ビールを差し上げています。

自ビール

ドコノビール製 ダークオークエール

7月20日から蔵出しとお知らせしていましたが、このところの暑さでボトル内のカーボネーションも進んだようですので、早めに出すことにしました。

一昨日あたりから、まず店頭にてご来店のお客さまに差し上げています。

勝手で申し訳ございませんが、1000円以上お買い上げの時に限らせていただきます。
本数に限りがありますので。

通販のお荷物の中にも、これから先出荷の方対象に、同梱いたします。

定期便のお客様の分は確保してあります。
7月下旬または8月上旬の出荷時にお届けいたします。

全部で100本少々ですので、多分あっという間に無くなってしまうと思います。
お一人一本に限らせていただきます。

ところで肝心のビールの出来ですが、今日一本開けて試飲してみたところでは、今年は少し泡立ちが弱いようです。
プライミングシュガーの量が少なかったかもしれません。
それでも炭酸は十分利いています。

味の方も、モルトとホップの香りが濃厚です。
アルコールの方も、計ったわけではありませんが、まあそこそこいい気分になれると思います。

温暖化とは、つまりこういうこと

飯豊の空の下から・・・

会津は今、水田の緑が美しい。
画像クリックで元サイズの画像を見られます。

地球温暖化が言われ出して久しいこの頃、やっぱり温暖化したのだなと思いますね。

地球上の平均気温が、わずかでも上昇すれば、大気の持つエネルギーはその分だけ大きくなります。
地表付近の空気の対流も大きく激しくなります。
対流圏と成層圏の境界も、幾分なりとも上昇するでしょう。

雨が降れば突然の豪雨、風が吹けば突風や竜巻、一方で冬はドカ雪に猛吹雪、はたまた照れば猛暑、旱魃、どれもこれも最近身近に実感することばかりです。
もうすでに地球は、例えば50年前に比べて、確実に温暖になっていますね。
間違いありません。

今後、台風などの大嵐では、最大風速が100m/sに達することも想定しなくてはならないと言われています。
今までの70m/s想定の下で設計された構造物は、根本から作り直さないと耐えられないかも知れません。
都市計画や国土計画も再考を迫られるでしょう。

本当は、地震のこともあるのですが、事温暖化に関しては、人類の対応次第で避けられるかも知れないのですから、私たちの賢明な選択こそが求められていると思います。

もっと地球を見ようよ!

待っていた雨

この一週間ほど、ずっと晴れでした。
昨日あたりから崩れて来たのですが、昨日の雨はほんのお湿り程度で、植物たちは必死に乾きに耐えている様子でした。

今日は、朝まとまった降雨があり、やっと地面が濡れました。
その後夕方にもにわか雨があり、たっぷりと水をもらった草木は、いかにも嬉しそうに見えました。

昨日のこと、降りそうで降らない雨のことを話していたら、上の娘は、「大丈夫!ちゃんと降るから。」と言うのですね。
どうして?と聞くと、いよいよになったら植物たちが雨を呼ぶのだと言います。
野菜は人間が手をかけているから、少しは水やりしてあげなくてはいけない時もあるけど・・・、野生の草木はそんな心配をすることはないのですね。
確かにそうかも知れない、と納得した私でした。

今日は、ちゃんと間に合ったようです。
本当にいいタイミングで降ってくれました。
家の畑のニンジンやナスやキュウリたちも、どれほどか喜んだことでしょう。

おかげで朝夕の水やりはする必要はありませんでしたが、上の娘は、畑の様子を見に行くことは欠かしませんでした。
うーん、これなんですね、大切なことは。
いろいろ分かるのは、よく見るからなんです。
足元の土から地球が見えるって、本当かも知れません。

麦の力

暑い日が続きます。
今朝は一時雨も降りましたが、その後は予報に反して曇り時々晴れで降雨はありませんでした。

このところの暑さ続きで、熱が溜まって来ているのが分かります。
体も慣れては行きますが、暑いことには変わりはありません。
午後のコーヒーは、ここ数日前からアイスコーヒーになりました。

さてこう暑くなると、やはりパンは売れなくなりますね。
どなたも、シコシコ噛むよりツルッと喉を通って行くものに傾きます。

でも我が家では、暑い夏でも一日二食パン食にしています。
売れ残りのパンがあるから・・・というのが正直なところですが、まあしかし、全く嫌気がしているわけではありません。

体にはいいような、体力維持と言う点でもいいように感じます。
麦の力・・・でしょうか。

明日もまたパン焼きです。
酵母君もがんばってくれています。
おいしいパンを焼いて、ご来店をお待ちしております。

汗をかくことが、どれほど体に良いことか!

