中島通信」カテゴリーアーカイブ

感染者減の今こそ認識しておきたいこと

新型コロナの新規感染者数が、日を追って減少しています。
こんなに減って、本当なの?と思うくらいです。

その一番の理由は、やはりワクチンの接種が進んだことでしょうね。
世界の中でも接種率上位3位以内ですから。

で、それはまあいいのですが、この感染者減の今こそ、改めて確認しておきたいのですね。
ワクチンの効能がどこにあるのかということと、私たちが今後もしばらくの間留意しておかなくてはならないこと、この二つだと思います。

先ず一つ目は、ワクチンが効果を上げているとしても、必ずしも感染そのものを防げているかどうかは分からないということです。

感染しても発症しないか、あるいは発症しても重症化しないというのがワクチンの基本的な効能で、感染そのものを防ぐ効果は、本来期待されません。

尤も、この度のMRNAワクチンは大変な優れもので、感染そのものを防ぐ効果も一定期間一定程度期待出来るわけです。

であるにしても、ワクチン接種者が感染して、症状が出ないで済んでしまうことは少なからずあり得るわけで、それゆえに検査の機会にも縁がなくカウントされないことにもなります。

無症状や軽症で済むなら問題ないようにも思われますが、そうではありませんね。

一方でワクチン接種していない人が一定割合いるわけですから、その人たちにうつしてしまうリスクは、当然のことあり得ます。
そしてその人たちが感染すれば、重症化のリスクはずっと高いのですね。

ですから、これだけ新規感染者数が減ったと言っても、実はその中身は分かりません。
今しばらくの間は、やはり基本的な感染対策は継続すべきでしょう。
経済活動の再開を望むなら尚のことです。

いずれにしても、もうほとんどいいところまで抑え込むことが出来たと思います。
もうあと一息です。
がんばりましょう。

イノシシ、来た!

獣害対策

くくり罠設置個所(動画撮影箇所)
食工房からさほど離れていない、日常的生活エリアです。
中島と高野の圃場全てが視野に入っています。


獣害対策

動画撮影範囲を確認するための日中の画像

ここしばらくの間、イノシシの出没の痕跡が全く見つかりませんでした。
同様に、熊も猿もですが。

で、この前の出没の後、くくり罠を仕掛けてあるのですが、肝心の獲物はやって来なかったわけです。

一昨日、思いついて、さつまいもを掘った時に出たクズ芋を罠のまわりに置いてみました。
そして、少し離れた所にトレイルカメラをセットして監視出来るようにしました。

まず一日目は空振り。

二日目、昨夜から今朝までですが、昨夜遅く23時頃、やって来ました!イノシシが2頭。
多分、番いです。

早速、さつま芋のにおいを嗅ぎつけて近寄って来るのですが、くくり罠に気がついていて、とても慎重です。
しかし、イノシシにとってさつま芋はよほど魅力的らしく、食欲を抑え切れないようです。
トレイルカメラは、その葛藤が伝わって来るような映像を8本も記録していました。

うん、これならイケるかも知れません。
今日また、さつま芋を、置き方をちょっと工夫して配置しました。
何とかして罠を踏ませようというわけです。
早々うまく行くとは思っていませんが、2頭とも捕まえたいですね。

彼らをそのままにしておけば、来春には可愛いウリ坊を5、6頭連れて現れることは間違いないので、何としてもこれを防がなくてはなりません。

獣たちも、もちろん命がけで生きているには違いありませんが、私たちだって同じく命がけです。
だから、これは戦いです。

共生、共存は、出来る局面もあれば出来ない局面もあるのです。
出来ない時は、情け容赦は無用と心得ています。

寒い冬、燃料費高騰!

