中島通信」カテゴリーアーカイブ

特に混乱もなく

今日から店舗内の空間除菌を始めましたが、ご来店のお客さまからは何も否定的な反応はなく、ずっと店にいる私たちも何の違和感を感じることもなく、無事に一日が終わりました。

問題は、果たしてこれで効いているのか?ということですが、今のところそれを確認出来る方法がありません。
分かっているのは、投入した次亜塩素酸水の有効塩素濃度と時間当たりの噴霧量で、これなら効いているはずと言えることです。

立ち上るミスト(霧)を直接吸い込むと、ごく微かに塩素のにおいがしますので、まあ効いているんだろうな・・・と思えます。
何か副作用が出る心配は、する必要がなさそうです。

アルコールは、未だにどこに行っても売っていませんので、手持ちのアルコールが無くなったら、消毒は全て次亜塩素酸水に頼るしかありません。
尤も、食品に直接使用しても問題はありませんので、消毒に関しては今のところ危機感はありません。

ところで、もしこの次亜塩素酸水を自家調製してみたい方がおいででしたら、当方で技術的なサポートが可能です。
調製の際の技術的な情報を提供出来ますので、必要な方はお問い合わせください。

なお、お問い合わせは、メールまたはファックスのみでお願いします。
電話でのお問い合わせは、対応する時間がありませんのでご勘弁ください。

震災9年

あの東日本大震災から、今日で丸9年です。
正直、忘れかけていたわけではありませんが、そんなに気にならなくなっていたことは確か・・・。

しかし今年は、あの時の緊張感が否応なく心に蘇って来ます。
そうです、新型コロナウイルス感染症の広がりの渦中にあるからです。

9年前、覚悟を決めて事に当たっていたつもりの私でしたが、今振り返ると、まるで動転しているばかりじゃなかったの・・・、と冷や汗が出る思いです。
ま、会津で良かった、ただ運が良かっただけと総括しています。

それに引き替え今回のコロナウイルス渦は、震災の時のように一瞬のうちにドンと降って来たのではなく、まず中国で大きな前触があって後、じわじわと迫って来た災害でしたから、備える時間があったと言えばあったわけです。
果たして、我が国は、また我々個々人は、賢明に対応出来たのでしょうか、また今、対応出来ているでしょうか。

震災の時も同じことを申し上げたかも知れませんが、政府が何をしてくれようがしてくれまいが、こんな時は自分で出来ることを考えて自分でやるしかないと思っています。

さて明日はまた営業に戻ります。
おいしいパンを焼いて、皆さまのお越しをお待ちしております。

IIDE編集へ

コロナ、コロナで気を揉んでいる間に、IIDEの編集が遅れました。

大分前に始めてはいたIIDE編集、ここらで気を取り直して再開しなくてはと、今日はデスクに向かっていました。
しかし内容は、やはりコロナ対応のことが中心になります。

今、世の中では、外出を敬遠してか通販の利用が活発だといいます。
曰く「巣ごもり消費」だそうです。
確かに、通販利用なら人との接触は少なくて済みますし、現金の授受もありませんから(代引きは別ですが)、リスクも少なくていいのかも知れません。

しかし、出荷元の衛生管理がよろしくなくて、もし通販利用が感染経路となった時は、それこそ目も当てられない事態となります。
通販で商売している事業者は、そのあたりの管理を徹底することが求められます。

食工房も例外ではありませんので、IIDEの中でもそのことに触れないわけには行きませんでした。
荷造り出荷の際の衛生管理を、マニュアル化して万全を期したいと思っています。

正直なところ、あとどのくらいの期間で終息するのか・・・、爆発的な拡大を防げたとしても時間的にはかえって長引くと思っています。
途中で慣れてしまって、また疲れも出て気の緩みが生じることのないよう、今後それが課題になって来ると思います。
ここまで広がったら、もう完全に根絶やしにすることは不可能で、この先も共存して行くしかないと思っていなくてはなりませんから。

この際、こんな言い方は不謹慎かも知れませんが、震災の際の原発事故の時は放射線に関する勉強を沢山させてもらい、今度は感染症に関する勉強をさせてもらっています。
そうやって、少しずつ賢くなってはいるのかなと・・・。

