中島通信」カテゴリーアーカイブ

ご協力ありがとうございます

定休日明けの本日、おかげさまで無事に一日の営業を終えております。

ご来店くださいました皆さまには、手指の消毒のことなど積極的にご協力いただきました。
この場を借りて、ご来店とご協力への御礼を申し上げます。

ここ数日、買い物や用足しあるいは配達などで一歩街に出ますと、人出は少ないものの社会活動はいつも通りという感じがします。

そんな中、先週末あたりから目立つのは、首都圏などから帰省して来たのではないかと思われる若い方々の姿です。
否、帰省されるのは自由ですが、せめて一週間くらい自宅で自主隔離していただけなかったのかと思った次第。

ここ一週間あるいは二週間の動向を注視していれば、今後感染爆発に至るかどうかが見えてくると思います。

ま、何が起こっても、食工房は淡々と最大限の警戒をしつつ営業を続けます。
こんな時だからこそ、確かな食糧としてのパンを焼いてお届けしたいと思っています。
ただし、仕入先などが休業したり物流の停滞などがあれば、支障の出る品目が生じるかも知れません。

また、福島県内の感染者が日ごとに増えている状況です。
会津管内の喜多方市内あるいは近隣市町村で感染者が複数確認され、しかも増加して行く状況となった時は、店舗営業を休止することも考えています。

これから5月、6月を過ぎる頃までに、一つ大きな山がやって来ると思います。

その後がどうなるのか、今は全く想像することも出来ませんが、7月には麦の収穫をすることになるでしょう。
畑には、いつも通り芋や野菜を沢山植えて、備えたいと思います。

まずは明日一日が無事でありますように。

明日、明後日は、定休日です

また一週間が過ぎました。
このところ、一週間ごとに日本も世界も、激動しています。
もはや、次の一週間で世界がどうなるのか、全く分かりません。

私は、今さらながらに感染症の怖さがよく分かったような気がしています。

地震などの自然災害、人間活動による環境破壊(原子力災害も含みます)、戦争、いずれも人類を危機に陥れますが、感染症は案外多くの人が軽く見ていたのではないでしょうか。

否、そうは行かないということを、今回は思い知らされたような気がします。
私は、これは人類というものの存在が、根源から試されているのだと受け留めています。

賢いはずの人類は、これまでに数多くの感染症を克服して来たのでしたが、このグローバルな世界を作るに至って、改めて感染症がどんな力を及ぼすことになるか、油断をしていたのかも知れません。

喜劇俳優の志村けんさんが、コロナウイルス肺炎で亡くなりましたね。
余りにも急であっけない結末に言葉もありませんが、志村さんは貴重なメッセージを残したと思っています。
その心は、「みんな、油断するんじゃねえぞ!コロナを甘く見るな!ヘマするんじゃねえぞ!」と。

明日は、街へ買い物に行ったり、用足しに行ったりしなくてはなりません。
最大レベルの警戒態勢で出かけるつもりです。

週末のお天気が・・・

今日は、日中いやに暖かく、配達に出かけた際も上着が要りませんでした。
しかし、明日から明後日にかけては、気温が下がり荒れ模様のお天気になるらしいですね。

農業の現場は、この冬雪が無かった分スタートの早い春になっていますが、時々やって来る寒さと雪に悩まされています。
麦畑も、大丈夫だろうと思いつつもハラハラドキドキ、何とも気分がよろしくありませんね。

旧暦では、今年は閏月のある年で、四月が二回やって来ます。
そうして見ると、今のお天気模様も何となく分かるような気がします。
来週にはもう4月を迎えるのですから、もう少し暖かくなってお天気も安定して欲しいのですが、どうなりますことでしょう。

そう言えば、4月に予定されていて食工房も参加予定だったパンのイベントが、コロナウイルス感染拡大の影響で秋に延期となりました。
まあ、この状況では、何ともいたし方ありません。
商売をしている者は、大なり小なり何らかの影響を被っており、食工房も例外ではありませんが、今はとにかく耐えるのみ。

これから世界がどんなに事になって行くのか・・・、震災の時も思ったことですが、自分が生きている間にこれほど大きな出来事に二度までも立ち会うことになるとは、もはや言葉もありません。

とは言え、明日もまたいつものようにおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちいたします。

それでも季節は進んでいます

今朝窓を開けて外を見たら、まさかの降雪。
いやー・・・、それはないよ!冬将軍。
在庫処分ですか?
・・・と、一時がっかりしましたが、午後になって止んだと思ったらすぐに雪は消えて、地面が覗いていました。

麦の緑が、ここ一週間くらいの間に、いかにも濃くなって来ています。
今、生物界では、ウイルスの一つが人類に危機を及ぼしていますが、畑では麦が着実に育っています。
木々の芽も膨らんで、川岸のネコヤナギがいち早く開花していました。

