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子熊の目撃情報

今日の夕方、日没前、わが家に用があって訪ねて来た方が、帰り道当集落地内で子熊を目撃したと、車中から電話して来ました。

場所を詳しく聞いて、早速駆けつけて見ましたが、もちろん子熊の姿はあるわけもなし、しかし足跡はいくつか認めることが出来ました。
どうやら、何度も繰り返し通っているルートのようです。

すぐ近くには駐在所と人家が2軒、住人もいます。
そこでまず駐在所に報告を入れ、それからまわりの方々に知らせて回りました。
区長にも連絡しましたが、暗くなってからでは手の打ちようもありませんので、明日の早朝また現場付近をパトロールすることになりました。

目撃した方の話だと、その時は単独だったそうですが、母熊がいた可能性もありますので、最大限警戒はすべきでしょう。
今回は、貴重な情報を得られて幸運でした。

何処にどんな熊がいて、どういう行動をしたか、情報を集めることが何より先決です。
そうすることによって、対応の仕方も見えて来るというものです。
先日の熊が、実は親子連れだったかも知れず、それを確かめるためにも、次々情報を集めて行くしかありません。

イノシシも、相変わらず出没しているようです。

さて、それはそれとして、明日はパン焼きの日です。
店はいつも通り営業しております。

皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

久しぶりにIIDEの編集

紙版・飯豊の空の下から・・・ の編集を再開しています。

ここ数ヶ月、忙しかったことは確かですが、何故取りかかれなかったのか、どうも釈然としません。
自分がだらしなかっただけかも知れません。

高性能のPCもあるし、ツールも揃っているのに・・・。
やり出せば、それなりにけっこう楽しく進められるのに、時間がないなんて、私の場合は贅沢な悩みなんですよね。

で、気を取り直して、久しぶりに編集を再開したと言うわけです。
来週には出来上がると思います。

ちなみに、印刷用版下製作はAdobe Indesign を、挿入イラストの画像編集はPhotoshopを使っています。
印刷は、インターネット プリント通販を利用します。
A3版両面4色カラー刷り500部、翌日出荷で10,000円のコストです。
速い、安い、確実、もはや時代はこんなところまで来ているのだと、昔を知っている私にはただただ驚くばかりです。

初熊、そしてイノ

獣たちとの戦いが始まりました。

今日は朝一番、お隣の農家さんがやって来て、「クマ、出ました!」と。
そして話の続きは、イノシシの被害にも及びました。

すぐに支度をして、現場を見に行きました。
まずは、クマの足跡です。
サイズ18cmの後ろ足は、立派な大人サイズです。

侵入方向、向かった先など、推測の域を出ませんが、比較的人家に近いところを通過していますから、これから先のんきにしているわけには行かなくなりました。

次は、イノシシが荒らした畑へ。
植え付けたばかりの長芋の種芋が、全部掘り返され食べられていました。

こちらは侵入ルートを辿って行くと、そこら中に掘り跡が残っており、行動がよく分かります。
どうやら昨夜は、この近辺で大方一晩中仕事をしていたらしい・・・。

麦畑もすぐ隣ですからね。
実って来れば、間違いなく被害に遭います。

早いところ対策しなくては・・・。
そうでなくても忙しいのに、この畜生め!

早速役場の鳥獣害担当に電話を入れ、現場を見に来てもらい、早急な対応をお願いしました。

が、しかし、いつどのような対応が取られるのか、間に合うのか・・・?
さらに被害が出てからでは遅いというわけで・・・。

コロナ禍の緊張感も解くわけには行かないと言うのに、もう一つ別な緊張感を強いられることになりました。

ああ、何とかしてくれー・・・。

雨が多くて困ります

時々止み間はあるものの、雨模様が続いています。
この次晴れたらさつまいもとかぼちゃの植え付けをしようと思っているのですが、明日の定休日のお天気がどうも思わしくありません。

今日は午後のひと時薄曇りででしたから、圃場の周りの草刈りなどをしながら土の状態を確かめて、どこに何を植えるか割り振りを考えていました。

ところが夕方日も暮れる頃になって小雨が降り出しました。
天気予報は、明日は朝まで雨、その後も午後になってまた雨と言っています。
場所によってバラつきはあるでしょうが、すっきりと晴れることは期待出来そうもありません。

