中島通信」カテゴリーアーカイブ

雨が続きます

こちら会津では、今のところ被害が出るほどの降雨はありませんが、これから一週間以上先まで雨または曇りの予報となっています。
たしかに、雨量は多くなっていると感じます。

畑を見に行くと、肥やしの効いているところにはキノコが発生していたりします。
カボチャなどウリ科は、もうものすごい勢いで繁茂しています。
キュウリなどは、瑞々しくて美味しくてシャキシャキと食感も楽しめます。

でもやはり日差しが無いと、今一甘みが出ないのですね。
じゃがいもなんか、葉がとろけだしたものもあります。
日差しが無いと光合成が進まないので、芋の出来もどうなのかな・・・。
それにしても、わずかな晴れ間によく麦を刈っておいた!と、改めて胸を撫で下ろす私です。

とまあ、野菜の出来を心配するくらいで済んでいる当地ですが、全国を見れば大きな被害を出している地域もあり、ここ当分の間胸が痛み気持ちの晴れない日が続きそうです。

昨年は、福島県も阿武隈川の氾濫で大きな被害を出していますから、東北の梅雨の本番はまだこれからという時期、今は大したことが無くても油断は出来ません。

全く、お天気だけは、自分たちの思惑ではどうにもなりませんから。
それに備えておくこと以外出来ることはないのですね。
肝に銘じておきたいと思います。

スペルト小麦乾燥終了、あとは籾摺り

先日雨の止み間に速攻で収穫したスペルト小麦、すぐに乾燥機にかけましたが、やはり水分が多く乾燥に手間取りました。
今日の午後までかかって(夜間は一時休止)、やっと籾摺り出来るまでに乾燥しました。

途中、温風の熱源の灯油バーナーの調子が悪くなって修理したり、トラブルもありましたが何とか終了まで漕ぎ着けました。
現在、米穀用のクラフト袋に約15㎏くらいずつ入れて、食工房の食糧庫に刈り保管中です。

この次お天気が良い日がやってくれば、籾摺り機にかけて玄麦にします。

件の籾摺り機は、ジェットファン式の程度の良い機械を、格安の12,000円で入手しました。
これは本当に幸運でした。
ジェットファン式籾摺り機が、スペルト小麦の皮剥きに適性が良いらしいので、どんな性能を発揮するか、大いに楽しみにしています。

その籾摺り工程が終わったら、あとは精麦と製粉です。
そしてやっとパンづくりに使える段階となります。
長い道のりでしたが、あともう少しです。

ちなみにライ麦は、今日、スペルト小麦の種子用に取り分けた分と共に、町の保冷施設「雪室」に預けました。


獣害対策マップ、次々更新

昨日の熊に続いて、今日は3ヶ所で猿の出没がありました。
猿たちは、作物が成り始めたのを察知して、人里に近い場所に常駐し始めたようです。
隙を狙っていつでも侵入して来ますから、我々としても全く油断は禁物です。
昨日作成した獣害対策マップを、これから次々更新していきます。
いつも見られるように記事の末尾に貼り付けておきますので、皆さま、どうぞご覧になって、野生動物たちの動向や接近の頻度の多さなどを実感してください。
地図上に猿や熊のアイコンが表示されています。
クリックすると、出没日時や状況説明を見ることが出来ます。

熊出没で、にわかに緊張!

今日夕方5時過ぎのこと、雨が降っている中で花火の音が聞こえて来ました。
獣追い払い用の3連発で大きな音のするものです。

音のした方向から、日頃から獣害対策に協力的な方のお家に電話を入れました。
すぐにつながらなかったのですが、いろいろ経緯があってまもなく熊の出没と分かりました。

それも住宅のすぐ近く、子熊だったそうで、と言うことは近くに母熊がいるに違いありません。
役場の住民課獣害対策担当にも通報したそうで、間もなく駐在さんがパトカーで広報に回って来ました。

私も現場に駆け付け、花火を使い果たしたというので、5本ばかり預けて来ました。

今日の一件は、区長さんはじめ私や部落内の方々の対応が素早かったので、すぐに情報が回ったことと思います。
獣害対策は、猿であれ熊であれ猪であれ、対象が何であっても、集落ぐるみで本気で対応することが肝要です。

