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ワクチン接種の案内が来た

75歳以上の方の接種が一回りしたということのようで、65~75歳の年代対象にワクチン接種の案内が来ました。

もちろん事前に予約してからになりますが、受け付けが電話のみだというので混雑を心配したものの、かけた見たら一度で繋がりました。
人口の少ない地方都市だからでしょうか。
スムーズだったのは良かったです。
私も連れ合いも、この次の日曜日に接種です。

不特定多数のお客さまを相手の商売をしていますので、先ずは自分が感染源になることだけは絶対に避けたいのですね。
ワクチン接種は、必須と考えています。
2回の接種が完了してその後一定期間が過ぎれば、一応安心出来る状況になると考えています。

一方、だからと言って感染対策を解除することはないと思っています。
日本国内はもちろんのこと、広く世界を見渡して完全な終息を見るまでは。

まあでも、ある程度ワクチン接種が進んだ状況になれば、また外にテントを張ってお茶席など用意することも出来るようになると思っています。

さあ、ここで気を緩めず、がんばりましょう。
ワクチン打つ前に感染してしまったら、本当に何にもなりませんから。

久しぶりに猿の群れ

夕方、追い払い用の3連発花火の爆音が聞こえました。
当集落内です。

ちょうど一仕事終えたところだったので、こちらも花火など用意して駆け付けました。
3~4人ほどの人が出て、花火を打っていました。
猿の群れが来たとのこと。

ここ二ヶ月ほど猿の気配もありませんでしたから、本当に久しぶりです。
「いやー、ずーっと猿来なかったからさ。オレ、さみしかったよ。」と冗談をいう一幕も。
「そろそろ畑のじゃがいもが気になって見に来たんじゃねぇの!」というわけで、今日から警戒の日々の始まりです。

明日は、どちらに移動するか、概ね予想は付いていますので、そちらのエリアに居る方のお宅に知らせておきました。
うちのじゃがいもも気を付けなくては・・・。

熊、イノシシ、猿、カモシカ、さてこれで大物4役が出揃いました。
ま、そうそう奴らの好きにはさせません。

コロナ禍の影響、じわじわと

会津は観光地です。
管内には国定公園の区域がありますし、各地に有名な観光どころが点在しています。

会津管内の商店や事業所は、直接間接に観光との関りを避けることは出来ません。
およそどんな商売をしていても、観光の動向に影響を受けないということはあり得ません。
ですから、この一年余りの間のコロナ禍の下、観光地が被った影響は計り知れないものがあります。

それでも昨年当初は、経済的な救済措置も次々打ち出されましたし、給付金などによって危機を免れた事業者は数えきれないくらいいたと思います。
そうです、食工房も例外ではありませんでしたから。

そして昨年夏の頃から展開されたGo To トラベルによって、飛躍的に会津の経済状況は良くなりました。
しかし、その後のリバウンドによる第3波により、再び東京など大都市圏に発出された緊急事態宣言とともに、Go To トラベルも中止されてしまいます。
そこから先は、観光地会津にとっては地獄のような状況が続くのですね。

春になって一番のかき入れ時だったゴールデンウィークの頃も、会津における感染者の急増という事態に見舞われ、もはや最悪の状況です。
このところ少し落ち着いて来たように見えるものの、相変わらず観光地には客が戻って来ません。
街は本当に静かです。

食工房にお出でくださるお客さまの数も、平均すればずっと減少傾向が続いています。
会津管内の取り引き先からの注文も、今までにないくらい減ってしまっていて、業界全体が苦境なのだと分かります。

ここまで来ると、あとは何か決定的に人々の気持ちを安心させるような状況が来ない限り、回復は望めないと思います。

当面、ワクチンの接種がどこまで進むかでしょうね。
冷静かつ科学的に見れば、決してワクチン万能ではないはずなのですが、人々の気持ちが変わることは間違いなさそうです。
今の状況では、ワクチンに頼るより他ないのかも知れません。

