。

数年前には、住宅から至近距離(3m以内)にクマがやって来ましたが、私たちの根気強い刈り払い作業により、その前線は100~200m後退しています。

ま、考えようによっては、これだけ努力してやっと100mですから、獣たちとの付き合いはとてもとても骨の折れるものだと思わざるを得ません。

かと言って、手を緩めれば、たちまち接近して来るのが彼らですから、もう一つの手として駆逐淘汰の手段を持っていることが必須です。

獣たちとの付き合いにおいて、刈り払い作業はまず第一段階だと言えます。
今の私たちは、やっとそれをクリアしつつあるという状況です。

その次は、狩猟が視野に入って来るはずです。

いやはや、人生は長い・・・と感じます。

雨が続きます

一昨日から昨日にかけてさらに今日も一日、断続的ではありますが大雨が続いています。
そして明日にかけてもまだ続くようです。

川の工事現場は、それはもう無残な姿を晒しています。

麦畑も、ライ麦が倒れる範囲が少しずつ増えています。

でも、大丈夫なところは、いくら雨に打たれても倒れません。
いろいろ理由はあると思いますので、それを解明したいですね。
まず一番に水はけが関係していると思います。

で、この雨は、明日まで続いた後、明後日からは数日晴れまたは曇りの日が続く予想になっていますので、そのタイミングで麦刈りが出来るか出来ないか、見極めることになると思います。

これで刈ることが出来なければ、もう一度雨をやり過ごさなくてはならないでしょう。

いずれにせよ、お天気にだけは逆らうことは出来ませんから、ここはもう達観してチャンスを待つしかありません。

さて明日はまたパン焼きです。
雨が降っても、パンを焼くことは出来ますから、ありがたい仕事です。

皆さまのご来店、お待ちしております。

ま、何とかしなくては

今朝までの雨も豪雨でした。
おかげで、なかなか寝付けず、そのまま3時起きとなりました。

パン焼きを無事終えて、午後から圃場の点検をして回りましたが、ライ麦の一部が倒れている一方無事な部分も多く、このまま成り行きに任せておくしかないと腹を括った次第。

ちなみに余談ですが、昨年の豪雨災害で傷んだ河岸の復旧工事を進めている各現場は、今回の大雨で、無残にも大破壊されていました。
建設会社の方々は、頭を抱えていることと思います。
お気の毒と言う他ありません。

で、過年度の麦刈りの様子を辿って見ると、結構際どい状況の中で敢行しているのですね。
我ながらがんばっているなぁ・・・と、妙に感心ししてしまいます。

半分雨に降られながら刈り取り作業を強行したこともありました。
それでも何とか収穫をモノにしているのですから、今年のこの状況もがんばって何とかしなくてはなりませんね。

そう思っていたら、来週前半は降雨も一休みのようで、晴れまたは曇りで推移するとの予報が出されました。

多分、一挙に刈り取りが進むことになると思います。
それこそ、爆発したように忙しい時間を過ごすことになるでしょう。

それにつけても、健康、健康!体力、体力!です。
がんばります。

豪雨、勘弁して!

昨夜夜半から強い雨が降り出し、朝まで降り続きました。
日中小康状態でしたが、夕方から雷雨となり再び激しい雨が降りました。
この後、まだ油断は出来ないようです。

麦の収穫期に入っていますので、雨はありがたくありません。
昨年は、うまい具合に晴天が続きましたが、毎年そんなわけに行かないことは当然のことと分かっています。
それでも、この降りは無いだろう・・・と思える豪雨に、気持ちが萎みます。

否、本当に、お天気次第で、収穫が不意になってしまうことだってあり得ます。
豊作間違いなしと言う状況でも、最後の最後まで、まだまだ分からんというのが農業なのですね。

明日は、またパン焼きの木曜日、こちらは屋内の仕事ですから、いつもどおりです。
ただし、雷で停電だけは勘弁して欲しい・・・。

ま、大丈夫でしょう。
おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

デスクワークで息抜き

IIDEの編集を始めました。

まず午前中、外に設置してあるテントの下で、キャンプ用の折り畳み椅子に座って草稿を練りました。

風が気持ち良くて、途中雨も降って来ましたが、それもまた季節を感じられて良いものでした。

それから、家の中に戻ってPCの前に座り、編集ソフトを立ち上げて入力にとりかかりました。

いつもの忙しさからすれば、緊張感から解放された緩い時間でした。

こんな日が一日あれば、すっかりリフレッシュ出来るという我が現実も、まあありがたいと言うかまだまだ楽をしている範囲なのかも知れません。

もっとがんばっても罰は当たらんよ!と言われているような気もする私ですが、ま、一生現役を続けられるよう、ペース配分だと思えばいいのですね。

明日は小休止

毎度申し上げておりますが、明日と明後日は食工房の定休日です。
定休日とは言っても、休みの日にはたいてい農作業をしていますので、体が休まる暇はありません。

尤も、好きでやっていることですから、大したストレスにはなりません。
ただ、長時間体を動かせばそれにりに疲れますから、たまには何もしないでボーっとしたくなります。

明日は、お天気も微妙だしタイミング的にも麦刈りが出来ませんので、久しぶりに小休止出来るかも知れません。

実際は明日になって見ないと分かりませんが、朝は思い切りゆっくり起き出して半日くらい休めればいいな・・・と思っているところです。

さて、話は変わりますが、先日現れた子グマは猪用のくくり罠にかかりました。
仕掛けた方の話によると、捕獲用のワイヤーを長めにセットして置いたところ、それを引きずって木に上り、それが災いして宙づり状態となり、発見した時にはすでに死んでいたそうです。

かわいそうな事をしたと思う一方、こいつが大きくなったら人を警戒しないクマになる可能性が大でしたから、今のうちに淘汰出来て良かったと胸を撫で下ろしている私です。

その他、高野の圃場に子連れのイノシシが出没し始めました。
離乳したのですね。

監視カメラが捉えた映像には、コロコロと太ったウリ坊が3頭映っていました。
昨夜は、ジャガイモ畑が荒らされる様子も監視カメラがしっかりと捉えていました。

一方、家のデュラム小麦は、電気柵に守られて何事もなく無事です。

もはや、対策しないでは何も収穫することは出来なくなってしまいました。

少年たちの麦、収穫

麦ラボ

収穫の喜びと同時に、そこに至るまでの大変さを実感してくれたようです。

昨年の秋、10月8日の記事で取り上げましたが、近所の農家さんの孫たちが播いた麦を、今日収穫しました。<参照>
これがまたなかなかの出来で、大豊作でした。

種蒔きの時もそうでしたが、収穫はエンジンの付いた機械も使うのでさすがに自分たちだけでは出来ません。
ま、そこは大人が手伝って何とかなったわけですが、収穫の喜びはしっかり味わってくれたと思います。

今日までの長い行程をずっと折々に見て来ていますから、収穫までの道程の遠さと苦労もよく分かったようです。
この後、脱穀して原穀を見た時に何と言うでしょうか。
きっと感激することでしょう。
それを乾麺加工して、皆で食べるのを何より楽しみにしているのです。

この兄弟のお兄ちゃんは、将来農業に就くつもりで、農業高校に行くと決めているそうです。
そして一番尊敬しているのが、おじいちゃんだそうで、この方は私から見ても農家の手本のような方で、地味な農作業を無言で続ける傍ら勉強も怠らないという奇特な方です。
孫たちがいい育ちをしているのも道理かなと思う私です。