そうすれば、必ず成果が上がります。
最終的には、動物たちを近寄らせない場所にすることが出来ます。

今ががんばり時だと思っています。

コロナ再燃か

緊急事態宣言が解除されて一ヶ月、その後多くの事業で休業要請が解除されて2週間余り、ここ数日の新規感染者の増加に、「やっぱり・・・」とため息が漏れる私です。
こうもあっさりと増加に転じるとは、いくら何でも、もう少し抑制が効くのではないかと思っていましたが、儚い期待でした。

国の方針は、これからは経済も社会活動も犠牲にすることなく両立との方針ですが、本当にコロナウイルスをコントロールするためには、国民一人一人の感染防護に対するリテラシーが一番重要な鍵です。

この先やはり、難しい局面を迎えることになりはしないか・・・。
先ずは生き延びるために何をするかですね。

私は私の立場で、感染防護と社会的役割を果たす事を両立させる努力をしましょう。
商売も、継続出来る方法を考え考え微速前進でまいります。

今日は、梅雨の最中の貴重な晴れ間を縫って、スペルト小麦の収穫を終わらせました。
今日しかない!の決断、緊張感に耐えて最後まで作業を中断しない、後片付けも終えて乾燥機を回し始めた頃、パラパラと雨が降り出しました。

まことに際どかったけど、間に合えばいいのです。
コロナに対しても同じかも知れません。

明日は、平常通り営業

定休日明けの明日、いつも通りパンを焼きます。
店も開けて、皆さまのご来店をお待ちいたしております。

さて今日は、否、今日も、稲架が倒れました。
今日のは、夕方の激しい突風と豪雨でした。

竹竿で急ごしらえした昨日の稲架は、いとも簡単に吹き飛ばされていました。
それどころか、鉄パイプで作って補強も入れて置いた稲架が、杭が半ば引き抜かれて支柱が傾いていました。

ほんの一瞬ではありましたが台風並みの強い風が吹きましたから、それもまあ無理もありません。
嵐が収まるとすぐに対策に駆け付けました。

来年のことも考えると、今回作った稲架は、根本から作り直しですね。
一体、どれほどの強度を持たせれば良いのか、今日みたいな突風はこれからもあるものと思っていなくてはならないでしょうから。

稲架干しなんてしなければいいのに・・・という考えも浮かびますが、それがそうも行かないのですね。
やはり、品質に影響があるのです。
尤も、今回のように二度も地面に落として濡らしてしまったのでは、どうなることか・・・・ですが。
とにかく、この収穫作業がすべて終わって、それから総括したいと思います。

とりあえず、明日はパン焼き、店は営業です。

稲架、倒壊

少し用心が足りませんでした。

風にあおられたのかどうか分かりませんが、稲架の一部が支柱ごと倒壊してかけてあったライ麦が地面に落ちました。
具合の悪いことに雨が降って来て、せっかく乾いていたのに濡れてしまいました。

こういう事故は、実は私には一度ならず経験があって、よほど頑丈に作ったつもりでしたが、それでも抜かっていた箇所があったのですね。
事故が起こってから、「あぁ、やっぱりあそこか!」と臍を嚙みました。

発見してすぐ、家族総出で新たな稲架を作って落ちた分をかけ直しました。
しかし、それで万全というわけではありません。
急ごしらえの稲架が、この後の風雨に耐えてくれるかどうか、リスクはあるのです。

それにしても、お天気がねぇ・・・。
早いところ脱穀してしまいたいのですが、まだ刈り終わっていないのですから、何とも・・・。

明日と明後日の空模様を判断して、必要ならパン焼きを一回休んでも麦刈り優先にするつもりです。

とりあえず、今夜は疲れた体を休めるのみ。
ではでは。

新型コロナウイルスの厄介な性質

今回の新型コロナウイルス感染症、病原である新型コロナウイルスは、発見から少なくとも半年、実際には一年近く前にすでに出現していたのではないかとする説もあります。
それはまあ今後の研究で明らかになるのかも知れませんが、これまでに分かって来たこの新型感染症の厄介なな性質に、思わずため息が漏れる私です。