今日も猛暑でした。
中の仕事(パン屋)も外の仕事(畑)も、汗をかかずには済みません。

ちょっとの動きでも、大汗をかきます。
でも、これがいいのですね。

暑い夏だからこそ、汗をかいて毒出しするのです。
各々自分自身の体力に応じて、プラスアルファの運動量でしっかり汗をかくことです。

運動によって高い体温を維持し、汗をかくことによって冷却するわけですね。
熱中症は、こうやって防ぐのが正攻法じゃないでしょうか。

今日も、一日のうちに二度下着を取り替えました。
まるで水に濡れた雑巾状態でしたから。

被っていた野球帽のつばのあたりに、汗が染みたのでしょう、白く塩が吹いていました。

当然のども乾きますから、水分補給は必須です。
でも、勢いに任せてがぶ飲みは良くないのですね。
ちゃんと必要を量って、胃腸の負担も考えなくてはいけません。

お腹が空いたら、しっかり食べてエネルギーの補給も忘れずに。
そして出すものも出して、スッキリしなくては。

そうやって健康は維持されるものだと思っています。
おかげさまで、硬いパンをしっかり噛んでおいしくいただいています。

食工房、明日と明後日は定休日です。
お間違えのございませんように。

ヒグラシ鳴く

暑かったですね。
猛暑でした。

麦刈りが進んでいるはずでしたが、農家さんの都合やら何やらで、順延また順延となり、明日になりそうです。
否、それにしても暑かった!

オーブンの電源を入れたくない・・・、と言うわけにも行きませんから、40℃超えになるのを承知でクッキーを焼いていました。

そして終わった後がまた大変。
熱くなったオーブンを冷ましておかないと、戸締りも出来ません。

夏は、いろいろな意味でパン屋泣かせです。
売り上げも落ちますし・・・。

でも!私個人的には、夏は大好きですよ!
暑いのも平気です。

そうそう!今日の夕方でしたが、今年初めて、ヒグラシの声を聴きました。
ヒグラシの声を聴くと、思い出すのは夏休みが始まる時のワクワク感です。

さあ、暑い夏よ、やって来い!

これから、自ビールの味見をします。
ではでは。

猿知恵との戦い

近年このあたりでは、熊や猿などの野生動物による農業被害が深刻です。

熊、猿のほか、カモシカ、鹿、猪もいます。
まだその他に小さいもの、穴熊やハクビシン、タヌキなどもいますが、彼らはまだしも対応が容易いので、大した問題ではありません。
大きなものはやはり脅威です。

そんな中で猿は、他の者たちとは違って、少しばかり知恵があるので、対応が難しいのですね。
また、群れで行動するので、一旦侵入を許してしまうと、沢山の個体を相手にしなくてはならなくなり、それだけでも大変です。

畑のじゃがいもの味を覚えた猿は、じゃがいもの葉が茂って来ると、すぐに引き抜いてしまいます。
下においしいイモがあると覚えているわけです。

でも、まだ早すぎてイモは出来ていません。
次々、全部引き抜いて、結局あきらめて他の場所に行ってしまいます。

しばらく待っていれば、やがてイモにありつけるということが分からない、だから猿智恵なのですね。
こうして、その場所のじゃがいもは、今年の収穫をあきらめざるを得ないことになります。

電気柵が効果があるというので、畑のまわりを囲ったところもあります。
ところが、どうやって発見したか分かりませんが、大きな板切れだか角材のようなものを持って来て柵の上に倒しかけ、その上を歩いて易々と中に入り、カボチャなどを抱えて運んで行くことがあったとか。
あるいは、柵の下を電線に触れずに潜り込める子猿に入らせて、中からかぼちゃを放り投げさせて、外にいる親猿たちが運んで行くこともあったそうです。

結局、こうした猿との攻防に敗れて、一部の圃場を耕作放棄せざるを得ない状況に追い込まれた集落があるのです。
そうなって来ると、いつまでも動物愛護だの鳥獣保護などとばかり言ってはいられません。

しかし、法律はそう簡単には変わりませんから、今の状況では、私たちは手も足も出すことが出来ず、成す術がありません。
被害届と有害獣駆除の申請を出して許可をもらって、狩猟免許を持っている猟友会の方にお願いして駆除ということになりますが、その間に畑の作物は無くなってしまいます。

否、実のところ、侵入を許してしまってからでは遅いのです。
如何にして入られないようにするか・・・、そこにこそ害獣対策のポイントがあります。

事、猿に関しては、犬を放し飼いするのが一番効果的なのだそうですが、今は放し飼いは禁止ですから、それは出来ない相談です。
特別に訓練した猿追い犬を、集落の方々の同意の下受け入れて、猿が出た時に放すという方法があるそうですが、犬の訓練や世話をする人の確保、近隣住人の同意獲得など、ハードルが高いのですね。

