いきなり暑い夏に

どうやらこの週末あたりに梅雨明けとなりそうな予想です。

そして、晴れれば猛暑。
30℃超の日が続きそうです。

一方大気は不安定で、突然雷雨に見舞われることもありそうです。
激しい夏空との付き合いになるのでしょうか。

ともあれ、明日からしばらくの間は、傘マークの無い予報になっています。
コロナ禍の再拡大で気持ちも沈みがちですから、せめてお天気はパッと明るくお天道様のお顔を見たいものです。

明日は、食工房は定休日明けのパン焼きの日です。
いつものようにパンを焼いて皆さまのご来店をお待ちしております。

ちなみに、一部ですが新麦の使用が始まります。

スペルト小麦が先週までで無くなりましたが、今年産のものは生憎のお天気が続いて籾摺り工程が完了せず、まだ使うことが出来ません。

そこで臨時の措置として、先に収穫が終わっていた南部小麦<参照>を代用として使うことにいたします。
すでに全粒粉に製粉して計量し、明日に備えています。

飯豊山食パン、小麦丸、みのりのパンの3品目が該当いたします。
スペルト小麦とは違った風味を、どんなものかとちょっと楽しみにしています。

お天気が不安定なもので

今日あたりは、やっと雲も切れて日差しが覗く瞬間もありました。
しかし、それも続かずすぐにまたにわか雨。

麦刈りの後ずっーと雨続きで、畑の後始末も出来ないでいます。
そのままになっている麦藁の始末をしたいのですが、燃やして灰にする予定だったものの、もはや水浸しになってしまいましたので、しばらく晴れが続いて乾かないことにはどうにもなりません。

稲架かけした後の稲架も片付けなくてはなりませんし、イノシシ除けに張り巡らしたネットも撤去しなくてはなりません。
それにしても、お天気が不安定では如何ともし難い・・・。

今日も、何度もにわか雨が降りましたし、雷鳴も聞こえました。
まあ、しかたがありませんね。
ワクチン接種の副反応が、今日もまだ残っていて体がきつかったですから、ここは休んでいろ!との思し召しかと。

ちなみにこの夏は、農繁休を兼ねて長めのお盆休みをいただくことになりそうです。
決定次第、お知らせいたします。

副反応ですね

昨日2回目のワクチン接種を受けて、多少の副反応はあるものと思ってはいました。
1回目の時は、翌日になつて上腕の痛みで腕が上がりませんでしたが、それだけで済みました。

今回は、同様に上腕の痛みがありましたが、それだけでは済みませんでした。
全身の倦怠感、軽い頭痛、気分の悪さ、首筋や肩やその他筋肉がこわばって痛みを覚えました。

尤もどうにもならないほど強いものではありませんでしたが、とは言えそこまでの状態を予想していませんでしたので、いつも通り仕事の段取りをして始めてしまっていましたから、ちょっと無理をして仕事を終わらせるはめになりました。

さすがに何度か途中で音を上げ、娘たちに後を任せて休憩する場面もありました。
それでも静かに横になっていればどうというほどのことはありません。

今日一日体がきつかったものの、夕方には峠を越えたようで、少しずつ楽になって来たかな・・・という実感があります。
明日にはずっと回復すると思います。

さて、食工房は明日と明後日の二日間、定休日休業となっております。
毎度申し上げて恐縮ですが、お間違えのございませんようよろしくお願いいたします。

2回目ワクチン接種

本日、2回目となる新型コロナ感染症のワクチン接種を受けました。

接種後2週間ほどすれば、ほぼ万全な免疫獲得が成ると言われていますから、店頭にて不特定多数のお客さまに相対する者としては、自分たちに対して、お客さまに対して、双方向での感染リスクが下がることになります。
まずは一安心ということになりました。