先日見かけたサルの群れは、何を食っていたんだか知りませんが、皆丸々と太っていて毛並みもツヤツヤ。
もうそろそろ熊公もお目覚めでしょう。

一方、人間の私は、「いやー、生きて行くの大変だぁ・・・。」と、ため息ついてます。
でも、生物界の皆々が元気に春を迎えているのを見て、ぼんやりしてなんかいられないぞ!と、ネジを巻き直している私です。

この一週間も・・・

食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日は定休日です。
この一週間も先週と同じく、とても長くまたあっと言う間に過ぎた一週間でした。

日本では、少しずつじわじわと感染が広がっている感じですが、世界では、それこそ爆発的に感染が拡大しています。
今、アメリカが、まさかの感染爆発です。

日本の私たちが、まだ何となく実感が乏しいのは仕方がないことですが、爆発的拡大の渦中にある国々の状況はそれは凄まじいものだろうと思います。
だからこそ、今の日本がどのくらい際どい状況で持ち堪えているのか、そこをよく理解しなくてはいけません。

専門家会議の先生たちが、「ある一線を越えてしまったら、もう手が付けられなくなる・・・」と言っているのは、単なる脅しではないのです。
目下、その状況に大接近しているのじゃないでしょうか。

昨日のNHKの特集番組の中では、対策に当たっている方々の緊張感が否応なく伝わって来ました。
番組の中で、「皆さん一人一人が、感染予防のために出来ることをしてほしい・・・」と言っていたことが、耳に残りました。
まさにその通りだと思っています。

またあと一週間が過ぎた頃、世界は、日本は、どのような状況の下にあるでしょうか。
予断は許さないと受け留めています。

危機感の無さが気になる

今回の新型コロナウイルスの感染拡大に関し、何と言ったら良いのでしょう、一種のもどかしさと言うか歯痒さと言うか、少なからぬ人の危機感の無さが気になります。

一方で、何となく不安や恐れを感じてパニックになっている人も少なくないようですが、それは危機感とは違うものだと私は思っています。

危機感とは、具体的な想定が伴っていて、対応のための具体的な行動も考えられている、そういうものだと思います。
ま、他人のことは置いて・・・。

昨日、専門家会議の見解が示されました。
それによると、一定程度持ち堪えてはいるものの、爆発的な感染拡大が起こる可能性をなお排除出来ないというものでした。

確かにそのような状況があるのだと思います。
それは、今後一ヶ月くらいの間に、起きるとすれば起きるでしょう。
逆にその間何事も無ければ、少しずつ危機は遠のくのかも知れません。

食工房の今後の対応について、今想定していることを申し上げておきます。

もし、福島県内で、感染経路が分からない感染者が複数確認された時、また東京など首都圏で感染爆発が起きた時、食工房は臨時休業します。
期間は、10日間程度を目安に、状況により臨機応変です。

もちろん、明日明後日に、その危機は感じていません。

明日も、変わらず皆さまのご来店をお待ちしております。

それから、これはご来店のお客さまには関係ありませんが、取り引き先への配達納品の際は消毒液持参で出かけ、コンテナを開けて商品に触れる前に手指を消毒してから納品作業を開始します。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物です

消毒用のアルコールが、ほとんど手に入らない状況の中で、代わって塩素系の消毒剤が注目されています。

今朝もNHKのニュース番組で、次亜塩素酸ナトリウムの用い方について紹介されていました。
標準的な0.02%濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を作るために、家庭用漂白剤を水で薄める方法でした。

ただ、これはこの前にも申し上げましたが、アルカリが強過ぎて手指など人体に直接用いることは出来ません。

一方の次亜塩素酸水は、もとも食塩水の電気分解によって得られるものですが、次亜塩素酸ナトリウムに中和剤として炭酸水を用いることで、家庭でも簡単に作ることが出来ます。


次亜塩素酸ナトリウムは家庭用漂白剤の成分の一つですが、例えば「ハイター」などでは、他の成分(水酸化ナトリウムや界面活性剤)が混合されていて、次亜塩素酸水の調合には不向きです。
純粋な次亜塩素酸ナトリウムの溶液は、ピューラックスあるいはミルトンなどの商品名で売られているもので、次亜塩素酸水の調合にはこちらを使用すべきです。
Amazonなどで手に入ります。


一方、製品として売られている次亜塩素酸水もあり、これは希塩酸などで中和してあるものが多いのですが、これを家庭で自家調合することは困難です。(塩酸は簡単には手に入りませんし、化学的知識が必要です。)
炭酸水ならいつでも入手可能ですし、それに次亜塩素酸水にとって重要なpH値のコントロールが容易で安定しています。

次亜塩素酸水は、必要以上に酸性に偏る(pH値が下がる)と塩素ガスが発生して危険ですが、炭酸中和ではpH値が下がると炭酸ガスが抜けて自律的にpH値が維持されるため安全です。
肌に優しいpH6~7で推移しますから、人体に直接使用可能です。
低濃度のものを飲んでも害はないとされています。

調合の際は、pH値を掴むためにpH計か試験紙を用意した方が安心です。
また、有効塩素濃度を測るために、有効塩素濃度計または試験紙を用意すれば、もう完璧です。
いずれも、Amazonなどで手に入ります。

