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冷たい雨が降り続きます

昨日もそうでしたが、今日もお天気はグズツキ模様、冷たい雨が降っては止み止んでは降りを繰り返しています。
気温は低く、今日の日中など一瞬みぞれ混じりになりました。
明日にかけても同じようで、会津の春にしてはあり得ないようなお天気です。

旧暦によると、今年は四月が二度やって来る閏月の年に当たっていて、今日が旧四月一日です。
そして来月5月23日が閏四月一日となっています。
道理で、春が足踏みしつつ度々冬に逆戻りしたようなお天気になるわけです。
この分では、5月から6月にかけてのある時期から急に夏のような陽気になって、猛暑日が現れたりしはしないかと気になります。

それにしても、この雨続きで圃場は乾かず、作付けのための準備も出来ません。
稲作をやっている人は、いつまでも田起こしが出来ずに困っています。
最悪このまま代掻きか・・・と、冗談交じりに言う人もいましたが、まさかねぇ・・・。

異常なのは、コロナで騒ぐ人間社会だけではなく、自然界もちょっとギクシャクしているみたいです。
そんな中、麦の育ちも、なかなか心配の種が尽きません。

果てさて、この7月頃の様子は如何に?
我々の社会は?世界は?そして麦畑は?

それでもとりあえず明日があります。
油断しないで参りましょう。

ちょっと一息

またまた一週間が終わりました。
明日と明後日は、定休日です。

今日、福島県では、特定の業種に休業要請を出しました。
食工房は、もちろん対象ではありませんが、これからご来店くださる方の数は、さらに減って来るものと思われます。

この次の週末まで営業したら、そこから先は予定通り店舗営業を休止します。
すでに仕事のペースはスローダウンしていますので、その間にちよっと一息入れさせていただいて、この先のことなどあれこれ考えてみようかなと思っています。

だって、これから先、世界は変わらざるを得ないでしょう。
長い人類の歴史の中には、同様な転機が何度かあったと言われていますから。

とりあえず明日はお天気も回復するようですから、私は外に出て畑作業に汗を流します。
川沿いの桜が満開になりましたから、それを眺めながら・・・、きっと気持ちがいいと思います。
何かいい考えも浮かぶかも知れません。

緊急事態宣言、全国へ

やっと、ようやく、緊急事態宣言が、全国対象に出されることになりました。

私は、当初から、出すのなら全国一斉に予告なしで、たった今からと電撃的にやらなかったら意味がないとさえ思っていましたし、この一週間の何とも生ぬるい対応と多くの人々の甘い考えに、正直いら立ちを覚えていました。

一方で大変だったのは、医療と生活を支えるための仕事を与る現場の方々です。

この期に及んでまだ平時の対応しか出来ていない日本の政治は全く以て頼りになりませんが、そうかと言って物事を決めるのは政治ですから、そういう政治家と社会を選び取って来たのは我々であり、その果実は最後まで摘まなければなりません。

さあ、これからが本番ですよ!
今まで、呑気に構えていた分、厳しく長い試練になりますよ!
どうやって耐えるか、半分以上は自分にかかっていますから。

そんな折も折、福島県も本日は一日で9人の新たな感染者確認と、全く予断を許さない状況となって来ました。
早速この週末あたりから、食工房も開店休業の状態になると思います。

月末から始まる連休中は、店舗営業を止めて予約注文分の受け渡しと配達、通販の出荷だけにして、細々としかし確実に、「命のパン」を焼き続けようと思っています。

明日は、どんな一日に・・・。

とにかく、淡々とやるだけ

コロナ、コロナで、世の中は騒然として来ました。
医療崩壊のことが度々言われるようになりましたが、その前に人の心が崩壊しやしないかと心配になります。

諸外国のことは分かりません。
皆それぞれの国の社会体制や法体系、国民性や生活習慣があり、宗教観なども違うのですから、一概に比較なんか出来ません。

私たちの国日本が、うまくやれているのか、出来が悪いのか、そんなことは全てが終わってからでなければ評価出来ません。

あれこれ言う前に、やるべきことを出来ることをやれよ!ってことです。
それぞれの立場で。

私は、明日からまた営業の一週間が始まります。
いつもと同じくパンを焼きます。

わが福島県でも、週末平日を問わず不要不急の外出を自粛するようにと呼びかけられているのですが、食工房にパンを買いに出かけるのが不要不急の外出かどうかは別にして、このところのご来店者数は確かに減っています。
ここ当分、否、多分二三ヶ月か半年先までも影響があるかも知れません。

