一年前の今ごろ

日本で初めて、今回の新型コロナウイルスの感染者が確認されてから、今日で一年になるそうです。
早や一年にもなるのか、否、まだ一年しか経っていないのか・・・、両方の思いが私にはあります。

一年前の今ごろ、中国で何やら新型の感染症が広がっていて、日本でも感染の拡大が起こるかも知れないと言われ始めました。
私は、漠然とした不安や緊張感はありましたが、具体的に何をすべきか、そこまでの考えは明確ではありませんでした。

しかし、わずか一か月後には、アルコール消毒液が買えなくなっていました。
マスクも然り。
正直申し上げて、いささか油断していたなと焦ったことを、今思い出しています。

あの頃、一年後の世界がこんな様相を呈しているなど想像も出来ませんでした。
しかし今、それは本当に現実なのです。

この先一年後に世界やわが日本がどうなっているのか、否、半年先でも、どうなっているのか、想像が付かないのは私だけではないと思います。

周りを見渡すと、マスクや手指の消毒などがある程度は習慣化していて良い事だと思う一方、いわゆる慣れであまり気にしなくなって来ている場面も多くあり、これでは先が思いやられるとため息が出ることも少なくありません。

何より、もっともっと感染症について、また化学について勉強して欲しいと思うことが多いです。
特にメディアの方々には。

まだまだ当分先まで、何をする時もコロナのことを気にしながらになることは止むを得ません。

福島県新型コロナウイルス緊急対策

東京都などに緊急事態宣言が出されたことはすでに皆さまご承知のとおりですが、わが福島県では特別措置法に基づき、県民には不要不急の外出自粛の要請が出されました。

当然のことながら、緊急事態宣言対象地域を始めとする感染拡大地域との不要不急の往来自粛も要請されています。
期間は来月2月7日までとなっていますが、その範囲で解除出来るかどうか・・・、否、難しいのではないでしょうか。

商売をしている者としては、今後こうした情勢による影響を受けないわけには行かないだろうと考えますね。
ある程度は仕方がないことと、半ば覚悟をして臨むしかありません。

先ずは何より、自分自身が感染しないための対策を徹底することですね。
もし私が感染してしまったら、まず家族にうつすことになるし、お客さまにうつす可能性はもちろんあるし、商売は休業どころか下手をすれば潰れてしまいます。

ですから、感染してしまったらしょうがない・・・などと最初から割り引いた考えではなく、絶対に感染しないという固い決意で臨みます。
そのために必要なことは何か、常に考えています。

こんな緊張感、一体いつまで続くんだ!とは思いますが、だからと言ってやってられない!とはなりませんね。
どこまでも何年先までも、地道に付き合う気です。
そうすることが、ご来店くださるお客さまの安心感につながると思いますから。

さあ、明日もパンを焼きます!

明日は定休日明けの木曜日、いつものようにパンを焼きます。

この時期、これまでの通例ではご注文も少なく、仕事は軽く余力を持て余すことが多かったのですが、今年は早々からほぼ全負荷になるくらいの仕込み量です。

通販のご注文を沢山いただいています。
コロナ禍の影響かどうか分かりませんが、ある程度それもあると思います。
皆さまのご期待を裏切ることの無いよう、しっかり気持ちを引き締めて作業いたします。

幸いと言うか、当然ながらと言うか、両方あるとは思いますが、パンの味が安定して良好です。
つまり酵母の発酵が良好、つまり管理の仕方が適切、つまり上手く掴めているということです。

今夜もこの後、酵母種の最終工程の仕込みをします。
材料の配合はもちろん重要、温度も重要は言うまでもなく、そして攪拌(かき混ぜ)にもノウハウがあります。
パンの出来を決定づける酵母君のご機嫌は、何より真っ先に伺わなくてはなりません。