福島県内、初の感染確認

新型コロナウイルの感染者が増え続けている中、今日初めて福島県内でも1名の感染が確認されました。

詳細は、内堀知事が記者会見で発表中なので、注視したいと思います。
クルーズ船ダイアモンドプリンセスから下船した乗客だとのことです。

これで警戒レベルを一段上げざるを得ませんね。
とは言え、まだ営業を休止するなどの対応に及ぶ必要はないと考えています。

ご来店のお客さまに、手指の消毒の徹底をお願いすることや、出入り口の扉周りを消毒液を含ませたペーパータオルで度々拭くなどの対応を取りたいと思います。

悩ましいのは現金の授受ですが、一旦お金に触った手では、消毒しないまま商品その他の物には触れないようにするなどの注意もいたします。
お客さまにもご協力をお願いする場面があるかも知れません。

レジスターは、一日に何回か消毒液で拭くなどの対応をとります。
また、キャッシュトレー内に次亜塩素酸水を含ませたティッシュペーパーなどを入れておけば、次亜塩素酸蒸気による殺菌効果を期待できるかも知れませんので、これから調べてみます。

あるいは、店舗内全体を除菌環境にする方法もあるようなので、いよいよとなった時は、それもありと考えています。

まあ、毎日毎日こんなことばかりですが、ここで嫌になってしまってはこれまでの努力が水の泡です。

こうした注意は、何もコロナウイルスに限らず、インフルエンザやノロウイルスなど数ある感染症に共通の防御となり得ますから、この際いい勉強になると思って取り組んでいます。

もちろん明日も通常通り営業、皆さまのご来店をお待ちしております。

危機対応力

今回のコロナウイルス騒ぎで考えさせられたことは、私たち一人一人のまた集団としての社会の危機対応力は十分だったか?ということです。
否、現状を見れば、十分なわけはありませんね。
やはり大切なのは、日頃の備えです。

今回のことで言えば、マスクや消毒液などの物質面だけでなく、感染症に対する科学的な情報とそれを理解する能力、対応のための訓練(イメージトーニングも含みます。)、また国家として、緊急事態に対応するために必要な法律を整備しておくこと、どこにどこまでの権限を与えておくかなど、備えるべき項目は多岐にわたると思います。

それらの中で、私たち自身にとって一番重要なことは、感染症に対する学習をもっと真剣にしておくことだと思います。
医療の専門家には遠く及ばないとしても、説明されたことを概略でも理解出来るだけの予備知識を日頃から持ち合わせて置くことがいかに大切か、今回、私にはそれがよく分かったような気がしています。

専門家の方々の中には、もどかしい思いをしている方が多くいるのではないかと思います。
勉強の足りない政治家もメディアも、伝えるための言葉を編み出せないでいるし、一方で聞く側の国民のリテラシーは低いとなれば、効果の上がる対策など打ち出すことは出来ません。

マスクやアルコールを買い占めて高値で転売するなど、法律以前に許されざる行為だと思いますし、トイレットペーパーやティッシュペーパーを買い込む、果ては米やその他食料品までもとなると、人々がいかに不安に駆られて冷静さを失っているかがよく分かります。

しっかりしなくちゃいけません。

また、子どもたちの教育現場から始めなくてはならないことも沢山あると思います。
こんな時に休校なんかしないで、通常の授業に代えて公衆衛生教育や感染症教育をすればいいのに・・・と思います。
尤も、教師たちにそんなアドリブが出来るかどうか、それが問題でしょうが。

震災の時の福島を思い出しています。
否、本当にあの時は大変でしたから。

疲れる一週間でした

食工房の営業の一週間がまた終わりました。
この週は、平日も土日もいつもになく多くのご来店のお客さまがいらしてくださって、その点では沢山の元気をいただきました。
皆さまには、改めて厚く御礼を申し上げます。

明日と明後日は定休日、店は休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

一方、この一週間、何だか知りませんがとても疲れました。
多分、コロナウイルスへの緊張感が続いたのが原因なんでしょうね。

正直変な恐れとかはありませんが、感染することはぜひとも避けたいので、一瞬たりとも危機管理を怠ることの無いよう、うっかりミスでそれまでの警戒が水の泡になってしまうことが無いよう、気を緩められないということが疲労感に繋がっているのだと思います。

そしてまだここ当分の間、これが続くのですね。

明日は仕事は休みですが、用足しや買い物で外に出るかも知れませんので、それはそれでかえって緊張感が高まることになります。
危機管理、このことを常に念頭に置いて行動したいと思います。