かくれんぼしている気分

先日の子熊、畑を荒らしたイノシシ、どちらもこの地域内にいることは間違いありませんが、ここ一週間ほどの間、はっきりと行動を掴むことが出来ません。

全く痕跡がないわけではありません。
しかし、とりあえず畑は荒らされていませんし、どれも確証の乏しい痕跡ばかりで、監視カメラを仕掛けてもすべて空振りです。
それでも、この集落内の田畑やその周辺を歩いていることだけは確かでその証拠はあるのです。

こうした状況をどう評価すれば良いのでしょう。
私たちの圧力がある程度効果を上げていると言えるでしょうか。

全く尻尾を掴むことが出来ません。
まるでかくれんぼしている気分なのですね。

もっともっと彼らのことをよく知って、かすかな痕跡も見逃さず、そこから次の行動を予測出来るようになりたいですね。

狩猟者の感覚をこそ、今一番学びたいことです。

井上憲一フォークロアライブ1974年10月

今日、ふっと思い出して、古い音源を掘り返していたら、昔録音したお宝が見つかりました。
前に一部をご紹介したと記憶していますが、今回、フルライブバージョンということで、全編ノーカットでアップロードいたします。
その場に居合わせた皆にとっても、私自身にとっても、本当に良い時代でした。
コロナ禍の下、ステイホームで時間がある方、約1時間半のフォークロアライブをどうぞ。
井上憲一フォークロアライブ1974.10.mp3

今朝は、熊

今朝と言っても時間にすると午前10時頃の話です。

すぐ近所の方から電話があり、すぐ下のカーブのところ(道路)を子熊が横切るのを目撃したとのこと。
昨年秋に柿の木に熊が上り下りしたあたりです。

二時間ほどたって一仕事終えてから、直接詳報を聞きました。
どうやら一週間前5/28に国道を横切るのを目撃されたあの子熊のようです。
推測の域を出ませんが、まずほとんどのところ今年親から離れて独り立ちしようとしている子熊です。

では、どうして山の中ではなく、わざわざ人里を選んで子を放すのでしょう・・・?
その理由は、たぶんこうです。

山の中には、大きくて強い雄熊がすでに縄張りを持っていて、入り込む隙がないのです。
子熊にとって一番の敵は、大人の雄です。
大きく強い雄熊が、子熊や若い熊を襲って喰ってしまうことは、何も珍しいことではありません。

そこで母熊は、危険な雄熊が近寄って来ない人里に子熊を放します。
と言うことは、人は熊から見てさほど恐れる必要のない存在になっているということです。
分かりやすく言えば、舐められているのです。

今時、大方の人間が熊を恐れていることは、熊の方ではとっくの昔に感づいています。
ですから、時には山の中から大きな雄熊が母子連れを狙って人里にやって来ます。
彼らもまた、もはや人は恐るるに足りない存在だと自覚している可能性が濃厚です。

さてでは、この子熊をどうしましょう・・・。
近年、人間にとって悪い学習ばかりをし続けている熊たちですから、どこかでそれを断ち切らなければ、私たちが安全に生活出来る場所は、そのうち無くなります。

何とかして、人間は手強い存在だと言うことを思い知らさなければなりません。
それも、一時的なものでなく継続的に、日々私たちの側の努力によってのみ成し遂げられるものであることを、銘記しておきたいと思います。
そして生存は、常に命の危険とせめぎ合い闘うことであると。

