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あと10日

今年も残すところあと10日ほどとなりました。
食工房の営業は、あと一週間で終わりになります。
その前に、明日と明後日の二日間は定休日です。

思い返せば、誰にとっても、この一年が大変な一年であったことが分かります。
そして、来るべき新しい年がどのような一年になるのか、正直なところ誰にも予測が付かないのではないでしょうか。
多くの方が望んでいるように、いつかこのコロナ禍が収束して、以前のような日常が本当に戻って来るのか・・・、それも分からない話だと思っている私です。

当初、コロナとは長い付き合いになるだろうと申し上げた私ですが、その実感は2~3年くらいは・・・というものでした。
しかし、ごく最近は全く違う実感を伴うようになっています。

今後人類はずっと先まで、今回のコロナウイルスに限らず、次々と出現するであろう感染症に厳しい対応を迫られ続けることになるのではないか・・・、そんなことを思っています。
尤も私は科学者ではありませんので、そのあたりのことを根拠を示してお話することは出来ません。
ただ直感がそう囁いているだけなのですが・・・。

さてあと10日後の年末に、新たな年に向かってどのような展望が見えるでしょうか。
心静かに待ちたいと思います。

雪が降っています

今日は夕方暗くなる頃から、雪が降り始めました。
この冬では初めて、少し激しい降りになっています。

約1時間で10cmほど積もり、今も降り続いていますので、明日の朝には30~40cmを超えているかも知れません。

ニュースでは、高速道路で雪のために立ち往生した車のことが大きく取り上げられていて災難に遭われた方々には申し訳ないのですが、私個人としては、この雪が麦たちを守る厚い布団の役目をしてくれるので、降るならいっそ大雪になってくれと願う気持ちです。
中途半端に雪に埋もれ切れずに、融けたり凍ったりを繰り返すのが一番ダメージが大きいので、それだけは勘弁してください!と冬将軍には申し上げているところです。

この分では、明日の朝には、どこのお宅の屋根もあたりの風景も輪郭を失って、何もかもがのっぺりとまんまるくなっていることでしょう。
明日は早朝からパン焼き作業ですから、雪の中で夜が明けるのを目の当たりにすることが出来ると思います。

何だか、心が動きそうな予感がします。

それでは皆さま、おやすみなさい。

来週は、雪

今日の今日まで、降りそうで降らない雪でしたが、来週は冷え込みも厳しくなり、雪も降りそうです。
予報では、この先ほぼ一週間、曇り時々雪になっています。

さすがに、熊も冬眠したことでしょう。

私たちにとって、雪には功罪ともにあり、大変と言えば大変しかし良い事も沢山あります。
除雪は重労働ですが、逆に冬に大汗をかく良い機会でもあります。

また畑では、虫たちを適度に淘汰してくれるので、翌年の害虫発生を抑えます。
そして何より、日が短くてしかも曇りがちの暗い景色もパッと白く明るくなって、沈みがちの気分も和らぎます。

間もなく冬至、ここまで来たら早く降ってくれよ!と願う私です。

シュトレンも、なおいっそうおいしくなります。

日本民謡の新しい形

“酒田甚句 Futire Trax 2020”

新庄節 彼女のもう一つの顔 これもまたとてもいい!

今や音楽業界ではメジャーではないとは言え、時代を越えて歌い継がれて来ている日本民謡、いつの世にもその時々のアレンジを施されて来たのですが、ここに来てかなり面白い動きがあるのですね。

一年余り前に”民謡クルセイダーズ”を知ってうれしい驚きを味わったことは記憶に新しいのですが、ごく最近のこと偶然にも見つけた”朝倉さや”という山形県出身の若い女の子が歌ったという”酒田甚句 Future Trax 2020″を聴いて、すっかりしびれてしまった私です。

本来の伝統的な「酒田甚句」も、もちろん悪くありません。
民謡大好きの私のお気に入りに入ります。

しかし、彼女の Future Trax バージョンは、すごく出来がいい!
民謡に、Funk あるいはHip Hop系のリズムを持ち込んだのは、すごく新鮮!