皆さま、お互いに注意し合って、この危機を乗り切りましょう。

今年は、高知行きを断念

毎年この時期、郷里の高知に出かけます。
いつもなら一週間程度の臨時休業を告知申し上げるところですが、今年はコロナウイルス渦のため、出かけることは止めました。

一昨年母が亡くなって、昨年の今ごろでしたが納骨も終わり、毎年この時期(母の誕生日の頃)に顔を見せに行く理由も無くなったのではありますが、妹が居りますし親類縁者とのつながりを確かめ合う意味でも、毎年一度くらいは出かけようと決めていたのです。

ま、しかし、今回は仕方がありません。
否、こんなことになるとは、夢にも想っていませんでした。
人生、何があるか分かりません。
あの東日本大震災を体験した時と同じような感覚が、今の私にはあります。

それでもありがたいことに、今のところ営業は続いていますし、本日も多数ご来店を賜りました。

世の中はもはや騒然としていて、この後何が起こるか分かりませんが、一歩一歩足元を見つつ周りを見つつ、商売を続けて行きたいと考えています。

長い一週間、明日は定休日

食工房の営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日です。

この一週間は、何故だかとても長かった印象です。
新型コロナウィルス対応で、いつもには無かった緊張感を強いられたからでしょうか。

その間も、パン焼きやその他製造の仕事は、淡々といつも通りこなしていましたけれど。
パンもとても具合よく焼けたのですが、ご来店くださるお客さまは、少なかったですね。
特に昨日今日は連休だったのですが、これはいったいどうしたの?というくらい静かでした。

今日のTVのニュースの中で、今が正念場だと言っていましたが、確かにそうかも知れません。
皆さまもどうぞご用心ください。
自分のリスクは自分で管理する、これが重要だと思います。

荒れ模様の一日、来る人も少なく

昨夜から今朝にかけて、そして今日一日、大荒れのお天気でした。
夜中に激しく屋根に打ちつける雨音に何度も目を覚まされましたし、日中は突然暗くなった空からあられが風に舞いながら降って来たり。

それでもそんな空模様の中をご来店くださる方も僅かながらありましたが、概ね静かな店頭でありました。
コロナウィルス騒ぎの影響も、少しはあったかも知れません。

それにしてもこれからしばらくの間、どんな状況になって行くのか、全く予想することも出来ません。
いつものことがいつも通りには行かないと思っていなくてはなりませんね。

一日一日気を抜かないで、地道に感染予防に努めることです。
あとは、いつも以上に健康管理に留意することでしょう。

今回のコロナウイルス騒ぎで一つ気づいたことがあります。
それは、生命はいつも緊張に耐えて生きて行くものだということ。

何もウイルスだけじゃないんですよ。
ここらには熊もいるし、猿も猪もいるし、付き合い方を間違えたら脅威になりますから。

小動物のキツネも、かわいくてきれいですけど、エキノコックスという寄生虫を宿していて(以前は北海道のキタキツネだけと言われていましたが、近年本州でも確認されています。)、潜伏期間が7~12年という恐ろしいエキノコックス症に感染するリスクがあります。

ですから、キツネが生息しているエリアで、沢の水がいくらきれいでもそのまま口に入れてはいけません。
※注~犬も感染源になり得ます。

例えばそんなふうに、自然界には多くの様々な脅威があります。
もちろん知っていれば、そして必要な注意を怠らなければ、ほとんど避けられるものばかりですが。

とは言え、今回の新型コロナウイルスはトップレベルの脅威ですから、一瞬でも油断したら負けですね。
ワクチンが開発されるまでうまくやり過ごせるかどうか、その前に感染して自己免疫を獲得出来るかあるいは命を取られるか、毎日が危険な綱渡りなのだということを忘れないようにしたいものです。

集落の会計決算

2年前から居住地区の集落の会計役をしています。

ただ今決算時期で、3月の会計監査と総会に向けて準備をしています。
一年の会計の締めも大方終わり、総会に提出するための資料の作成をしています。

事業報告、収支決算書、収支予算書、その他提案事項などを、区長と相談しながら20ページ程度の冊子にまとめます。

幸い、私にとっては手慣れた作業であり、あともう少しで編集が終わります。
印刷も自前で出来ますから、細かい所まで詰めて見やすくまた見栄えの良い紙面を作るよう心掛けています。

いや、こんなところでも手間暇かけるのが性分のようで、食工房病はこんなところにも現れるのですね。
おかげで、やっぱり忙しい!

明日はまた、食工房の本業に戻ります。