そして麦畑でも、雨続きの影響が出始めました。
デュラム小麦の一部が、倒伏しました。

肥料がよく効いた箇所でしょうか、茎が密集して柔らかくしかも大きな穂をつけていますから、重さに耐えかねて倒れたようです。

晴れて乾けば、自分で起き上がって来る可能性がありますが、こんなお天気が続くようではどうなることでしょう。
何か対策しなくてはならなくなるかも知れません。

いずれにせよ、お天気だけは自分の思い通りにはなりませんから、お天気に合わせて自在に動ける態勢こそが肝要なのですね。

とは言え、パン屋の営業も維持しながらのことですから、そう何もかも理想通りには運びません。
ま、出来る時に出来ることを、それで良しとしています。

明日と明後日定休日休業です。
お間違えのございませんように。

雨模様つづく

天気図を見ても、予報を聞いても、梅雨入りとはなっていない様子の我が福島県および東北地域です。

しかし、昨日も今日も、空はどんより日差しは無く時々雨、空気のにおいは水のにおいがするのですね。
同じ湿気っぽいのでも、晩秋の時雨降る頃とは全く違います。

雰囲気的には、もはや梅雨に入っています。
新緑は日毎に濃くなっていて、周りの山はもう緑の海のようです。

そしてまた今時が、一年のうちでも一番草の伸びる季節なのですね。
逆に、この頃はまだ草もやわらかく、刈り払い作業も楽です。

今が最後のチャンスと、雨の止み間を掴んでは、周辺の草やぶや耕作放棄地などの刈り払いを進めています。
昨年とはまるきり様子が変わりつつあります。
獣たちに警戒心を起こさせるに十分なインパクトがあると思います。

この調子で行けば、ニ三年先には周りの風景全体が変わっているはずです。
山間に暮らすものとして、獣たちとの関係の築き方も含めて、自分たちの居場所の守り方が見えて来たような気がしています。

当然、狩猟への挑戦も視野に入れています。
まだまだ老け込んでいるわけには行きません。
がんばらなくては。

風邪を引かない感染対策

コロナ禍になって感染対策がやかましく言われるようになり、マスク着用も手指消毒もすっかり定着し、大多数の人が励行しています。

そんな状況下、街の医院では、インフルエンザの患者がすっかり減って、ほとんどいなくなってしまったと言います。
確かに、この冬はインフルエンザの大流行はありませんでしたね。

しかしこれは、当然と言えば当然の成り行きです。
インフルエンザもコロナ肺炎も、感染対策は全く共通していて、注意点も同じです。

ですから、コロナへの対策で、同時にインフルエンザも防いでいたわけです。
その視点で見れば、感染対策はある程度成功していると言えるのですね。

この一年、多くの方から聞いたのは、コロナ禍になってから風邪を引かなくなったというお話です。
実は私も私の家族も、以前は時々風邪を引いていましたが、この一年余り、全く風邪を引かずに過ごしています。

そこで考えて欲しいのは、この状況下でもし風邪を引く(特にインフルエンザ)ことがあるとしたら、その人の対応ではおそらくコロナウイルスの感染は防げないと言うことです。

それをまた逆に考えれば、風邪を引かない生活の仕方をイメージして実行すれば、それがそのままコロナへの感染対策になるのじゃないかということです。

風邪を引く引かないという、私たちにはよく馴染んだ事象を思い浮かべればいいのです。
その時々に何をすれば良いか、誰にでも分かるのではないでしょうか。

いつもになく疲れを感じた一週間

この疲労感は何だろう?と思う一週間でした。
明日、明後日は、定休日休業です。

で、己の胸に手を当てて、よく考えてみました。
やはりコロナ禍なんですね。

店にお客さまをお迎えする時、本当なら両手を広げて歓迎したい気持ちですが、そこに常にコロナ感染のリスクを疑わなくてはならない悲しさが付き纏います。
お客さまの側から、また自分たちの側から、双方のリスクということです。

どんな時でも、どなたに対しても、最低限の手順は実行しなくてはならない、その事に精神的な苦痛を感じます。

特にお客さまに対しては、例え仮定の話であっても、疑わなくてはならないのは、決していい気持ではありません。

そんな気疲れが、この一週間、会津の感染者急増とともに増したように思います。

そして明日の定休日、日用品の買い出しなどで街に出かける用事もあります。
それはそれで、また一層大変なストレスになるのですね。

ワクチン接種が少しでも早く進むことを願わずにはいられません。

明日からしばらく雨

例年になく早い梅雨入りが報じられています。
福島は、まだ梅雨入り宣言こそ出ていませんが、明日あたりから雨模様のお天気が続くようです。
どの道梅雨入り宣言も出されることでしょう。

播いた種、植え付けた苗、それらの成長のためには雨が必要ですから、恵みの一面が大きい反面、麦の穂が出ているこの時期、開花の頃には晴天が続いて欲しいのですね。

また、獣害対策のために周辺の藪の刈り払い作業をしていますが、こちらも雨の中では作業が出来ません。
ほどほどに交互に降ったり晴れたりしてくれるのが一番いいのですね。

ですから、お天気次第で臨機応変に動けるようにしておくことが何より肝心というわけです。
今日も、食工房の仕事の合間に、サッと着替えて刈り払い作業に飛び出すという切り替えを2回ほどやりました。

