中島通信」カテゴリーアーカイブ

良い時間を過ごさせてもらっています

麦ラボ

中島第2圃場(ライ麦) 2022年1月2日


麦ラボ

雪の上を小さな動物が歩いたようです。
途中まで来て向きを変え、来た時の足跡を完全にトレースして戻っています。
これがいわゆる「止め足」


食工房

今年も、雪だるまちゃんたちが、皆さまのご来店をお迎えいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

今年のお正月は、雪に降り込められて静かな時間が過ぎています。
毎日、気が済むまで朝寝をして、日頃の睡眠不足を取り返している感じです。

日中は、主に除雪作業で時間が過ぎ、合間に畑の様子を見に行ったり、雪だるまをこしらえたり、食事もお茶の時間もゆっくりと時間をかけて楽しんでいます。

こんな時間の過ごし方をするのは、ここしばらく忘れていたことです。
もうあと二日、そんな贅沢をさせてもらいます。

営業再開、1月8日(土)からです。

寒さ増し、雪へ

このところずっと曇天、雨天です。
この前降った雪をありがたい雪と喜んだのも束の間、その後の雨ですべて融けて消えてしまいました。
日陰の屋根の下などに僅かに残っているだけです。

今また急な冷え込みで気を揉む状況です。
早く雪になって欲しい・・・と。
尤も、その望み通り、これから明日にかけて雪になるらしく、すでにちらちらと雪が舞っています。

本日は、午前中から今年最後になるかも知れないとご来店くださる方が相次ぎました。
そうなんですね、今年も残すところあと一週間足らずとなりました。

食工房は、28日(火)まで営業して本年の営業を終了いたします。
27日(月)に最後のパン焼きを予定しています。
最後の最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。


Storohsterne /ストローステルネ・わらの星

麦ラボ

Strohsterne/ストローステルネ
これは、お日さまのイメージですね。


麦ラボ

Storhsterne/ストローステルネ
シンプルな六角形ベースのパターン


麦ラボ

Storhsterne/ストローステルネ
裏側から見ています。


麦ラボ

Storhsterne/ストローステルネ
頂点の数24 各頂点から9つ先の頂点に向かって線を引くと、この模様が現れる。


麦ラボ

麦わら人形/天使
頭の部分は、ウッドピーズ


麦ラボ

麦わら人形/天使

クリスマスの今日、店の装飾に一品加わりました。
上の娘が、自前の圃場で収穫した麦の藁を使って、Storohsterne /ストローステルネを作りました。
ヨーロッパのドイツあたりでよく作られた民芸品です。

我が家では麦わらはいくらでもありますから、麦わら細工用にきれいな状態のものを取り分けて保管しています。
上の娘は、それを用途に合わせて切ったり裂いたりしてパーツをこしらえ、いろいろなもに細工しています。

麦わらも、品種によって色や光沢に違いがあり、また長さも違いますので、様々な表情の作品が出来上がります。
今回のは、ライ麦の藁で作ったものです。
ライ麦の藁は、銀色の光沢があり丈も長いので、わら細工には最適です。

Storohsterne /ストローステルネは、筒状の藁を3つまたは4つに裂いて細いテープ状にしたものを組み合わせて造ります。
幾何学模様が出現して、とても美しく魅力的です。

天使の麦わら人形は、これも北欧の民芸品なのですが、以前いただいたものを手本に再現しています。

オミクロン株、市中へ

また新たに世界中を騒がせている、新型コロナウイルスの新たな変異種オミクロン株ですが、わが日本国内にもすでに持ち込まれ、早くも市中感染を疑う例が複数確認されるに至っています。
もはや、オミクロン株は市中に放たれたと見なければなりません。

このオミクロン株、感染力がめっぽう強いと言われ、ものすごいスピードで世界中に広がっています。
一方、重症化率や死亡率は高くないというデータが出つつあるようですが、感染者の数が膨大になればそれなりに重症者の数は増えますから、医療体制が逼迫することも想定しておかなくてはなりません。

このようにまたしても憂鬱な状況になりつつあるわけですが、ここでもやはり肝心なことは個々人の基本的感染対策の徹底です。
マスクの着用、手指衛生、三密回避などをより念を入れて行うことです。

地味な対応のようでいて、実はこれが一番効果を上げることは、もう事実が証明しているのではないでしょうか。
思い立ったその時から、すぐに始められますから。
それプラス、検査と隔離、ワクチン接種、そして治療薬と続くのが道筋ですね。

いずれオミクロン株の性質も解明されるでしょう。
もし言われるように、重症化や死亡の確率が低いのであれば、それが分かった時点から対応を緩めれば良いだけの話ですから。