正直落ち着かない毎日

麦ラボ

ポールの間隔、約2.5~3m ネットの高さ、約1.9m


麦ラボ

中島第3圃場と第2圃場の南端 約40m

麦畑が実りの季節を迎えています。
開花の時期を過ぎ、少しずつ実が熟し始めています。
まだ緑色をしていますが、気が気ではありません。

と言うのは、イノシシがうろついているからです。
彼らは、穀物が大好物です。
量当たりのカロリーが高くて、栄養豊富ですから。

そこで圃場の周りをネットで囲う作戦なのですが、被害に遭う前に囲い切れるかどうか、そこを心配しているわけです。

否、何とかして囲い切りたいものですが、一方、何か別な方法でイノシシが近づかないような作戦は立てられないものかと思うのですね。

あるいは、捕獲して殺処分するとか。

圃場の周りを囲うなんてのは、いちばん受け身で消極的な対応ですから。

役場には駆除願いを出していますが、いつ対応してもらえるのか、今のところ動きはありません。

これは、ある意味命がかかっているのですよ。
昔の農民の気持ちが分かります。
大事な作物を餌食にされるくらいなら、その前に撃ち殺して肉を食いたいと。

この生ぬるい社会の中で、多分こうした命のやり取りを理解してはもらえないであろうことに、釈然としない思いばかりが募る私です。

晴天の下、作業は続きます

今日は定休日、朝から晴天に恵まれ、屋外での作業に汗を流しました。
麦畑の周りをネットで囲う作業です。

まず初めに、まわりの草刈りをして、作業がしやすいように準備をします。
これは、数日前から進めていましたので、すでに終わっていました。

次に地面に2~3m間隔に穴を開けて細い竹の棒(2.5m長)を差します。
それからネットを張ります。

圃場の周りをぐるっと一周、すき間が無いように囲います。
張り巡らしたネットの高さは約1.8~2.0m、裾は固定せず地面に這わせています。
1m以上幅を取っています。

写真があれば分かりやすいのですが、その余裕がなくて写真を撮っていません。

一見頼りないこのネットも、獣たちから見ると、突破して大丈夫かどうか、相当戸惑うはずです。

近づくと、まず最初に足元に網が絡まり付くので、先へ進むことをためらいます。
下からくぐろうとすれば、尚のこと体全体に網が纏わりつきますから、それもしないと思います。

結局入れるところを探して、グルグル周りを回っているうちにあきらめるざるを得ないだろうと言うのが、私の作戦です。

実は昨年、かぼちゃとさつまいもを植えた圃場をこの方法で囲ったところ、熊、猿、イノシシ、その他の小動物も一切侵入がありませんでした。

今年も上手く行くかどうか分かりませんが、勝算は大きいと思っています。

ただ、作業が間に合うかどうか・・・、それが問題です。
何しろ膨大ですから。
まあでも、やるしかないのですね。

今の法律では、獣たちの数を減らしてはいけないことになっていますから。
何とも歯痒い思いはありますが、致し方ありません。

営業の一週間が終わりました

食工房の営業の一週間は、木曜日に始まり翌週の月曜日までです。
今日は最終月曜日で、明日と明後日は定休日です。

何と言うか、月曜日の夜は、少しだけほっとした気分になれます。
別に、仕事に嫌気が差すことはありませんが、緊張から解放される安堵の感覚は、気合を入れている日常あってこそ味わえるものです。
暫しの休息を与えられれば、木曜日にはちゃんと気合が入ってパン焼きに臨めるのですから、ありがたいことです。

明日は、獣害対策のために大方一日中、圃場の周りで作業していると思います。
これだって仕事と言えば仕事ですが、リクレーションの効用もあるのですから、悪い気がしないどころか楽しくやれるのですね。

獣たちと知恵比べ、楽しいですよ。
もちろん、日々の生活がかかっていますし、命がかかっているのではありますけれど。
だから、楽しいのですよ、分かりますか。

イノシシが毎夜やって来る

ここ数日、毎夜イノシシがやって来ています。
先日被害を受けたおばあちゃんの畑に再び侵入しました。

しかし今のところ、麦畑には入りません。
と言うより、登熟を待っているのでしょう。

実が入って来たら、確実に被害に遭いますから、今日から圃場の周りにネットを張る作業を始めました。
総延長は、およそ600mにもなりますので、全部張り終えられるかどうか、危ぶんでいるところです。

何しろ資材購入の代金だって大変な負担になりますので。
我が家の対策は、多くの方がやっているような電気柵は用いません。
多額の費用がかかりますし、管理も大変です。

私の作戦は、やわらかいネットを張り巡らす方法です。
これで本当に防げるのか、やって見なければ分からない部分もありますが、うまく行けば多くの農家にとっても朗報になると思います。

ここ数日お天気が良いようなので、その間に進められるだけ進めなくてはなりません。
間に合うかどうか、イノシシとの駆け引きが続きます。

一方で、熊や猿もいるので、そちらも気にしながらの対策です。

敵の動きを把握するために、また監視カメラも仕掛けています。