では、これから作業しに行ってまいります。

コロナ禍の先行き

このままでは、コロナ禍の先行きは決して明るくないと思っています。
ニュースなどから伝わって来る状況を見聞きする限り、とてもとても厳しい現状ですから。

今日ネット上で見つけたこんな記事に目が留まりました。
「玄関に手指消毒剤を設置している人は約6割、一方で帰宅時実践派は4割弱」

記事より引用


コロナ

記事より引用

この記事の中には、様々なアンケート結果がまとめられていて、とても興味深いものです。
外出時に手指消毒液を持ち歩いているか、帰宅時に玄関で手指を消毒しますかなどなど数項目への回答をグラフで見ることが出来ます。

私が特に注目したのは、前述アンダーラインの2項目ですが、例えば消毒液を持ち歩いているとしても真っ先に取り出せる状態かどうかが重要ですね。

また玄関では手指の消毒の他にも、帽子やマフラー、スカーフ、コートなどに至るまで、そのままストレートに部屋まで持ち込みたくないものがあり、それらはどうしているのか?についても聞いてみたいのですね。

あと、この記事では取り上げられていないマスクの着用についても、詳しい実態を調査すれば、意外なところに防御の穴が見つかるかも知れません。

個々人の感染対策はもはや限界に来ていると言う意見を見聞きすることが多いのですが、本当にそうでしょうか。
まだまだ十分ではない、それどころか穴だらけの舟のようにそこら中に水が漏れて来て浸水し、沈没してしまうかも知れない状況ではないかと思えます。

公共的あるいは社会的な側面での感染対策をやかましく言う割には、個々人の感染対策に対しては低姿勢でお願いするだけ、こんなことでいいとは到底思えません。

この一年間、ずっと感染症について勉強して来ましたが、知れば知るほど私たち一人一人の日常的な防御行動がどれほど重要であるかが分かった、それが実感です。

もちろん、科学者や医療関係者は、ウイルスそのものについて、発生場所や感染ルートについて、治療法などについて研究を進めること、行政にはそれらが効果的に進むよう体制づくりをするなど、それぞれ役割を果たしてもらわなくてはなりません。
マスクや消毒液が容易に手に入るような供給体制にも、責任を持ってもらわなくてはなりません。

それでももう一度申し上げますが、自分自身が感染するかしないかは、ほとんど自分自身の日常の防御行動の如何にかかっている、それはもう間違いありません。

いやいや!お互いくれぐれも用心いたしましょう。

明日と明後日は定休日

新年の営業は、先ずは3日間営業で一旦定休日休業です。
長い休みの後のウォーミングアップにはちょうど良いスケジュールかも知れません。
ちょっと疲れを感じていますから。

と言うのも、製造にかかわる仕事はほどほどですが、今、確定申告に向けて決算の準備をしているところで、この一年間の帳簿の不備などを修正したりする作業が結構大変です。
ちゃんとやっているつもりでも、単純な入力ミスや勘違いによる仕訳ミスなどがあり、変なところで帳尻が合っていないのが発見されます。

まあ、だから経理専従の担当者を一人置くくらいのことをしなくてはならないのでしょうが、小規模個人企業にそのような余裕はありません。
勉強しながらでも自分でやるのが唯一の方法です。

尤も、年々こなれて来てはいるのですが、それでも大変なのが経理ですね。
ちゃんと金銭管理が出来るようになれば、お金に困ることも無くなる!と言う言葉を信じて、苦手な経理に挑戦する私です。

しかし最近では、下の娘がどんどん自分で勉強して手を出してくれていますので、私の苦労もいずれ終わることになるでしょう。
向き不向きってやっぱりあると思いますね。

何はともあれ、明日の朝はゆっくり寝させてもらいます。

雪のパン屋さん

食工房

雪のパン屋さん開店!