どうやって生き延びようかな・・・。
畑やるくらいしか思いつきませんが・・・。
とにかくも、ご来店をお待ちしています。

高野の種まき桜

高野の種まき桜

高野の種まき桜
旧食工房も、雨戸が閉まったまま、母屋は住む人もなく雪囲いが固定されていて中には入れません。


食工房

ここは自家菜園です。
みそ汁が出来上がってから、ネギを取りに行けます。
枝豆もトウモロコシも、取って3分以内に鍋の中に。

定休日の今日は、午前中お天気に恵まれ、畑作業に汗を流しました。
食工房の作業場のすぐ後ろにある20坪ほどの面積の自家菜園の整備をしました。

狭い面積なので、今日一日で、集めて置いた落ち葉と精麦で出た大麦のふすまを撒き、さらに馬糞堆肥を撒いて、それからトラクターですき込みました。
これで、いつでも種まきが出来ます。

上の娘は、もうすでに種を買い揃えていて、一部は苗を仕立てるためにポットに撒いたようです。
苗床も整備していました。

今年もまた、枝豆やとうもろこしを楽しみたいと思っています。
もちろん、日常的に使う野菜はほぼ全てこの菜園で収穫します。
ただし、ジャガイモとカボチャとサツマイモは、もっと広い所に植えます。

こうやって手間暇をかけて、最高に贅沢な食生活を楽しむわけです。
私たちの元気の元です。

そして今日の作業を促してくれたのが、旧食工房のあった場所高野の種まき桜です。

私たちが去って一年、手入れする人もなく病気も入っていたのですが、今年は近年になく見事に咲いてくれました。
今日は、まさに満開でした。

でも、心なしかさみし気に見えたのは、気のせいばかりではなかったかも知れません。
本当は午前中の日差しがある時間帯に撮りたかったのですが、畑の作業が終わった頃にはお日さまはもう杉林の向こうに隠れていました。

さて、次の一週間は

食工房の営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日です。
ちょっと一息つかせていただきます。

尤も、休日を使って買い出しや所用で出かける娘たちは、逆にものすごいストレスになると言っています。
申し訳ないけど、私は連れ合いと二人で家で留守番です。

お天気が良ければ、畑に出て作業をします。
これが、何と言っても一番気が紛れて清々します。
ま、いろいろと経緯があってのことですが、こういう場所に暮らしていて良かったと思っています。

今年は、今までに増して畑にいろいろ植えて置こうと思っています。
近所の方に、2ヶ所ほど耕作地を貸していただけることになったので、麦畑も一挙に広がります。

元気に長生きしなくちゃ!
そのためにも、今はとにかくコロナウイルスには最大限の注意を払って・・・。

疲れも感じる中、いかにして緊張感を維持するか

新型コロナウイルス感染症に対する高い緊張感を持ち始めてから、すでに2ヶ月になろうとしています。
やはり疲れは出て来ます。

まずは気持ちの問題です。
いわゆる「メンタル」というやつですね。

この度の感染症との戦いは、決して短期間で終わるものでないことは、もう誰の目にも明らかなことです。
長い戦いになります。

高い緊張感を維持しなくてはなりません。
自分の迂闊な行動が、沢山の他人の命を危険にさらしてしまうかも知れないからです。

私は、誰もが自らの行動に自覚と責任を持ち、この負荷に耐えなくてはならないのだと思っています。

しかしそれにしても疲れます。

全ての人が、自分以外の全ての人のために行動して、しかもそれが完璧でなければならない、どこかで誰か一人でも穴をあければそれで万人の努力が水の泡になる、今、人類はその存在を根源から試されているのだと思います。

乗り越えられるか、発狂するか、そのくらい厳しいでしょうね。

そしてその後は、乗り越えた人にとってもそうでなかった人にとっても、大変な世界になると思います。
でも、そうやって人の世は、相も変わらず続いて行くのでしょうから。

私は・・・?
乗り越えたいですね。
がんばりたいです。

政府答弁で、次亜塩素酸水の手指消毒についての有効性は「未確認」とされた件について

これについては全くその通りだと、まず申し上げておきます。

この度の新型コロナウイルスは、今まで無かった新しいウイルスですから、いろいろな薬剤の消毒の効果をすべて検証出来ていません。
未確認とされるのは当然です。

アルコールも、極初期には効果が無いという情報も流れましたが、その後70%以上の濃度であれば有効と確認されました。

一方次亜塩素酸水は、今のところ検証が済んでいません。
確認されているのは、ほとんどの微生物と細菌、そしてインフルエンザウイルスやノロウイルスに対する有効性です。
エンベロープ型ウイルスはもちろんノンエンベロープ型ウイルスであるノロウイルスにも効果があります。