北半球の今度の冬は寒くなりそうだと言います。
南米チリ沖でラ・ニーニャと呼ばれる海洋現象が発生しているのがその理由だとか。
昨シーズンも同じ理由で、寒くて雪の多い冬でしたから、今度もほぼそうなることは間違いないのでしょう。

そこへ、このところの原油高騰です。
ガソリン、灯油が高値となっているのは、もう皆さますでにご存じの通り。
ガスも電気も、もうすでに続けて値上がりしています。

エネルギーの需給逼迫は、どうやら世界的な問題らしいですね。
中国のエネルギー買い占めも一つの原因だそうですが、他方、EU諸国が急激に再エネに舵を切るエネルギー政策に失敗して、かえって化石エネルギーに頼らざるを得ない状況に陥っていることもあるそうです。

アメリカも似たような状況の中、バイデンさんは国内の原油増産を認めず、OPECから輸入を増やそうとしている有様だとか。
わが日本は、エネルギー全般すべて輸入頼みですから、とても厳しい状況に晒されているのですね。

この傾向は、今度の冬が終わる来年春頃まで続くと予想されていますから、パン屋の経営も厳しいですが、その前に寒くても暖房を我慢して耐えなくてはならないかも知れません。

あぁ、薪ストーブが・・・。
しかし、今住んでいるこの家は、構造的に薪ストーブの設置は困難です。

それにしても、食べるものと燃料くらいは、手元足元で間に合って行くような生活でありたいと思います。
その点、食べるものはまだ少しは自給出来ているとしても、燃料に関しては全く何も間に合っていません。
これを機会に、真剣に模索して見ようと思います。

冬の到来を告げる嵐

強い季節風に乗って、冷たい雨粒が投げ礫のように飛んで来ます。
かと思うと、雲の切れ間から日が差して、飯豊山の方向に虹が見えたり。

そして日が暮れた今は、暗闇の中で断続的な雨音だけが聞こえて来ます。
私たちは、明日のパン焼きに備えて、作業場と母屋の間を行き来しながら、束の間雨風に打たれ空気のにおいに冬を感じ取ります。

獣たちはどうしているでしょう?
明るい家の中で、温かい食事をいただき、乾いた暖かい布団で眠れる幸せを、殊更のように感じる私です。
明日の早朝午前3時の外の様子は如何に?

いきなり寒くなるようです

今日すでに気温が下がって来ていますが、明日の朝は霜が降りる寒さになるようです。

麦は、寒さにはよほど強いので大丈夫とは思いますが、昨日一昨日に発芽したばかりのものは、さすがに心配になります。
まあ、多分大丈夫とは思っていますが・・・。

人間の私たちも、この寒さに対応して重ね着しています。
暖房機のテストもしました。

ご近所の用意周到な方は、早くも除雪機の点検をしていました。
そうなんですね。雪の季節も、もうそんなに遠くは無いってことを思い出してしまいました。

もう以前から申し上げていますが、寒さに向かうこの季節が好きです。
まだもう少し先ですが、時雨降る夜の静けさ、合間にやって来る小春日和の和み、物思う季節でもありますね。

しっかり働いてゆっくり休んで、一歩一歩進みます。
歳を取るのも、またいいものだと思えるようになった私です。

イノシシが動き回っている

相変わらずイノシシが動き回っています。

昨夜から今朝にかけて、そこそこ強い降雨となっていましたが、イノシシが出て来て歩き回った痕跡が沢山見つかりました。
仕掛けて置いた監視カメラにも、番いと思しき成獣2頭の姿が映っていました。

ほとんどの獣たちは、雨の最中には出歩かないで雨宿りしていることが多いのですが、イノシシは全く気にもしていないようです。
だいたいが泥浴びが大好きなのですから、濡れることなんか平気なんでしょうね。
麦畑の電気柵の直近にもやって来たようです。

一方で、昨年の今頃あれほど私たちを悩ませた熊は、全くと言って良いくらい出没の痕跡が見つかりません。
バックヤードで一体何が起こっているのか、真相が分かるのはいつになるでしょうか。
そう言えば、猿も来ません。

しかし、最近になって、鹿の鳴き声と思しき音をよく聴くようになりました。
伝え聞いた話ですが、目撃情報もありますので、いることは確かです。
もし鹿が畑に害を及ぼすようになるとしたら、今計画している電気柵は、最初から計画の練り直しとなります。

