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コキクザキイチゲ

飯豊の空の下から・・・

コキクザキイチゲ
全体的な大きさ(小ぶり)、葉の切れ込みに特徴があります。


コキクザキイチゲ 斜め方向から


コキクザキイチゲ 近影
花の付け根の茎の部分にうぶ毛があるのが、キクザキイチゲの仲間の特徴です。


飯豊の空の下から・・・

キクザキイチゲ 青


飯豊の空の下から・・・

キクザキイチゲ 白


飯豊の空の下から・・・

アズマイチゲ
花びらの枚数、葉の形は、キクザキイチゲとはずい分違います。

このあたりの今の季節の花と言えば、福寿草とアズマイチゲです。
どちらもキンポウゲ科で、可愛らしい花は多くの人に愛でられています。
我が家の敷地内及び周辺にも沢山咲いています。

で、アズマイチゲと同じ形をしていて、青紫色の花を付けるものがあることに以前から気がついていました。
上の娘がいろいろ調べて、それがキクザキイチゲであることを知りました。

そして今度は、そのキクザキイチゲと似てはいるけれど、花の大きさや葉の形に違うものがあることに気づきました。

上の娘がネット上を調べて回るうちに、どうやらわりと最近に発見された新種のようだと判明しました。
それは、西暦2000年頃に箱根の山中で発見され、コキクザキイチゲと命名されたもので、分布などに関しては未だ調査中だとのことでした。

それがわが家のすぐそばに生息していると分かって、ただ今興味沸騰中です。
まずはあたり一帯をよく調べて同じものが見つかるかどうか確かめなくてはなりません。
それによって、このあたりに分布しているようであれば、一つの情報として報告する価値があるということになります。

ちなみに、福寿草もアズマイチゲもそしてキクザキイチゲと件のコキクザキイチゲなどは、林の周辺の開けた場所を好みます。
つまり、適度に人の手が入った里山の周辺が主な生息地ということになります。

早春の一時期、こうした花が一面に咲くようであれば、そこは慎ましい人の暮らしが息づいている、詩情豊かな人里です。
藪を刈り払い、山の手入れをし、田畑を耕すこと、それらにはとてもとても深い意味があるのだと思っています。

動物たちとの折り合いを付けるためにも、それは欠かすことの出来ない責任のようなものだとも。

青い小さな花が、それを教えてくれたのだと受け留めています。

臨機応変

朝から晴天と思っていたお天気が、全く違っていました。
お昼過ぎまで、グズグズ雨模様でした。

腐っていてもしょうがないので、屋内で出来る仕事に切り替えました。

まず、注文の入っていた大麦コーヒーを焙煎して、次に食工房の建物の裏手にセンサーライトを設置する工事をやりました。

昨年、熊が至近距離に出没して、この時センサーライトのおかげで追い払うことが出来ています。
そのセンサーライトが、屋根から落ちた雪のせいで壊れてしまいましたので、取り付け位置を再考して再設置したというわけ。

午後になってやっと雨が上がりましたので、周辺の藪の刈り払い作業に手を出すことが出来ました。
こちらは、まだまだこの先何年もかけてやる仕事です。

今日も一日、出来たのは思っていることの半分どころか十分の一ですが、歳のせいと言うか歳の功と言うか分かりませんが、焦る気持ちが無くなりましたね。

でも、日々の生活のどんな小さな一歩も、辿り着くところ、すべておいしいパンが出来ることに繋がっているということが分かっています。
ありがたい、ありがたい一日でした。

明日は、コーヒー焙煎と酵母種の仕込み、時間が余れば?藪の刈り払いもやりたいと思っています。

本日のご来店、感謝

本日は、曇り時々雨、また時々日も差し風も強く、目まぐるしく不安定な空模様でした。

そんなお天気の中、週明け月曜日にしては沢山のお客さまにご来店いただきました。
この場を借りまして、改めて御礼を申し上げます。

そして明日と明後日は、定休日です。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

明日は、お天気も安定して晴れるようですので、丸一日を農作業その他外仕事に充てる予定です。
まだ残っている一部の雪囲いも撤去したいと思っています。

麦畑も、追肥のタイミングになりますので、忙しくなりそうです。
獣害対策の一環で、周辺の刈り払いもやりたいし・・・。
ま、出来るところまで。

気象庁のホームページ再確認

この前は、気象庁のホームページのリニューアルに際し、さんざん不満を申し上げましたが、今日再確認してみました。

以前のようにトップページから直接リンクしてはいませんが、天気図雨雲レーダー画像も表示されます。
中でも出来が良くなったのが雨雲レーダー画像で、ページいっぱいに大きく表示される画像は、グレー表示の詳細な地図の上に雨雲の動きがカラー表示され、しかもマウスのホイール操作で縮尺を自在に変えられます。
狭い地域から日本全体まで、スムーズに動きます。