ここしばらくの間辛抱すれば、その後の道筋は見えて来るのではないでしょうか。

私的には、いつもと変わらぬ対策を続けるだけで、それ以上の心配はしていません。
店内の安全も自身の安全も、確保出来ると考えています。

ナナオが生きていたら・・・

今日、12月23日は、放浪の詩人ナナオサカキの命日です。

と言っても、ご存じない方がほとんどだと思います。
今から半世紀も前の頃、世界中を放浪して詩を残したナナオサカキですが、世に知られることはほとんどありませんでした。

当時、少数のヒッピーと呼ばれる人たちの間でカリスマ的存在だった、本人もまたヒッピーだった、それがナナオサカキです。

自然回帰や宇宙的な考えが中心にあり、詩はそうしたものがテーマになっています。
私のこのブログでも、何篇か紹介したことがありますので、覚えている方がいるかも知れませんね。

で、今ナナオが生きていたら・・・と思ったのは、昨今の獣害に悩まされる状況についてのことです。

北海道でもロッキーの山懐でも、所かまわず縦横に歩き回ったナナオですから、熊のことも鹿のことも良く知っていたに違いありません、
そう言う話は、実はあまりしたことはありませんが、「崖を上って辿り着いた先の岩に手を掛けたら、それが熊の尻で、熊も驚いて逃げて行った。」と、一度だけですが獣の話題でした。

何事も自然の中にあることを良しとし、自然の計らいのままに生きることを良しとして来たナナオに、もっと狩猟の話や獣のことを聞いて置けば良かった・・・と思っています。

動物愛護の考え方についても、何と言うだろうかと。

寒さが増しています

栗パイ

特製栗ペーストがたっぷり入っています。
今週末も、ご用意しています。 1個 160円

今朝は、雪でした。
麦畑のことを思えば、やっと降ってくれたか・・・という雪でした。
どうかこのまま融けないで、消えないで、さらに積もって根雪になって欲しいと願います。

一方、寒さも増して、水道管の凍結防止電熱線に電源を繋ぎました。
東北では、冬は凍結防止の手立てがなければ水の確保は不可能です。
電熱線は最も優れた手段ですが、ただ一つ、停電になったら役に立ちません。

そういう時は、出しっ放しにするという手を使うのですね。
五円玉の穴を通るくらい細い流れでいいみたいです。
ま、長時間の停電なんて滅多に無いことですが、いざという時のためにそれも覚えておきましょう。

そしてさらに気をつけるとしたら、排水管の凍結です。
特別寒い日にはあり得ることとして、ちょっと気にしておきましょう。

我が家の二階にある洗面台の配管は、給排水ともに凍結防止電熱線が巻いてあります。
排水管が凍ったら、それはもう酷いことになりますから。<参照>

雪囲い、除雪機の整備、水道の凍結防止、冬野菜の保存、芋やかぼちゃ米などの備蓄、冬への備えはもうとっくに出来ています。

冬将軍さん、さあさあいつでもドーンといらっしゃい!

小麦麺、おいしかった!

食工房の麦畑で収穫した「南部小麦」を乾麺加工して販売したのは、すでに皆さまご存じの通り。

9月の末に売り出して、10月の内に完売しました。
尤も、数がそれほどありませんでしたが。

で、印象に残っているのが、とにかくおいしかったことです。

茹でている時漂って来るのは、家に入った瞬間にそれと分かるうまそうなにおい。
市販の乾麺のうどんじゃあ絶対に味わえない小麦の風味を堪能出来ます。

前にも申し上げましだか、小麦麺と言っていますが要はうどんです。
でもねぇ、そのうどんがちがうのですよ。
普通にうどんと言って食べている物とのあまりの違いに驚嘆しますから。

実は、乾麺加工してもらった時の端の切り落としがけっこう沢山あって、まだ食べています。
今日の夕食は「うどん」と決まると、もう昼間から楽しみな私です。

それくらいおいしいのは、まず製麺屋さんの腕がいいことが半分、あとの半分はこれも麦の力です。

小麦麺の成功に気を良くして、今年も南部小麦を作付けしています。
来年の収穫は、もう一段収量、品質ともに上げようと、今から計画を練っています。

とうとうわが家では、うどんも畑からつくるものになりました。

次亜塩素酸水の空間噴霧に対する否定的見解が撤回されました

少し前のニュースになりますが、去る10月21日付で、次亜塩素酸水の空間噴霧に対する厚生省の見解が変更となり、全国都道府県衛生主幹局に向けて通達文が出されました。

これにより、これまで推奨されないとしていた次亜塩素酸水の空間噴霧は、公式に認められたことになります。

また、次亜塩素酸水を消毒剤として使用する際の「ヒタヒタにしないと効かない」「アルコールのようには効かない」「吸い込む恐れがある」などの間違った情報も訂正されました。

昨年5月の経産省・NITEの中間発表以来、本来の評価を失い封殺されて来た次亜塩素酸水ですが、今後は本来の評価に基づいて役割を果たしてくれることを期待しています。

食工房では、昨年11月末から、それまで一旦中止していた次亜塩素酸水の店内空間噴霧を再開して今に至っています。

もちろん科学的に信頼に足る根拠があると判断したから再開したわけですが、この間これについてお客さまから疑問を呈されたことはありませんでした。
また自分たち自身、何らかの健康面に関する不安も全くありませんでした。