食工房

山型食パンとカットケーキなどいろいろ取り揃えております。


食工房

雪のパン屋さんは、食工房駐車場奥にございます。

寒い日が続いています。
お正月にこしらえた雪だるま、これまでに3回化粧直しをしていますが、一昨日から日中も氷点下の冷え込みとなったおかげで、形が崩れなくなりました。

そこで、雪だるまさんたちの前に大きな雪のテーブルを作り、その上に雪で作ったパンやケーキなどを並べて雪のパン屋さんが開店しました。

閑散期に入った今、忙しさもほどほどですから、こんな遊びもいいのじゃないかと・・・。
作りながら、ここに小さい子どもがいたらきっと大騒ぎして夢中になるゾ!と思ったものです。

本物のパン型に雪を詰め込んで外し、一斤サイズにナイフで切って形を整えれば、見た目も愉快な雪の山型食パンの出来上がり。
店番はもちろん雪だるまさんたちです。

気温が上がれば、融け出して形も無くなってしまいますが、明日はまだ保っていることと思います。
ご来店の折は、ちょっとお目に留めていただければ幸いです。

寒い一日、ご来店感謝

初売り本日、小雪舞う大変厳しい寒さの中、三々五々ご来店のお客さまがお見えになりました。
お一人来られて帰られた後、少し時間をおいてまたお一人ご来店といったペースで、密になることもなく感染対策上は大変理想的でした。
一回一回その度に、入り口のドア周りやレジ周り、手かごなどを消毒する時間も取れました。
昨日予告しました先着5名さまポイント5倍は、雪が降ってその2倍で10倍になりました。
そのせいかどうか分かりませんが、皆さまのお買い物は多めだった様に思います。
ま、何はともあれ、本日のご来店に対し、改めて御礼申し上げます。
そして明日も、さらに引き続き寒い一日になるようですが、皆さまのご来店をお待ちしております。

明日のご来店をお待ちしております

明日は今年最初の営業日、初売りです。
もちろんパンも初釜というわけです。

昨年末に、徹底して清掃とメンテナンスを行った作業場は、とても気持ち良く仕事が捗りそうです。
明日のパンの出来に、ご期待ください。

そして、一番最初にお出でくださるのはどなたでしょうか?
先着5名さまにポイント5倍差し上げましょう!
雪が降れば、その2倍の10倍!

お出でになる際は、凍結路面とコロナにご注意ください。

明後日から営業再開

昨年末12月28日から、しばらくの間休養させていただきました。
ゆっくり休めたと言えば休めたし、何やかやとやるべきことも案外あったと言うのも、もう一つの実感です。
そしていよいよ明後日1月9日(土)より、営業を再開いたします。

昨年とは違って、厳しい寒さと雪の冬となっています。
またコロナウイルスの感染が、今また急増中です。
皆さま方の出足がどうなるのか、全く予想がつきません。

食工房としては、為すべき感染対策はほぼ完ぺきに実施しているつもりです。
皆さまにお願いするのは、入店時にマスクを着用していただくこと、手指の消毒を確実にしていただくこと、そして熱があるなど体調が微妙な時はご来店を控えていただくこと、この三つです。

それから、店内が手狭なため多数ご来店の時は、外または車内でお待ちいただくなどの対応を取らせていただくことがあります。
予めご了承ください。

柚子きんとん丸

柚子風味のスィートポテトクリーム入です。


柚子きんとん丸

1個 220円


漉乃あん丸

あん用の小豆は、当地藤沢集落のおばあちゃんが作ってくれました。


漉乃あん丸

1個220円にて販売中

あと、今回の営業再開に合わせて、柚子きんとん丸と漉乃あん丸の販売を再開いたします。
かぼちゃあんぱんは、お休みになります。

もう一つ、雪の日ポイント2倍を実施中です。

明後日、皆さまのご来店をお待ちしております。

静かに過ぎる時間

飯豊の空の下から・・・

元旦に作った雪だるまが融けて傾いてしまいましたので、修正と化粧直しをしました。
右側のだるま君のお顔は、どことなく私に似ているのが不思議。


飯豊の空の下から・・・

小さな雪の祠に雪ウサギを二体お祀りしました。


飯豊の空の下から・・・

耳は南天の葉、目はヒバの実、首には南天の実をあしらっています。


飯豊の空の下から・・・

空から落ちて来る雪は、いつまで眺めていても飽きることがありません。