それより何より問題なのは、ほとんどの場合、被害が深刻になるまで本気で関心を持つ人がいないということです。
私としては、それでは拙いことが分かっている以上、何とかしたいと思っているわけで、辺りを刈り払って焚き火をしたり、時々花火を鳴らしたり、歩き回ったり、とにかく獣たちにサインを送ろうとしているわけです。
うまく伝わっているかどうか、今一つ確信はありませんが・・・。

もし家の近くや畑に猿が出没したらどうしましょう・・・?
ま、いろいろと考えてはいるのです。
熊と違って、一匹二匹くらいまでなら、戦えない相手ではないので・・・。
何はともあれ先ずは頭脳戦、猿と知恵比べです。

千咲原、渡辺圃場報告

ライ麦

ライ麦圃場全景
素晴らしい出来です。


南部小麦

一見、あまり成績が良くなさそうに見えるのですが、実はなかなかの豊作のようです。


ライ麦

この圃場は、種を蒔いたわけではありません。
昨年、一昨年のこぼれ種が再生した場所に、再び今年も自生したものです。
全く驚くべき生命力です。


南部小麦

南部小麦の穂です。
決して多収品種ではないことが分かります。
食味など品質重視の結果でしょうか。


南部小麦

今年作の南部小麦粒です。
半透明なのは、グルテン質が多い証拠なので、大いに期待しています。

昨日から晴天に恵まれています。
このまま明後日くらいまで、降らずに経過しそうです。

小麦とライ麦が登熟して、刈り取り時期を伺っています。
農家さんも判断に迷って、私のところへご連絡をいただきました。

昨日に続いて今日も、圃場に見に行きました。
今日は、サンプルを2本ほど引き抜いて持って来ました。

ちょっと早いけど、もう刈り取った方が良いだろうという判断をして、明日の午後に小麦を、明後日の午後にライ麦を、それぞれ刈り取る準備を進めてもらうことにしました。

この後一旦お天気が崩れて、その後回復する頃には、穂の状態が悪くなってしまう可能性が大きいからです。

今年は、5月から最近まで、比較的気温が低い日が多かったので、小麦はグルテンの乗りが良くなっています。
昨年に比べて、粒の色合いに透明感があります。

これは、グルテンの含有量が高い証拠です。
パン用としては、好ましい品質です。
収穫が大いに楽しみになって来ました。

荒れるお天気、九州の豪雨

今日の東北は、曇りのち晴れのお天気で気温もそこそこ上がりました。

一方で、西日本のそれも九州北部への集中的な雨の降り方は、一体どうしたと言うのでしょう。
被害の様子をテレビなどで見て、あまりの凄まじさに言葉を失ってしまいます。

土佐の高知で床上浸水や土砂崩れを身近に経験したこともある私ですが、あれほどの惨状では全くたまらないだろうな・・・と心の底からお気の毒に思います。

やっぱり温暖化の影響なのでしょうか?
雨の降り方も風の吹き方も、皆昔とは何か違うように感じます。
激しいのですね。
高い堤防や頑丈な土留めも通用しないほどに。

これから先、今までの土木建築の常識が通用しなくなるとも言われていますから、どうしたらいいのでしょうね、私たちは。

何はともあれ、被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。

食工房畑のライ麦を刈りました

ライ麦

コップ一杯の種から、こんなに沢山(実は別なところにもう少し干してある。)収穫出来ました。


ライ麦

穂の充実が素晴らしい!
弾けそうなほど膨らんでいます。


ライ麦

ライ麦の穂の構造がお分かりになりますでしょうか。
実が膨らんで、ノゲのついた外皮が弾けて開いています。

ここ数日、お天気がグズグズしているうちに、ライ麦の穂が膨らんで重たくなり、水を吸ってやわらかくなった茎が折れて倒伏し始めました。
穂先が地面に着くと、土がついて汚れるだけでなく、間もなく発芽してしまいます。

今日は、スッキリではありませんでしたが一応雨が上がりましたので、刈り取ることにしました。
そして明日、明後日、さらに次の日くらいまで雨が降らなさそうなので、外に干すことにしました。
少し濡れている状態のものを刈りましたので、束は小さくし間隔を詰めないように気を付けながら、洗濯物を干している鉄パイプに下げました。

この計らいが良かったのだと思いますが、穂の状態はとてもきれいでした。
刈り遅れると、カビが出たり穂発芽したりと、先ずいいことはありません。
まだ若干未熟な穂もありましたが、乾燥させている間に熟して来るはずです。

このようなお天気の時は、コンバインでの収穫は難しいのですね。
お天気の回復と圃場の乾燥を待っているうちに、穂の状態が悪くなってしまう可能性が大きいからです。

農家さんに依頼しているライ麦がどうなっているか、とても気にかかります。
明日にも、見に行って来ようかと思っているところです。

何はともあれ、家の畑のライ麦はセーフ!です。
今回は自然の営みを味方に付けることが出来たと、一人悦に入っている私です。