天気図は以前と同じです。
トップページから辿り着くのにちよっと手間がかかりますが、ブックマークしておけば良い話なので問題ありません。

自分の居住地を登録しておけば、その地域の情報が表示される機能もあるので、まあいいのじゃないかと再評価しているところです。<参照>

今日は一日雨模様でグズグズしましたが、明日は曇りで経過するようです。

暑さ寒さも彼岸まで

デュラム小麦

フォカッチャはイタリアのパンで、平たく焼いたパンのことを言います。
ピザのご先祖だとも言われています。
材料の小麦粉は、もちろんデュラム小麦を使います。

明後日3月20日は春分の日、お彼岸の中日です。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、近年、お天気の移り変わりが激しくて、お彼岸の前でも5月の陽気になったり、逆に4月になってからドカ雪が降ったりすることも、そう珍しいことではありません。

しかし、そのような大きな振れ幅でも、平均すれば季節は確実に進んでいて、植物や動物たち特に渡り鳥たちを見ていると、種まきや苗の定植のタイミングを間違えることはありません。

昨日は暖かかったのに、今日は冷たい風が吹きました。
一日の内に2ヶ月くらいの幅で季節が動いています。

でも、雪融けはどんどん進んでいて、川は物凄い水量になっています。
お日さまの力が強くなっていて、地温が上がってきているのですね。

私たちも、藪の刈り払い作業を始めましたし、越冬のために屋内に退避させていた鉢植えなどを外に出し、庭の手入れも始めています。

先日は、娘たちが種じゃがいもを買って来ました。
畑の作付け計画を立てているようです。

私も、機械物の点検整備開始です。
冬の間、除雪で活躍してもらったトラクターもオイルメンテして、今度は畑で活躍してもらわなければなりません。

もちろん食工房の仕事も、いっそう気合いが入ろうというものです。
今度の土曜日からしばらくの間、デュラムセモリナ粉を使って、フオカッチャというイタリアのパンを焼きます。

一昨年、昨年にわたって収穫したデュラム小麦が20kgくらいありましたので、それを精麦して粉に挽きました。
粉にして大体12kgくらいありますので、多分4月か5月の頃まで提供出来ると思います。
詳細は、まだ詰めていないので、明日改めて発表いたします。

猿の群れ現る

今朝方、ゴミを出しに行った連れ合いが、「うしろの林の奥で猿らしい獣の鳴き声が聞こえた。」と報告。
すぐに上の娘と二人で車に乗ってパトロールに出ました。

確かに猿と思しき獣の声が聴こえます。
こちらからも、指笛を鳴らして呼んでみました。
しかし、声は次第に遠ざかり、あちこち移動しながら探しましたが、姿を見ることは出来ませんでした。

ところが午後になって、近所の方から電話がかかって来ました。
以前私たちが居た高野の旧宅のあたりに、猿が沢山出て来てそこいらを荒らし回っていると。

そこで再び出動です。
行って見ると、高野の畑に猿が数匹いるのが見えました。

スピードを上げて近づいて行くと、私たちのことを認識しているのか、慌てて後ろの山に逃げ戻って行きます。
急いで車から飛び降りて、花火の発射筒を手に後を追いました。

そして旧宅の裏手の山の上まで追って行くと、猿たちは早や国道をわたって向かいの山に逃げていました。

そこで、車で猿が逃げた方に先回りしました。
数十匹の群れが移動中で、そこをめがけてロケット花火を打ちこみました。

さらに逃げる後を追いながら雪の残る畑地を移動し、次々と花火を打ちこみました。
結局、猿たちも山の上に逃げれば、藪漕ぎしてまでは追って来ないと学習しているようで、こちらも不用意に藪の中に入れば冬眠から起き出した熊にはち合わせるかも知れないので、追跡行はそこまでとなりました。

今回猿たちは、私たちの旧宅のお隣に住んでいる一人暮らしのおばあちゃんの家の物置に入り込み、保存してあったキャベツや白菜、大根などを喰い荒らし食い散らかし、そこら中に糞をたれて逃げて行きました。
全くもって、憎たらしい奴らです。
かくしてこの春一番の獣との戦いは、猿相手でした。

それにしても、猿たちはよく見て学習しています。
自分たちに手だし出来ない人間とそうでない人間を見分けて、的確に対応しています。

相手が怖気づいていると見たら、いくらでも図々しく何の遠慮もせず、見ている目の前でも平気で侵入して来ます。
邪魔をすれば、逆に襲って来るはずです。

とにかく最初が肝心で、まず初対面で一撃喰らわしておくことです。
そこで上下関係が確定すれば、あとはよほどしくじらない限り、猿たちは常に一目置いて警戒するようになります。

もちろん、どんな時でも絶対に油断しないで近づくことです。
本当に素手で対決することになったら、まず勝ち目はありませんから。

猿より賢いはずの人間なのですから、頭を使わなくてはなりません。
実際、中途半端に賢い猿ゆえに、うまく学習させれば戦わずして勝てるかも知れません。
それなりに手間はかかりますけど。

山間で安全に暮らして行くためには、そうした知恵や手間は必須だと思っています。

総会終わる

今日、当地区の総会が行われました。

選択肢としては、書面評決や委任状の活用など方法はあったはずでしたが、何しろ初めから全員総会ありきの流れでしたから、それに合わせて出来る対策を考えて実行に移しました。

