シュトレンつくりは、まだスタート出来ません

この季節としては暖かい日が続いています。
真夏のあの暑さから比較すれば、確かに気温は下がって秋も深まったとの実感がありますが、それでも平均気温は相変わらず高めで推移しているのですね。

あの、バターがカチカチに硬くなるような寒さには到底至りません。
そんなわけで、まだ当分先までシュトレンつくりがスタート出来そうもありません。

今年は、最後になって一気に仕事をこなさなければならないかも知れませんね。
ま、そうなったらなったで、もちろんやり切る覚悟はしています。

明日は、またいつものパン焼きです。
おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

自家産南部小麦の粉で食パン

麦ラボ

規定量の生地で、きれいに角食になりました。


麦ラボ

切り口を見るためにスライスしました。

今年産の南部小麦を業者に製粉してもらいました。
その粉を使って、標準的な角食パンを焼いて見ました。
その粉の持つ力(製パン適正)を測るのが主な目的です。
製パンに向かないと言われる国産小麦ですが、これはこれと割り切れば膨らみに関してはまあまあ、風味に関しては申し分なし、と言う結論になります。
もうずっと国産の小麦の粉だけを使ってパン屋をやって来ましたから、「うちのパンはこんなパンです。」と、皆さまにも納得していただいています。
その範囲で言うのですが、今日のテストは全く上々の結果でした。
つまり、今年の小麦はなかなかの上作であったということです。
行く行くは、自家産の小麦の粉で作る食パンが定番商品の一つになることを目指しています。
明日は、これをトーストして朝食にいただこうと思っています。
そして、今年の「収穫の恵みパンセット」の中にメニューの一つとして入れることにします。

それでもクマは増えている!

10/29にクマのことをとりあげて記事を書きました。
その中で、繁殖期のクマの特徴的な行動について触れました。<参照>

実際その通りなのだとすれば、クマの子が無事に成長出来るのはとても貴重な例ということになります。
クマはそんなにやたらに増えないはず・・・と思うのですが、それでもクマはどんどん数を増しているという実感があります。

専門家も含めた多くの人の認識は、ひょっとしたら違っているのではないかと、私は大いに疑っています。
だって、監視カメラに映るクマの様子からも、捕獲された個体の実例を見ても、痩せているクマなんか一頭もいませんでした。

猟友会の人も不思議がるくらい、夏だというのにタポタポと脂がのった肉付きでしたから・・・。
「いったい、何喰ってこんなに太ってんだ?」と口を揃えていました。

そして、役場の担当の方も猟友会の方も、捕っても捕っても一向に出没が止まらないと言っています。
山の中には、ちゃんと主のような強い大クマがいるらしいことも分かっています。
「いったい、どれだけいるんだ!?」というのが、私たちの正直な感想です。

山の中に食うものが無くて、仕方なく人里に出て来るといった解説がまかり通っていますが、それは絶対に違います!

否、富山の例では、捕獲したクマはガリガリに痩せていた!と説明されていますが、その訳は多分こうです。

付近の山の中では、環境が良好で順調にクマが数を増やした結果生息域が広がり、そして餌を奪い合うほどになり、環境の良くない所にはじき出された個体が、人里の農作物を狙って侵入を繰り返すようになったのだと思います。

人が山を荒らしたから、杉ばかり植林したから、皆人間が悪くて、クマは被害者だともっともらしい説明をする人たちが少なくありませんが、それもまた大きな誤解です。

むしろ山を荒らすのはクマの方です。
木の実を食べるために、木に上り枝ごとバキバキ折ってクマ棚をこしらえることはよく知られていますが、クマがいることで環境は大きな負荷を受けています。

木も草も、地面も、大きな負担を強いられるのです。
樹上に巣をつくる鳥たちや、木の実を集めるリスたち、サルもまたクマには迷惑しています。

クマは、環境が支えられる容量から見れば、そんなに沢山生息出来る生き物ではありません。
それがどんどん増えているのですから、どこか歯車が外れています。

これは私の見解ですが、本当は人がクマの天敵になるのが役割なのではないかと思っています。
人もまた、この自然界の中の一員としての位置づけがあり、当然役割もあると思う私です。

保護ばかりでなく!
※本当は保護なんて、どれだけ傲慢な考え方か、それも訴えたい!