感染者の大半が重症化することなく経過し、無症状のまま過ぎてしまう人もいることが分かっている一方、重症化した人のその後は、とても同じ病気とは思えない重篤な症状を呈するのですね。
このウイルスは、ほとんど最初は気道から侵入して肺で増殖するのですが、肺炎に止まることなく全身のありとあらゆる臓器そして脳にも、重大な損傷を与えることがあるのが分かっています。
しかも重篤な後遺症が残ることも少なくないそうです。

そして、一度感染して得られた免疫がどの程度持続するのかについても少しずつ研究が進んでいますが、それによると、免疫の持続期間はあまり長くない可能性があります。
一年経ったら振り出しに戻るみたいな感じで、継続的に感染防護をしていかなくてはならない病気のようです。

重症化すればこれほどに深刻な感染症と、今後ずっと長い付き合いをして行かなくてはならないとすると、人間社会も否応なく変わって行かざるを得ない局面です。

ここに来て、私は、何とまた凄い時代に居合わせたものだと、天を見上げています。

何をどうすればいいのか、これから少しずつ見えて来ることでしょう。
この地上世界に現れる沢山のサインを、一つたりとも見落とさないようにしていたいと思います。

夏至

麦ラボ

デュラム小麦の穂のドライフラワー

今日は夏至、天体としての地球の動きの一つの節目です。

今が一番の成長期にある多くの植物たちは、今日のこの日を境に生理的スイッチが切り替わったことでしょう。
そしてこれは植物に限ったことではなく、私たち人類を含む動物たちにも言えることです。

暑い夏はまだこれから先が本番ですが、8月の一番暑い盛りには、植物たちの一年のサイクルは、もうすでに秋に向かっています。

でも、麦に対して夏至はどんな作用を及ぼすのでしょうね。
知りたいです。

今日は、日食もありましたね。
福島では、30%くらい欠けていました。

家では、アーク溶接の時に使うお面を使って見ることが出来ました。

理屈では分かっていても、何とも不思議な光景でした。

そして地上では、コロナウイルスが人類を変えようとしている・・・。

何と壮絶なドラマ!

成長期

一年の季節の中で今頃が、植物にとって一番の成長期です。
草木の伸び方を見ているとそれがよく分かります。

地面すれすれに刈り払った草原も、一週間も経てば膝を超える高さの草藪になっています。
葛の蔓なんか、二三日で1mくらいも伸びるんじゃないかと思える勢いです。

しかし、この時期の草木はたっぷり水を吸っていて柔らかいので、刈り払いは楽です。
だいたい同じところを一週間経たないうちに一回りするように刈り払い作業を進めています。

大変なのは今の内だけで、これがお盆を過ぎる頃になると、ぴったりと伸びなくなります。
その代わり、茎が硬くなって来ますから、刈り払い作業は何倍も大変です。
だから、今のうちです。

ところで、大方の植物が丈を伸ばし成長の盛りにある今頃、穂を出して実を成らせているのが麦です。
もうすぐ枯れ上がって、金色の穂や茎が日の光に映える「麦秋」の眺めを呈します。

一面の緑の中にそこだけ金色の麦畑、何だか物凄いエネルギーを感じます。
一年のうち十ヶ月近くも畑を占領している麦、その分だけ太陽と大地のエネルギーを蓄えているのでしょう。

ぼくは、やっぱり麦が好きです。

畑の楽しみ

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食工房裏手の自家菜園です。
お花も上手に育てています。


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きゅうりの赤ちゃん


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とうもろこしは、このあたりでは一番元気に育っています。


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ミニトマト プレミアムルビーという品種
赤くなるのが楽しみです。


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地味な野菜ですが、ネギは毎日の食卓に欠かせません。

植物の気持ちが分かると、こんなにも元気に育つのですね。
わが家の上の娘は、手が緑色をしています。
※グリーンハンド~植物と以心伝心出来る人

麦ラボ

収穫期が近づいています。