全く、次から次へと新たな試練が降りかかって来ます。
一昨年は猿、昨年は熊、今年はイノシシ、そして来年は鹿かも知れません。
いやはや、たまりません。

さてさて、明日は定休日明けの木曜日、パンを焼いて皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

IIDE編集、追い込み

「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の編集が、最終工程に入りました。

とにかく忙しい毎日の中、いろいろな事を寸刻みに継ぎ足しながら、それぞれ時間に間に合うように完了させて行かなくてはなりません。

実は、電気柵設置補助事業への申請に向けた準備も、そうそう一気には進まず、思い悩んで眠れない夜もありましたが、今日市役所に行って交渉した結果、ほぼこちらの希望通りに実現出来そうな目途が立ち、胸を撫で下ろしているところです。

昨日の種まきの完了もそうですが、やれば出来る、必ず最善の結果が出ると強く信じて努力することですね。
それでも結果が出ない時は、今はその時ではないと納得も行くものです。
「腹をくくる。」とよく言いますが、物事を成し遂げようとする時、「覚悟」はまず何より重要と思い至った私です。

ちなみに、明日と明後日、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんように。

感染者数、減って来ましたね

他でもありません、新型コロナの新規感染者数が、このところどんどん減少して来ています。

今一その理由が分からないのだそうですが、それでも、まず一番の理由はワクチンでしょう。
接種率は、もはや先進国でもトップクラスに躍り出ましたから。
これは大きいと思います。

あと、そもそも国民一人一人の対策のレベルが、諸外国に比べて高いのじゃないでしょうか。
まあ、一部に全くしょうがないレベルの人もいないわけではないでしょうが、そういう人たちの分までカバー出来る段階に達しつつあるということだと思います。

ワクチン接種に関しては、3回目の接種の目途はすでについているようですから、しかるべき時が来たら、スムーズに接種が進むでしょう。

ワクチン接種が済んで、その上で基本的な感染対策をしているのであれば、どこに出かけて何をするのも、それほど大きなリスクはないと考えてもいいのではないでしょうか。

終わって見れば、多分我が国は、世界の中でもコロナ対応の優等生との評価を受けるでしょう。

もう少しの辛抱と思います。
今度の冬を、大きなピークを作らず、そこそこの感染者数で乗り切れば、そこから先はもう大丈夫でしょう。

ただし、次の新たな感染症が現れなければの話ですが・・・。

ま、ま、何はともあれ、がんばりましょう。

今のうちに

長期予報の言う通り、気温の高い日が続く10月前半です。
しかし、来週にはお天気の流れが変わって、以後急降下で秋が深まりそうです。

あと3箇所残っている種まきを、何とか終わらせたいと思っています。
面積としては大したことは無いので、やればすぐに終わります。

圃場の準備も出来ていますし、あとは少しの時間を捻出出来るかどうかだけです。
でもまあ、最優先でやらなくてはいけませんね。
そして、百姓4年生進級を果たさなくては・・・。

一方、相変わらずイノシシが動き回っているようです。
大きな栗の木の下で栗を食べている様子が、監視カメラに映りました。

掘り跡がないので、熊かな・・・と思いましたが、イノシシでした。
そういうこともあるんですね。
いつでもどこでも掘り返しているわけでは無いのですね。

尤も、さすがに電気柵は突破出来ないでしょう。
おいしいさつまいもを、あげるわけには行きませんよ。
もうすぐ私たちが芋掘りです。

IIDE、あと少しのがんばり

IIDEこと、「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の編集をしています。
テキスト原稿は、あと少しのがんばりで終わります。

並行して、先に書けたところにカミさんがイラストを描いています。
表紙の絵も出来ました。

何と言うか、やっぱり紙版はいいなと思います。
今週中には出来そうです。

毎日毎日、やる事が多くて時間がいくらあっても足りませんが、それでも今日は、日中予定していたことは全て完了しました。

この後は、デスクワークを少しやって、後は明日のために休むってことですね。
ではでは。