ゆっくりまったりの秋

麦ラボ

中島第2圃場 ライ麦

少し前は、如何にも急に季節が進んでいる実感がありましたが、ここ数日はやっぱり暖かく、植物たちもこの先の暖冬傾向を予感しているかのような、未だ緊張感の薄い雰囲気を漂わせています。

麦畑は、伸び盛りの子どもみたいに青々と勢い良く育っています。
それをぺったんこに踏み付けるのが「麦踏み」です。

今日は大方一日畑にいて、終わった作物の後片付けをしたりもみ殻燻炭を作ったり、そして麦踏みをしていました。

何度も汗をかいて、休憩の度に、体が冷えるといけませんので3回も下着を取り替えました。

夜はずっと、YouTubeで”Boogie Woogie”なんか漁っていたのであっという間にこんな時間に・・・。

ではでは。


今週もあっという間に

歳のせいだか何だか・・・?
時間が過ぎて行くのが速く感じられます。

あっという間の一週間、また明日と明後日は定休日です。

本当は、一昨日のワクチン接種の後、昨日は副反応で大方一日寝て過ごしていたのですけれど・・・。
暇な時間さえ、あっという間に過ぎるんですね。

今日は気を取り直して、クッキーを2種類焼いて、全粒粉を挽いて、今度の上映会の準備などもしていました。

明日は、畑の片づけなどに時間を費やすことになると思います。

そして今日は、ちょっと面白いことがありました。
昔の(26~33年前)自分が映っているビデオ映像がYouTubeに上がっているのを見つけました。
こんな私でした。

 ★登場は19’08″~31’49”

 ★登場は9’15″~10’20” 29’47″~30’25”

これを上げてくださったRYUさんに感謝!

共存は不可能、クマの性格

今日は、クマの性格に関する私見をお話します。

まずクマは、単独行動する動物です。
群を作って協力し合うと言った行動は、全くと言って良いくらい見ることが出来ません。

子育て中のメスは、子グマと一緒に行動しますが、子育て期間が終われば子グマは追い払われ、一人で生きて行きます。
複数のメスが協力し合って子育てするということもありません。

唯一の例外と言って良いかどうか分かりませんが、繁殖期だけはオスとメスが出会って一緒に過ごす瞬間があります。
この時期のオスは、交尾相手のメスを求めて広範囲に歩き回ります。

まだ子グマのいないメスなら、まだしもスムーズに交尾相手になりますが、ここで特徴的なのが子連れのメスに対する行動です。
まず、子グマを襲い殺して食べてしまいます。

この時、自分の血がつながった子であるかどうかに頓着は無く、全く見境なく無条件です。
跡形もなく食べ切ってしまうので、証拠を見つけるのも大変なようです。

それ故、この時期の子連れのメスは、オスに見つからないよう隠密に行動しており、極端なほど神経質になっています。

そうした実態を撮影することに成功したカメラマンのドキュメンタリーを、以前NHKの番組で見たことがあります。

この時のメスは、子グマを護るために激しくオスと戦いますが、最後は体格に勝るオスに押し切られ、子グマに手をかけられてしまいます。
彼のドキュメタンリー映像の中では、3年続けて子グマを失ったメスの例が登場していました。

そして子グマを失ったメスは、やがて発情スイッチが起動し、オスを受け入れます。
交尾が終わった後のオスは、メスに寄り添うなどということはなく、また単独行動に戻って行きます。

こうした一連の行動は、種の保存と繁栄の原則から見れば、ものすごく大きな矛盾です。
子グマにとって、母グマ以外のクマはすべて自分の命を狙う脅威だと認識しています。

それは自分が大人になってからも消えない感覚のようで、クマは自分の側に自分以外のクマがいることが、とても大きなストレスになるようです。
外の世界とは常に緊張関係にある、というのがクマの日常的感覚なのだと思います。

そうした矛盾を抱えたクマは、進化の過程でひたすら自分自身を大きく強くすることを選びました。
しかし、年を取り、あるいはケガや病気などで、強さを誇示することが出来なくなれば、すぐにも一生の終わりがやって来ることになります。