つくり方については、<こちら>を参照してください。

ただ今食工房では、200mg/ℓ濃度の次亜塩素酸水を店頭に備え、手指消毒用に使っていただいています。
また、50mg/ℓ濃度のものを超音波加湿器に入れ、店舗内に噴霧して空間除菌を行っています。

ちなみに、次亜塩素酸水そのものも販売されていてAmazonなどで手に入りますが、それなりに値段はしますので、自家調合がいいかどうかは、それぞれご家庭の状況に合わせて判断してください。
他に、高価ですが次亜塩素酸水生成機も販売されています。

麦畑でなごみました

麦ラボ

中島第二圃場のライ麦
もう早々と緑色が濃くなり始めました。


麦ラボ

中島第三圃場のスペルト小麦
度々水没したにも関わらず、たくましく再生しています。


麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦
ここは水はけがいいので、何と言っても安心です。
申し分ない生育ぶり。


麦ラボ

高野第二圃場のデュラム小麦
暖冬で雪も無かったからでしょう、早々と丈を伸ばし始めています。


飯豊の空の下から・・・

麦畑のそばで、梅の花が咲いているのを見つけました。


飯豊の空の下から・・・

「空にとける春」
今から20年くらい前、同じような空模様の下で梅の花の写真を撮った時のことを思い出しました。

今日は一日曇り空でした。
それでもお昼前後は寒さも緩み、地面も乾き始めましたので、麦畑の様子を見に行きました。

冬の間、写真を撮ってもお見せしたくなるような情景はなく、ただ記録するだけの写真でした。
今日は、久しぶりに目にした麦畑でしたが、驚いたのはもう早や緑が差して来ていることでした。

あれだけ畑が水浸しになっていたのに、たくましく再生し丈を伸ばし始めたものもあります。
その光景を眺めながら、どんどん元気がみなぎって来るような気持になりました。

麦は、本当に不屈の象徴なのですね。
画像を見て、皆さんも元気になれたらいいなと思いながらシャッターを押していました。

そしてふと見ると、はやくも梅の花が咲いていました。
いつもなら4月にならないと見ることも出来ない梅の花です。

まだほんの咲き始めのはしり程度で、咲いていたのは数本の枝だけ。
でも、とてもうれしかったです。
真っ白な明るい曇り空を背景に、透けて見える梅の白い花びらが印象的でした。

もうずっと以前、20年以上も前のこと、阿武隈の山中で山暮らしをしていた頃、同じような空の下で春の光に透ける梅の花を見上げていました。
それを思い出して、二重にうれしかった・・・。

そして、たくましく蘇る麦も可憐に咲く梅の花も、何か私たちにメッセージを伝えているような気がしました。

そう考えると、コロナウイルスも何か大切なメッセージを伝えようとしているのかな・・・と、ふと思った私です。


紙版・飯豊の空の下から・・・ №60 2020年弥生号 公開

本日、紙版・飯豊の空の下から・・・ の新しい号のpdfファイルを公開いたしました。
いつものように、記事の下に設置してあるリンクバナーをクリックすれば、pdfファイルが開きます。
お得なクーポン情報なども掲載しています。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げておりますが、食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日の二日間定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

後先になりますが、この一週間の皆さまのご来店に改めて感謝を申し上げます。

さて、この一週間もコロナウイルスの動向から目が離せませんでした。
そしてここに来て、「集団免疫」という考え方が出て来ました。

状況を冷静に見れば、それもありだな・・・否、それしかないのではないかと、私などは思います。
ただ問題は、我々のメンタルが堪えられるかです。

この集団免疫一つについても、本当にいろいろな事を言う識者がいるので、医学者でも何でもない私には、どの意見が的を得ているのかすぐには判断出来ません。
否、勉強させられますね。

一つの参考として、こんな記事がありました。<参照>
じっくりと考えてみたいと思います。
何しろ私、もはや高齢者の一角ですから。

ちょっと深呼吸を

今、先月あたりから今日までの過去記事を読み返していました。

初めてコロナウイルスのことに触れたのが2月14日、その次が2月22日、それからどんどん取り上げる機会が増え、このところコロナの3文字が登場しない日はありません。

今さら言うまでもありませんが、こういう時、私たち一人一人の危機管理の在り方が一番重要な要件であることは、何度でも強調しておきたいと思っています。

政府が、あるいは地域の行政が打ち出す対応策が効果を上げるかどうかは、私たち個々人の危機管理に対する考え方や危機に対する感覚また対応能力にかかっていると言っても過言ではないからです。
もちろんそのために、先んじて教育や啓蒙と言った施策が必要なことは、これも論を待たず確かな事ではありますが・・・。

さて、かく言う私も、このところの緊張感の連続でいささか疲れを感じています。
これでいろいろなことが面倒くさいと感じられるようになったら、もうおしまいです。

ここらで、深呼吸しましょうか。
そしてゆっくりと好きな音楽を聴いて楽しみたいと思います。

そして明日は、爽やかな気分で皆さまをお迎えしたいと思います。
ご来店をお待ちしています。