そして、グルーヴ感満点のイントロからは想像も出来ない、日本民謡そのものを想わせる唄い出しに、まず一発食らってしまいます。
能書きはともかく、動画を見てください。

ちなみに、酒田出身の友人がいるのですが、もう知ってるかな?
これ見てどんな印象か、聞いてみたい。

いつでも、どこでも

コロナの話です。
日本国内に、新型コロナウイルスが侵入した証拠が見つかってから、もうすぐ一年になります。

この間の対応が良かったか拙かったかについては、私は何も申し上げませんが、今目の前にある現実は、最早市中のどこであっても、いつでも、感染の可能性があると言う状況です。

以前なら、特定の場所なり状況なりに身を置かなければ、ほとんど感染の心配をしなくても良かったのかも知れません。(異論はあると思いますが。)
しかし今では、それが全くボーダーレスになった感があります。

それは、例えばあなたが、接待を伴う飲食店や居酒屋などに一度も行ったことが無くても、大勢の人が集まるイベントなどに参加しなくても、込み合う交通機関を利用することなど無くても、たまたまどこかに(近くの郵便ポストでも)外出する機会があれば、どこであれ感染する可能性があることを前提にしなくてはならないということを意味します。

ましてや、買い物に行ったショッピングセンターでトイレに入ったりすることがあれば、それだけでも高リスクです。
否、自分は一度も外出しないという人でも、家族など同居人がいてその人が外出するのであれば、自分が外出するのと同等なリスクがあると考えなくてはなりません。

それなら、とにかく検査をして感染者を特定して隔離すれば良いという考え方もあるようですが、まわりに感染が広がるスピードに追い付くことは到底不可能です。

感染の連鎖を断つには、むしろ個々人の感染予防対策の水準こそが最も重要な決め手になります。
ですから本当は、気を緩める隙などありはしないと思っている私です。

皆さまも、どうぞくれぐれもご注意なさってください。

今度は猪!

とりあえずも熊とは暫し休戦のようで少しだけホッとしたのも束の間、今日、畑や周辺の見回りをしていたら猪の侵入の跡を発見、今のところ一頭だけでやって来たようですが、今後のことを思うとにわかに暗雲漂ういやーな気分です。

何らかの対策をしなければ、麦畑の安全は守れません。
ほとんど確実に被害に遭いますから。

我が集落の領域内には、数十頭の猪の群れがいることを確認済みです。
うーん・・・何としょう。

獣害対策

画像クリックで拡大します。
中島圃場とは川を隔てた対岸です。
水田一枚が壊滅状態になりました。

近所の農家さんにもその事を報告しようと話を始めたところ、自分も近くの別な場所で猪一頭を目撃したとのこと。

やっぱり、とうとう来たか!

その農家さんも米やそばを作付けしていますから、被害が及ぶ可能性大ということで、すでに対策を考えているようです。
彼は、今年すでに狩猟免許を再取得しています。

以前猟銃も所持していた免許所持者だったのですが、数年前に返上していたのでした。
それが昨今の状況に鑑み、再取得を思い立ったという次第。
猟銃所持も視野に入れているそうです。

そんな動きが起こりつつあるのが、今の山間地の集落の実情です。


熊は冬眠・・・?

ここ二週間くらい前から、熊の出没の痕跡が見つかりません。

ひょっとすると冬眠・・・?かと思ったりしますが、まだちょっと早いような気もします。
冬眠がまだだとしても、冬眠のための穴の周辺から離れないように行動にしていることは確かです。

冬眠のための穴は、熊にとっては命の次に大切なものですから、自分のテリトリーの中にしっかりと確保して守ります。
良い場所は他の熊にも狙われますから、冬眠穴も含めて縄張りの維持には命を懸けています。

と言うことは、最近出没の気配がないと言うことは、少なくともこの近くに冬眠場所は無いだろうとの推測に至ります。
少しだけですが、胸を撫で下ろせる状況です。

これでとりあえず休戦ではありますが、来年は今年以上に深刻な状況が待ち構えていることは、ほぼ間違いありませんので、今から頭を捻り手を尽くして対策を練っておく必要があります。

一方、熊はもちろんですが、その他の野生動物たちとの付き合いについて、多くの人の理解が全く見当違いな方向に向かっているのを、いささか苛立ちを覚えつつ嘆く私です。

冬の間に、少し考えをまとめて、文章に起こして行こうと思っています。

そして来年は、私も狩猟免許(罠猟)の取得に挑戦しようかと考えています。
さらにその先には、可能なら猟銃所持の免許も取得したいと考えています。
まさか今からマタギになることは到底無理だとしても、銃が役に立つ瞬間が無いとは限らない・・・、そのくらい切迫した危機感があると言うことを申し上げておきます。

雪囲い設置完了

今日は朝から晴天に恵まれ、予定していた外作業が順調に進みました。
雪囲いの設置も完了し、その他降雪対策も終わりましたので、もういつ雪が降っても案じることは無くなりました。