それから、店頭ではお客さま用の手指消毒剤としてアルコールを備えていますが、中の私たちはずっと次亜塩素酸水を使用しています。

食品を扱う者として、例えばノロウイルスのようにアルコールが効かないものに対しても高い有効性を示す次亜塩素酸水は、必須の消毒剤だと考えるからです。

今後、もっともっとこの次亜塩素酸水が高く評価され普及して行けば良いと思っています。

さて明日は、また営業再開の木曜日、パン焼きの日です。
お天気は雪になると言っていますが、現在はまだ雨です。
夜半から雪になるかも知れません。
そうなった時はそうなった時のこと、ポイント2倍を適用させていただきます。

皆さまのご来店をお待ちしております。

雪空の下、ご来店御礼

本日は、概ね予報通りみぞれ混じりの冷たい雨が降る一日となりました。

時折雲が切れて明るい日差しが覗く時もあったとは言うものの、このいかにも薄暗くてものさみしい雪空の下、意外にもご来店のお客さまがポツリポツリとお出でになりました。

本当にありがたく、感謝の気持ちを込めて、「雪の日ご来店ポイント2倍」を適用させていただきました。
本日のご来店、心より厚く御礼申し上げます。

さて、日本ではほとんど落ち着いたかに見える新型コロナの感染状況ですが、世界では感染拡大している国々が少なくありません。

そしてまたここに来て、南アで新たな変異株が発見されたと大きく報道されています。
関係機関も最大限の懸念を示していて、もしそれが本当なら、世界はさらに大きな危機に見舞われることになります。

わが日本は、早速水際対策を強化するとしましたが、それでも侵入を完全阻止することは出来ないと思っていなくてはならないでしょう。

しかし、感染症防護の基本はいつも同じなのですから、結局は私たち一人一人の意識と行動にかかっています。
せっかく経済回復への一歩を踏み出せそうな今、ここでまた新たな波にのまれるようなことがあっては、元も子もなくしてしまいます。

行政はワクチン接種と検査医療体制に万全を期すこと約束し、一方私たち一人一人は基本的感染対策を緩めないことを自らに課して、慎重に前に進んで行くしかないと思います。

サバイバルです!

初雪、そして冬の嵐

今日の早朝未明の頃、それまで降っていた雨が雪に変わったようです。
朝起きて見ると、あたりは一面白くなっていました。

「あぁ、とうとう来たか!」と、がっかりするのが半分、よしっ!と気合が入るのが半分でした。
その後、雨になりましたが風は冷たく、もうここから先は情け容赦のない寒さの季節なんだと、空を見上げる私でした。

これから先の季節は、獣害対策も今までとは違う局面を迎えます。
雪の中では、くくり罠や箱罠は使えません。
電気柵も、役に立ちません。

一方、雪の上には足跡が付き、冬枯れで見通しも良いので、獣を追うのは容易になります。
狩猟も解禁されますから、積極的に狩って数を減らす良い機会です。

しかし、狩猟をする人は年々少なくなっていますし、経験豊富なマタギと呼ばれる狩猟者はさらに少ないのです。

つい先日、道路沿いに設置してあった電気柵を、除雪車の通行のために撤去しましたが、早くもその翌日には麦畑の中にイノシシが侵入した跡を発見しています。

全く先が思いやられます。
と言っても、差し当たり私に出来ることは、被害の旨を届け出ることくらいです。

それはそれとして、明日のパン焼きに備えて仕込みをしなくてはなりません。
この季節は、パン屋にとって稼ぎ時なのです。
安心してお正月を迎えるために、がんばらなくてはなりません。

さぁぁぁ!、やるぞぉぉぉ!

明日の皆さまのご来店、心よりお待ちしております。
なお、シュトレンの試食品を提供いたします。
皆さまそれぞれにお持ち帰りいただけるよう、小さく切り分けて個包装したものをご用意しております。

コロナの行方、どうなるんでしょう

否、わが日本の中だけ見る分には、ものすごく減少して終息に近づいているようにも見えるのですが、世界の状況は全く逆で、ヨーロッパ各国は軒並み急拡大の様相です。

今わが国で、一日あたり数十人にまで減った新規感染者が、再び一日当たり数万人にまで増えることがあるとしたら、これはもう私たち一人一人がどれだけ愚かなんだという証拠にしかなりません。

先日のニュースの映像で、感染急拡大のヨーロッパのどこかの国の若者が、政府が再び行動制限やマスク着用の義務を打ち出したことに抗議して、大規模な街頭デモを繰り広げているのを見ましたが、私などは、いくら何でもそれは無いだろう!と思ったものですが、皆さまは如何思われますか。

この先数ヶ月の、わが日本の動向に多大な関心を抱いている私です。