そして明日は、この度決意したドゥコンの入れ換えを、明後日の定休日に行うために、夕方から準備のための大仕事となります。
古いドゥコンの電気配線と水道配管の取り外し、店舗入り口を開けるために商品棚の移動、出し入れしやすいように引き戸のレール部分に手当、ここまでは自分でやることになっています。

そして明後日、雨の中の運び入れは大変かもしれませんが、晴天を眺めて恨めしく思うこともないでしょうから、ちょうど良い日程になったと納得しています。
古いドゥコンを撤去し、新しいドゥコンが設置されて動作テストが完了するまでに、明後日の午前中いっぱいかかりそうです。

ちなみに明日は、定時(18時)まで営業しております。

いかにして感染を防ぐか

やはり、コロナ禍の先行きが見えません。

ワクチンの接種が始まってはいますが、あちこちで混乱が生じて、スムーズに進まない現実があります。
私も高齢者ですから、比較的早い時期に接種の案内が来るものと思って待っていますが、まだその兆しはありません。

それにワクチン接種の有無を問わず、完全な終息を見るまでは、感染対策は継続して行かなくてはなりません。

今日、変異ウイルスのことが報道されているのを見ましたが、なかなか手強いようですね。

マスク、手指衛生、3密回避はもちろん基本ですが、決してこれで十分というものではなく、それでも感染する危険は残るのだと考えなくてはなりません。

特に、3密ですが、密閉、密集、密接のどれか一つでも該当すれば危ないと考えるべきです。
そのあたりを勘違いしている人も多いのではないでしょうか。

マスクにしても、ウレタン製は効果がほとんど期待出来ないそうですから、そこも気を付けなくてはなりません。

手指消毒も、指先をちょっとアルコールで濡らす程度では、全く不十分です。

実際にその場に感染した人が居合わせた場合、どういう条件でどのくらいの時間一緒に居ると感染するか、それを考察した記事を見つけましたので、リンクを貼っておきます。 <参照>

さて、では、この決して十分ではない私たちの基本的感染対策を補うものが何かあるだろうかと考えた時、やはり次亜塩素酸水を活用する以外ないだろうと言うのが私の考えです。

食工房の店内で低濃度の次亜塩素酸水を噴霧しているのも、その考えに基づいています。
それは、仮にウイルスを含んだ飛沫が漂う瞬間があったとしても、短い時間で淘汰出来る可能性が高いということです。

次亜塩素酸水は、手指消毒はもちろん、髪の毛や衣服、靴と足などにも使えて、効果も絶大です。
そして外出の際は、次亜塩素酸水のスプレーボトルを持ち歩くことを、皆さまにぜひともお勧めしたいです。

公共場所のトイレを使用する時など、まずドアノブに一吹き、個室に入る前に中に向かって一吹き、便座にも一吹きしてペーパーで拭きます。

帰宅時は、玄関先で衣服の上から全身にスプレーします。
特に足元は入念に。
帽子や髪の毛も忘れずに。
もちろん手指も入念に消毒して、家に入ったらまっすぐ洗面所に行き、丁寧にうがいをします。
この時、まず噴霧用の低濃度次亜塩素酸水でうがいして、その後真水でうがいすれば完璧です。

その他、まだまだ注意すべき点がありますので、あとは見えないウイルスの動きを徹底的に想像して対応することです。

それでも運悪く感染することがないとは言えませんが、何も対策しない場合に比べれば、感染する確率はおそらく千分の一、万分の一になるはずですから、今後ワクチン接種が一回りし、治療薬も開発されて完全な終息を見るまで、このくらいの緊張感は持続して行かなくてはならないと考えています。

営業の一週間終わる

いつものことながら、時間の経つのが早く感じられます。
今日は、食工房の営業の一週間の週末というわけで、明日と明後日は定休日です。

一昨日は大勢のお客さまにご来店いただきましたが、昨日は片手の指で数えられるほど、今日はお一人のみと急減しました。

会津の感染者急増のニュースが流れて、皆さまの気持ちも萎んでしまわれたのでしょうか。
ま、実際のところ予断を許さない状況ですから、何とも致し方ありません。

私たちの方はと言えば、昨日、今日の二日間、食工房の製造仕事を早めに切り上げて、周辺の藪の刈り払い作業に汗を流しました。
店番は、専らカミさんにお任せして。

獣害対策と、里山景観の復元と、圃場の整備を兼ねています。

今年は、これまでの努力の甲斐あって、今まで踏み込むことも出来なかった藪を切り開いています。
見通しが良くなって来るに連れ、ここがどれほど美しい山里であったかが想像出来るようになり、そうなると尚のこと作業に向かう意欲が高まります。

これから、季節を追うごとに、どんどん景色が変わって行くはずです。

人の手も、ただ自然を壊すことしか出来ないというわけではありません。
自然そのままよりもさらに豊かに美しく、その場所を養い育てることも出来るのだと思っています。
と言うよりも、人がいることも一つの自然の姿であるはずですから。