マスク着用の徹底、検温、手指消毒の徹底、そして各座席には手作りしたパーテーションを設置(段ボール箱を利用し、窓抜きして透明フィルムを張ったもの)、大きな声を出さなくても良いようにワイヤレスマイクを用意(次亜塩素酸水を浸み込ませたペーパータオルで巻いて除菌)、さらに加湿器による次亜塩素酸水の噴霧、30分毎に窓を開けて換気など、出来ることはほぼ全てやりました。

それでも実際のところ、完全に防御が出来たかと言われると、そうはいかない局面が多々あったと認めざるを得ません。

畳48畳敷の広間に、執行部側4名、一般席32名分を学校の教室の様式で席を配置しましたが、決して十分な距離を取ることは出来ません。
パーテーションを用意はしましたが、もちろん完全な遮断は出来ません。
休憩時間などに出入りの際は、人と人が交差する瞬間がいくらでもあります。

まず当日の参加者の中に感染者は絶対にいないということが前提にならないと、こうした集まりは成立し得ないことを、今日は思い知りました。
先ず大丈夫だとは思っていますが、ここしばらくは注意深く過ごしたいと思っています。

まだまだ当分先まで、コロナ禍は続きます。
今後の課題として、日常的な行政区の業務上、リモート会議が出来るようにするとか、それが無理ならせめてSNSやメールを使ってやり取りするくらいのことが出来るようにしたいものです。

来年の総会の頃にどんな状況になっているものか想像も付きませんが、コロナ禍が終息に至っているのでなければ、今日のような総会は出来ないし、してはいけないと考えています。

白鳥も帰って行ったようです

少し前、晴天が続いていた頃、あたりの水田には白鳥たちが沢山いて、雪が消えたばかりの田んぼの中で何やら餌を啄んでいるのが見られました。

それが、いつの間にやらぷっつりといなくなり、どこにも姿が見られなくなりました。
先日の低気圧通過の直前に強い南風が吹きましたから、その風を捕まえて北へ帰って行ったのでしょうね。

そしてつい先日のこと、配達の帰りに車を走らせていたら、遠くの水田に白鳥が一羽いるのが見えました。

「ん!一羽だけ?」と思いながらしだいに近づくにつれ、分かりました。
「また騙された!・・・」それはサギでした。

細く長い脚、頭の上の飾り羽根、細く尖った口ばし、間違いありません。
ここらによくいる大サギです。

否、こうやって人の目を騙すからサギという名前なのかどうか知りませんが、白鳥と見間違えたことはこれまでにも何度かあるのです。

ちなみにこのサギという鳥、見た目は優雅ですが、飛びながら大量の水のような液状の糞を落とすので、油断がなりません。
あの爆弾をまともに喰らったら、それはもう悲惨です。
否、まだ一度もその経験はありませんが。

さて、白鳥もいなくなって、いよいよ春も本番となって来ます。
もう、熊も起き出したのではないでしょうか。
野に山に畑に、私たちも活動開始です。

震災10年

今年もまた3月11日がやって来ました。
この先もずっと、この日を忘れることは無いと思っています。

しかしながら私個人は、被災地福島県の住人ではあるものの、会津という場所であったため、津波はもちろん地震による直接被害も大したことはなく、その後の原発事故の影響も浜通りや中通りと比較すれば問題にならない程度で済んでいます。

そんなわけで、甚大な被害を受けた方々とは危機感を共有出来ていないのでは・・・との思いがあり、被災者の一角にいるわけには行かないとの複雑な思いもあるのです。

この10年という時間は、あの日のことを昨日のことのように思い出せるという意味ではあっという間のようでもあり、他方、余りにもいろいろなことがあり過ぎて何もかもが遠い過去の出来事のように思えるという意味では長い長い10年間でもありました。

今改めて、震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、今なお苦しみの渦中にある方々に、心よりお見舞い申し上げたいと思います。

私がこの震災から得た教訓は、一日一日を毎時毎瞬を大切に思って生きて行くこと、それを忘れないことと肝に銘じています。

経口補水液で乾杯

毎日、夜はアルコールを欠かさないという方も、少なからずいらっしゃることと思います。
ましてや暖かい日に外で体を動かした後など、冷たいビールは定番かも知れませんね。

ところが私も連れ合いも、若い時からアルコールを嗜む習慣がありませんでした。
と言うより、めっぽう酒に弱い体質なのですね。

まあ、飲んでもせいぜいビールを小さいグラスに1杯で十分。
ただし、酒の味はよく分かります。
自ビールも仕込んだりしますので。

で、何も飲む習慣はないのですが、お風呂の後など水分が欲しくなります。
それならそこでビール1杯くらいと言うことになりそうですが、アルコールが入るとあとはもう何もすることが出来なくなりますので、忙しい毎日の中でアルコールを嗜む機会はほとんどありません。
そこで最近は、連れ合いと二人で、経口補水液で乾杯することにしています。
スムーズに体に吸収されて、お腹に負担になりませんし、夜中にトイレに起き出すこともありません。
しかし、飲む方からすれば、とんだ笑い話でしょうね。
否、でも、本人たちは至ってお気に入りなのです。