あの、牛を66頭も襲って世間を騒がせたOSO18の最後が、どうもそのようだったと報告されています。
いかにもクマらしい最後ではなかったかと思う私です。

大きくて強いわりには、時に憶病にさえ見える慎重さと神経質さ、その気難しさと折り合うことは、基本的に不可能です。

クマと共存と言うなら、それはこちらも同等な強い力を誇示して圧力でバランスするしか方法はありません。
その意味で、人や人の生活に害を及ぼした個体に対しては、駆除一択です。

クマに対して、あり得ないファンタジーの視点で見ている人々の能天気さは、この際害悪にしかならないと申し上げておきます。

コロナワクチン7回目接種

新型コロナウイルス感染症が5類に移行しましたが、ワクチン接種だけは無料で提供されています。
今日は、私と連れ合いの7回目の接種を受けに、集団接種会場まで出かけて来ました。

コロナに関しては5類以降の後、公共機関などでもパーティションが取り払われました。
また、マスクをしないで対面している場面も珍しく無くなりました。

しかし、私の考えではまだ気を緩めるのは早いと思っていますので、外に出かける時は必ずマスクを着用しますし、消毒液も持ち歩いています。
そして食工房でも、マスクをしてお客さまに対応していますし、店内では次亜塩素酸水の噴霧を実施しています。

巷では、今はコロナよりもインフルエンザが関心事のようですが、これはコロナの時と同じ感染対策で同等に防げるわけですから、あのまま対策を継続していればよかっただけの話のように思えます。

この先冬に向かう季節、インフルエンザもコロナも同じリスクですから、これまでどおり感染対策継続で行きたいと思っています。

食工房にご来店のお客さま、これは強制ではありませんが、出来れば・・・マスク着用をお願いしたいと思います。
もちろん、お客さまそれぞれのご自由です。

さて、明日はあいにくの雨模様のようです。
小春日和は続きませんでしたね。
ま、仕方がありません。

明日も、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

今のところ静か

獣たちの動きが変わりました。

トレイルカメラは、ここ数日タヌキ、キツネなどの小動物を時折捉えるのみで、クマもイノシシも現れません。

ところで、我が藤沢集落は二つの川が合流する地点に当たり、大字も相川となっています。

獣たちにとって、川は、水を飲むためにもまた川岸を通り道にするためにも重要な地の利です。

その意味でも、我が地域は多くの獣たちが関わる重要地点です。

そしてその川ですが、昨年の洪水被害の復旧工事が至るところで行われているため、獣たちの動きは大きく制限されています。

で、そうした工事の幾つかが相次いで終わり、また別なところではこれから工事が始まり、獣たちにとっての環境が刻々変化しているわけです。

当然のことながら、獣たちの動きはそれに合わせて変わります。

つい先日、中島地区にかかわりの深い工事が一つ終わりました。
人も来なくなり機械も設備も撤去され、静かになって数日経ちました。

そこは、クマの渡河地点でもあったので、これからまたクマが戻って来るかも知れません。
当然、こちらはそのポイントを監視しています。
いつどんな動きがあるでしょうか?
楽しみです。

獣害対策 動画上映会

トレイルカメラで撮影した熊やイノシシなどの動画を上映する機会が実現します。
まわりの方や区長の了解もあり、当集落の事業として取り上げていただけることになりました。
また、当集落外の方の参加も呼びかけたらいいのではないかとの提案もありました。

こうして前向きに進むことは、とても良いことだと思います。
私も張り切って準備したいと思っています。

まず日時と場所について公開しておきます。

★日時 11月5日(日)午後2時~3時30分
★場所 相川会館 大集会室
★形式 自由参加 途中入退場自由

当日は、動画の上映の他、トレイルカメラの実物もご覧いただきます。
また設置のノウハウについても解説します。

随時、質疑応答を挟みながら進めます。
多くの方の参加をお待ちしています。

お問い合わせは、食工房 青木幹雄 TEL 0241-38-3102

明日はまたパン焼きです

2日間の定休日が終わり、明日からまた営業に戻ります。
先ずはパン焼きからです。

つい先日は急激な冷え込みで、このままどんどん季節が進むかと思いましたが、昨日、今日そして明日以降も数日先まで穏やかな晴天または薄曇りの日が続くようです。
小春日和が続くなんてうれしいですね。

パンがおいしい季節、張り切って仕込みをしています。
明日の焼き上がりは、お昼前後から午後にかけて、全品目が揃うのは午後2時過ぎ頃になります。

皆さまのご来店をお待ちしております。