この度の新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスと同じエンベロープ型であることから、次亜塩素酸水の効果が期待出来ると言うのが今の段階です。
早いところ効果が検証されれば良いと思っています。

現在、厚生労働省の公式見解では、皮膚の消毒にはアルコール(70%以上)が、物体の表面には次亜塩素酸ナトリウムが有効とされています。
また一方で、次亜塩素酸水が次亜塩素酸ナトリウムよりも殺菌力が高いことも示されています。

これらのことから、次亜塩素酸水も新型コロナウイルスに対して消毒効果が期待出来ると考えているわけです。

私は、この考えに高い信頼を置いて、次亜塩素酸水を採用しています。

いずれ検証された暁には、効果は期待以上のものが判明すると信じていますが、現在巷には、この次亜塩素酸水に絶対的な有効性があるかのように謳って、法外な価格でAmazonなど通販サイト上で大々的に販売攻勢をかけている業者が、雨後のタケノコのように出て来ています。
このようなフライング行為があるからこそ、政府答弁が慎重な見解になるのは止むを得ません。

最後に、食工房で次亜塩素酸水を使用していることについて、あくまでも私の自己責任において実施している旨申し上げておきます。

自然はいつもと変わりなく

麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦


麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦近影
たくましい彼らの命をいただくからこそ、健康な体を養えるのだと思っています。


麦ラボ

暖冬の今年は、デュラム小麦にとっては好都合だったようです。
早くも茎立ちが始まっています。

今回の新型コロナウイルス騒ぎで、不思議に感じていることが一つあります。

それは、このウイルスが脅威を及ぼしているのは、まさに人類だけに対してであって、自然界の他の生き物たちは何事もないのですね。

今、春が来て、白鳥たちが北に帰り、南からサシバがやって来て、鳥たちも獣たちも繁殖の季節を迎えています。
野や山には花が咲き、色味の無かった木々の枝先も赤や黄色や薄緑に色づいています。

彼らは、人間たちの異変に気付いているでしょうか。
仮に気づいていたとしても、そんなことにはお構いなしでしょう。

多分何の害も受けることはないし、否、むしろ好都合かも知れません。
理屈では分かっていても、何だかとても不思議です。

畑では、まさに不屈の象徴のように、たくましく麦が育っています。
この麦を、7月に予定通り収穫出来るかどうか・・・。
ウイルスの脅威を肌で感じるほどになって来た昨今、3ヶ月先の命だって分かりはしないのだから・・・。

こんな風に、人類だけに害が及んで、それでもし人類が滅亡するのなら、悪くないストーリーかも知れないな・・・と思います。
だって、例えば核戦争などのように、多くの生き物たちの命を巻き添えにすることはありませんから。

長い一週間が終わりました

食工房の営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日です。
店は休業となっておりますので、お間違えのございませんようよろしくお願いいたします。

振り返ると、この一週間、今までにも増して長い一週間だったような気がします。
新型コロナウイルス感染拡大が続き、一週間ほどの間に2倍のペースで感染者が増加するようになっています。
感染爆発まであと一歩という危機的状況です。

たった今し方のニュースでは、明日にも緊急事態宣言が出されることになった模様です。
併せて、緊急経済支援の規模も発表されました。

これは大きな一歩であることには違いありませんが、私たち一人一人がしなくてはならないことは今後も変わりません。
今回の措置により、それらがもう少しやりやすくなる場面もあるかも知れないということです。

一方私は、これで食工房の臨時休業が視野に入って来たと受け留めています。

先ず一つの懸念は、大都市圏から地方への人の移動です。
すでに緊急避難的に実家などを頼り自分の出身地などに帰省する人が多くなっています。
また別荘地へ避難をする人も少なくないとか。

これから宣言が出された後のことを心配して、東京など大都市圏から脱出する人が益々多くなると思います。
確率的に、新たな感染者が増える可能性が高くなります。

地方は、どこも医療体制の規模が大都市圏とは比較になりませんから、事の次第によっては地方の方が先に医療崩壊するかも知れません。
今後、地方の寒村でも身辺に感染者が出るかも知れず、そうなった時は臨時休業も止む無しという状況になります。

一週間、一週間ごとに、変化して行く状況から目が離せません。
まずは、明日の緊急事態宣言の内容を聴いて、それから人々の動向を注視したいと思います。

皆さまも、くれぐれもご用心ください。