こういう安心感って大きいですね。
他のことに向けるエネルギーと気持ちが全然違って来ますから。

少しばかり余力もありましたので、敷地内の落ち葉を掃き集めたものを燃やしました。
最初、そのまま畑に入れようと考えていましたが、虫の卵が沢山産み付けられている可能性がありますので、焼いて灰にしてから畑に撒くことにしました。

燃やせば煙も出ますから、熊対策にもなります。
そうなんです、まだ相変わらず熊は出没しているのです。

今朝も、近くの柿の木にやって来ました。
そしてこれまで手を出さなかった麦畑の端にある柿の木にも、初めて手を出しました。

高野でも、これまでずっと手を出さなかった渋柿がそろそろ甘くなったものか、今朝は大きな枝が折られて落下していました。
幹には、足の大きさが分かるくらいはっきりと4本の爪痕(実際には爪は5本ある)がい幾筋も残っていました。
まだまだ冬眠は先のようです。

今後大きな社会問題になるに違いない、熊をはじめとする大型野生動物による災害を、いち早く受けている山間地の状況は実はとても貴重な学びの機会であることを、もっと多くの人が認識できれば良いのにと思うことしきりです。

多忙にて

いやー、忙しいったらありゃしません。

定番の食工房業務は、ただ今シュトレンシーズンで120%稼働中。
この二ヶ月近い間の熊騒動で手が付けられなかった諸々のことの中で、もはや尻に火が付いているのが雪囲いの設置です。
わずかの時間でも逃さず、部材一つでも動かしています。

そこへ持って来て今日は、部落の会計監査の日でした。
このニ三日の間、帳簿の点検、通帳の記入などに時間を取られました。

気が付けば一日が終わり、早く寝ないと翌日に差し支えるという状況。
ブログはお休み以外選択肢がありませんでした。

まあ、今日も今日とて監査が終わった後は、残業でシュトレンの後始末も・・・。
こんな愚痴こぼしでお茶を濁すしかないわけで、これじゃいけませんね。

明日は、もう少し余裕を持てるでしょうか。
ではでは。

コロナ、三度

新型コロナウイルスの感染が広まり始めて以来早や9ヶ月、その間に一度は収まりかけ再び拡大、また落ち着いたかと思っているところに三度目の拡大期を迎えています。
今日は、全国で過去最高の2300人を超える新たな感染確認が発表されました。
これから後、まだまだ拡大するかも知れないと、大きな不安が渦巻いています。

私は、以前にも申し上げましたが、感染防護の基本は個々人の行動にかかっている考えています。
確かに政府や自治体の対策も重要ですが、個々人に求められる感染対策はそれとは違い、最も基本的且つ重要で、他に取って代わるものが無いものです。

その中でも一番はマスクと手指衛生です。
マスクについては、一定の効果があることが科学的に証明されていますから、付ける付けないの議論は最早無意味です。

そして手指の消毒は基本中の基本、外に出かけた時は、何かに触る度に消毒・・・、そのくらい徹底したいものです。
※消毒液の持参をお勧めします。

外から帰宅した時は、玄関先にゴミ箱を設置して置き、まずマスクを廃棄しましょう。
※布マスクなら、ポリ袋に収納して洗濯機に直行ですね。

そして手指を消毒してから家の中に入りましょう。
出来るなら、上着も脱いでポリ袋に入れて洗濯機に直行。
早めに着替えて、シャワーを浴びるくらいしてもいいと思います。
頭も必ず洗います。髪の毛は汚染されやすいですから。
家庭内での感染は、各自がそうすることで相当程度避けられるはずです。

その他細かいことを上げれば、個々人で為すべき感染対策や注意点は、実は数限りなくあって、すべて自分以外の誰にも代わってもらうことが出来ません。
そこがしっかりしていないと、政府や自治体がいくら支援策を講じても、感染拡大は止まらないということです。
感染症とは、実はそういうものだと理解すべきです。

国の政策にいろいろと不満を言う人が沢山いますが、半分以上は的が外れています。
そうは言っても・・・と仰いますか?
ならば、今後の感染拡大も止むを得ないと受け留めるしかありません。
最低自分と同居する家族だけでも感染しないよう対策する、そのくらいは何とか出来るだろうと思っている私です。

そしてこれは、今回のコロナウイルスに限ったことではなく、古今東西また未来のすべての感染症に共通の課題であることを、ここに銘記しておきたいと思います。