あとは、娘たちを含めた若い世代の方々に、接種が進むことを願うのみです。

今回のワクチンは、今着目されているインド由来のデルタ株に対しても一定の免疫効果があるとされていますから、未接種と比較すれば格段にリスクは下がります。
デルタ株の蔓延に追い付かれないうちに、早く接種が進むことが何より重要なのですが、合わせて重要なのは私たち一人一人の感染対策の質を落とさないようにすることです。

ワクチン接種前に感染してしまったら、もう全く何にもなりませんからね。
若い皆さんも、せっかくワクチンが開発されて、もう少しの時間待っていれば接種を受けられるのですから、賢明な選択で感染を避けていただきたいものです。

変異の機会を出来るだけ少なくするためにも、感染者そのものの数を減らすことが最も重要であることは、科学的にもはっきり分かっていることなんですから。

梅雨明けはいつに

関東以西、特に西日本では豪雨の被害が深刻のようですが、こちら東北は今のところ大きな被害は聞かれません。

しかしお天気は不安定で、予報も次々変化します。
昨日の予報では、梅雨明けが早いかも知れないと言っていましたが、今日には打ち消されて雨が続く予報になっています。

明日は、早朝から集落の奉仕作業です。
今度は、周辺の道路沿いの草刈りです。
雨は降って欲しくないのですが、どうなりますか・・・。

それにしても、先日麦刈りが終わってから今日まで、麦刈りが出来そうなタイミングは結局ありませんでしたから、あの時は良い判断だったと改めて胸を撫で下ろしますね。

ライ麦は、早や低温倉庫(雪室)に入庫完了していますし、スペルト小麦はやっと乾燥が仕上がって来て、この次晴れたら籾摺り作業です。

お天気の動きは人間の力ではどうにもすることは出来ませんが、お天気を味方に付けるための計らいに人知を尽くすことは可能だと思っています。
すべてうまく行くとは限らなくても、リスクを減らしたり逆に恵みに変えることさえ出来るのではないかと思うことがあります。

ですから、梅雨明けがいつになるのか、とても気にかけているのです。
雨が上がれば、獣たちの動きも活発になるし、それはそれでまた大変ですが、作物は旺盛に育っていろいろな野菜などを食卓に乗せて楽しむことも出来ます。
せっかく手間暇かけたものを、やつらに盗まれないように気を付けながら。
こうして夏はやって来て、過ぎて行きます。

思い通りに行かないから、謙虚になれる

麦作りをしていて思ったことです。

農業という仕事、先ず一つは植物という命あるものを相手にしていること、次にお天気という人間の力ではどうにも動かすことの出来ない自然現象に左右されること、またその場所場所の土壌環境に左右されること、そして虫や鳥や動物たちの食害、さらに病害と戦わなくてはならないこと。

それらの中で、我々人間の努力によって改善出来る部分もありますが、どうにもならない部分も少なくありません。
だからと言って、その場その場に成り行き任せで良いかと言えば、そうは行きません。

やはり計画は必要です。
それも一年間という時間のサイクルを頭に思い描きながら、種まきから収穫までの工程が順調に進むために、どの時期に何をすれば良いか綿密に計画し準備しておかなくてはなりません。
且つ、その場その場に想定通りに行かない時の臨機応変な措置までも考えておく必要があります。

さらには、5年先10年先までも持続可能な土壌の循環を計らって行かなくてはなりません。

一方、食工房の中の仕事つまりパン屋ですが、天然酵母という不確定要素の多いものを扱っていてさえ、概ね何事も計画通り予定通りに進みます。
毎週決まった曜日の決まった時間に仕込みをして、決まった時間までにパンが焼き上がります。

お客さまのご注文に応じて、数を増やしたり減らしたりも自由自在です。
そうして考えると、ほとんど何でも思い通りです。

比べて畑のことは、全く思い通りにはならないと感じます。
本当に難しい・・・!

しかし、私たちの生存は、そもそもそういうものだったはずで、土から作物を得る仕事をすることになって、改めてそれが分かったような気がしている私です。

私の娘たちも同じようなことを感じているらしく、先日際どいタイミングで最後のスペルト小麦の刈り取りが終わった後、引き上げ際に畑に向かって思わず手を合わせて拝んだのだと言います。

分かります、その気持ち!

私もコンバインに乗って帰る道々、畑を振り返り、天を仰ぎ、ありがたさを噛みしめていましたから。

決して自分の力で成し遂げたのではない、これは天地の恵みなのだと素直にそう思えた瞬間、気持ちはずーっと謙虚になれるのですね。

明日はパン焼きの木曜日

明日は、二日の定休日が明けてパン焼きの木曜日です。

昨日の麦刈り、今日は乾燥調製(今も乾燥機が稼働中)と休日返上で働きましたが、充実した疲労感で悪い気はしません。

昨夜は、激しい雨音に何度も目を覚まされましたが、その度に「あぁ、良かった!麦は刈り終わったし・・・。」と、また眠りに落ちる私でした。

あとは、早く新麦を使ってパンを焼きたい!と、そちらに気持ちが向いています。
ライ麦は、購入品があと少しで無くなりますから、一二週間のうちには自家産のライ麦に切り替わります。
スペルト小麦は、昨年産のものがあと一回分あるかないか、新麦が間に合えば上々なのですが・・・。
その他、デュラム小麦、南部小麦、ライ小麦もありますから、目新しいパンも登場するかも知れません。

とりあえず明日は、いつも通りのパン焼きです。
お天気も少し持ち直すようです。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

麦刈り、終わりました

昨夜から本日早朝未明の頃まで、娘たちと交代で畑のわきに張り込みました。

午後10時50分、イノシシの群れが現れました。
車が止まっているのに気がついていそうなものですが、何事も無いように近づいて来ます。
ライトの明かりを向けても、動じる様子がありません。
何と図々しい!

それでもずっと照らし続けていたら、ゆっくり向きを変えて去って行きました。
しかしこれで安心は出来ません。
張り込みを解くことは出来なくなりました。
結局その後は現れませんでしたが、これを毎日続けることは出来ません。

明けて本日、何としても麦刈りをしたいのですが、お天気がスッキリしないのですね。
もっと晴れ間も覗くはずだったのでは・・・と思っていると、小雨が降り出す始末。

天を仰いで、恨み言の一つも呟いていたら、少し空が明るくなって来たではありませんか。
とにかく出来るところまでと、意を決して機械を出動させて圃場に向かいました。

まず、高野第2圃場の試験栽培区の麦を手刈りして片付け、ライ麦を刈るためにコンバインが入れるようにしました。
そしてライ麦を収穫。
その間に、またも小雨が降り出すタイミングがありましたが、すぐ止んで事なきを得ました。

前半戦を無事終了して、後半スペルト小麦の収穫のために、コンバインの分解掃除をしていたら三度雨が降り出し本降りになって来ました。

今度こそ万事休すかと諦めかけましたが、午後3時頃には止んで何とか作業が出来そうな状況になりました。

麦はしっかり乾いていた方が良いに決まっていますが、濡れていてもコンバインは支障なく収穫をこなすのですね。
もちろん、収穫後は乾燥機に入れて乾燥させなくてはなりません。

途中何度か小雨に見舞われながらも、何とか最後まで刈り終えることが出来ました。

それにしても、作業が終わって機械を片付けた直後から、土砂降りの雨です。
何という際どいタイミング!

麦は屋根の下に取り込みましたから、一先ず安心です。
もう本当に心の奥底から、「あぁ、良かった!」と胸を撫で下ろしている自分に気がついて、またもう一度「本当に良かった!」と頷いている私です。

娘たちもよく頑張ってくれました。

食工房、万歳!麦ラボ、万歳!

明日は麦刈りを

絶望的だと思っていたお天気が、明日一日だけ回復するようです。
何とか畑も乾いて、麦刈りが出来るのではないかと期待しています。

高野第2圃場のライ麦と中島第3圃場のスペルト小麦を刈り取って、今年の収穫にキリを付けたいと思っています。
うまく行けばいいのですが・・・。

と言うのは、昨日に続いて今朝も、監視カメラにイノシシの画像が記録されていました。
側のおばあちゃんの畑のじゃがいもは、わずかに残っていたものもさらに荒らされてしまいました。

で、出没の時間帯というのが曲者で、昨日の出没は4日の午前1時頃、今朝の画像は昨日4日の午後10時頃でした。
昨夜は、午後8時半過ぎ、午後10時40分頃、深夜午前1時頃、早朝未明午前3時過ぎの計4回パトロールしているのですが、1回目と2回目の間に来ていたのですね。
全く油断がなりません。

明日は残っている麦を刈る予定ですから、それをイノシシに荒らされたのではたまりません。
寝ずの番をしてでも、麦を守る決意です。

そして麦が終わったら、かぼちゃとさつまいもの圃場を電気柵で囲う予定です。

何故このように獣の害が増え続けているのか、それにはちゃんと理由があって私にはそれが見えていますが、いろいろな人がいろいろな事を言うので、口で説明するよりも先ずは状況を端的に正確にお伝えして、そこから先は皆さまにも考えていただきたいと思っています。

ちなみに、明日と明後日は、食工房は定休日休業となっております。
お間違えのございませんように。

イノシシが4頭

今日は、早朝の人足の後、お天気こそ微妙でしたが、中島第2圃場のライ麦を収穫しました。

少し湿気っぽさの残る状況でしたが、今日を逃すわけには行かないと決心し、午後から雨の予報が出ている中作業を開始しました。

昨年のように稲架を作って自然乾燥の工程を取ることはせず、いきなりコンバインで刈り取り脱穀同時に済ませました。
バインダーで刈るよりははるかに速いのですが、面積が広いことと背の高いライ麦はスピードを上げられないこともあり、午前8時半頃から初めて終わったのが午後2時前でした。

終了2時間前くらいから小雨が降り出し、穂先が濡れている状態になりましたが、そのまま続行しました。
選別や原穀の飛散など問題はあったと思いますが、ふり返る余裕はありませんでした。

それでも約350kgの収量がありました。
ライ麦に関しては、まだこの他に高野第2圃場に作付けしている分もありますので、400kgは超えるものと思われます。
やっと食工房の1年分に間に合う量になりそうです。

さて、それはそれで大変目出度かったのですが、今朝監視カメラをチェックすると、そこにはイノシシの画像と映像が記録されていました。

PCで再生して見ると、親と思われる大きなイノシシが1頭とそれよれ少し小さい子どもと思われるイノシシが3頭映っていました。
これまで、単独の個体だとばかり思っていましたので、これは意外でした。
そして、ますます油断ならない状況だと思い知った次第。
早速近所の農家さんたちにもこのことを伝えました。

話が前後しますが、監視カメラをチェックしに行った時、側の畑にいたおばあちゃんから、じゃがいもが被害に遭ったことを聞かされました。
見ると、イノシシの掘り跡が物凄く、ほとんど全滅に近い被害でした。
おばあちゃんの本当に悔しそうなお顔と訴え、心中を察するに余りあるものがありました。

我が家としては、当面スペルト小麦の収穫が終わるまで、一晩中間隔を置いてパトロールに出ることにしました。
その後は、かぼちゃ、さつまいもなどの畑の周りを電気柵で囲うつもりです。

このままでは、稲や蕎麦に甚大な被害が発生することは目に見えています。
複数の農家で力を合わせて、あるいは集落ぐるみで、対策を立てなくてはならないと思っています。

麦ラボ

ビデオカメラが捕えている視野
正面はスペルト小麦の圃場
★画像クリックで映像ファイルが開きます。