クマの出没再び

クマの出没

クマの出没230621
崖の斜面を駆け下りてきたところを捉えている。


クマの出没

電気柵の外側を足早に駆け去って行く様子を捉えている。


昨日の夕刻19時頃、先日6月3日と同じ場所に、今度は子グマ1頭が現れました。
今回、クマの侵入ルートが明らかになりました。
ちょうど崖の斜面を降りてきたところをカメラが捉えています。

時間にして19:02 ですから、まだ明るい時間帯であり、画像は赤外線映像ではなく通常光によるカラー画像になっています。
現在、電気柵は夜間のみ稼働させる設定ですので、この状況で電気柵が稼働していなかった可能性が大です。
しかし、柵の中に侵入を試みた形跡はありませんでした。
電気柵を学習していますね。

大きさと挙動の様子から小グマであることは間違いありません。
そして、多分ですが、今年親離れした子グマだと思われます。

この季節、周辺には桑の実が豊富にあって彼らの恰好の食糧になっています。
何本か伐採もしましたが、まだまだ手が及ばず、クマたちの餌場になっているのです。

母グマがこの場所を子を放す場所に選んだということは、次の二つのことが考えられます。
一つは、山にクマが増え過ぎて、子グマが安全に成長出来る場所が無くなりつつあること、
もう一つは、人間の居る場所に脅威を感じていない可能性があることです。
どちらも大変な問題です。

この子グマが大きくなる前に、確実に淘汰しておかなくては、いずれ安心して生活が出来なくなります。
周辺を徘徊されるだけでも脅威ですが、家屋への侵入を試みるようになる可能性が大きいですから、本当に今のうちに・・・です。
藪の刈り払いも、まだまだ手が足りていません。
何とか頑張らなくては・・・。

南部小麦の収穫

麦ラボ

軽トラにバインダーを積んで移動、足の遅い機械を長い距離歩かせないで済みます。
農家に必須!軽トラ万歳!


麦ラボ

2022年の収穫状況
稲架の延長が34m、間が空いているところが3ヶ所あります。


麦ラボ

2023年の収穫状況
稲架の延長は57m、しかもすき間はありません。
穂の大きさも大きいです。

昨日は、中島第4圃場の南部小麦を刈り取りました。
そして今日の午前中までかかって稲架にかけ、収穫作業は無事終了しました。

それで驚いたのは、今年の収量が劇的に増えたことでした。
およそ2倍に達しています。

何が違ったかと言うと、今回は化成肥料を併用しています。
昨年は豪雨災害の復旧に時間を取られ、馬糞堆肥を撒くことが出来ませんでした。
その代わり、麦わらを全量細かく刻んですき込み、これだけだと肥料分が少ないので化成肥料を追加しました。
その結果がこれです。

有機が良いと言われるのはもちろん理由があるわけですが、何時でも絶対と言うわけではありません。
小麦は、とにかく肥料を食う作物で、よく肥えた土でないと満足な収穫は得られません。
それは量だけではなく、質も影響を受けます。

今年の南部小麦がどのような品質になっているのか、とても楽しみです。
小麦麺とそれからパンですね。
皆さまも、どうぞおたのしみにしていてください。

さて、2日間の定休日も過ぎて、明日はまたパン焼きの木曜日です。
酵母の仕込みは、先ほど終えています。

明日は早朝3時から作業です。
皆さまのご来店、お待ちしております。

明日と明後日は定休日

毎度申し上げて恐縮ですが、明日6/20(火)と6/21(水)の2日間、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ちなみに、6/21は夏至なんですね。
毎年この季節、この日を境に地球の何かが反転するのを感じます。

話は変わって昨日のイベントでのこと。
ひばりのパンが真っ先に売り切れたのでした。
多くの方が、並々ならぬ関心をお持ちであることを感じる一幕でした。

もう誰も何も言わなくても、ロシアに擁護すべき余地は無いと分かっています。
そしてこの先の世界の動きに、我が日本も無関係ではいられないということも。

さて明日の休日、いよいよ麦刈りの段取りに取りかかります。
ひょっとすると午後から、一部刈り始めるかも知れません。

それにしてもありがたいのは、体の健康です。
農業は、体が動かないことには何も出来ません。
麦の力かな・・・と思っています。

ご来場御礼

べこ乳マルシェ

べこ乳マルシェ 2023.6.18

本日は絶好のイベント日和に恵まれ、予定通り出店してまいりました。

コロナ禍の影響で、このイベントも3回続けて休止となっていましたが、やっと今年復活しました。

久しぶりの開催ということもあり、開催時刻前からすでに来客があり、またこのイベントの特徴でもあるお客さまの滞在時間の長いこともあって、お昼頃には今まで見たことの無いような人出となりました。

アイス牧場のアイスクリームショップには長い行列が出来、30分待ちくらいの状況が続いたようです。

おかげさまで、食工房にも沢山のお客さまが立ち寄って下さり、持って行った商品も大方売れました。

子牛も元気に子どもたちの相手をしてくれていたようです。

来場する方にとっても、迎える出店者の面々にとっても、楽しい時間と空間が実現していたと振り返っているところです。

最後は、また来年も・・・!と約束をして、引き上げて来ました。

本日、ご来場くださいました皆々さまに対し、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

また来年も、お目にかかりましょう。

イベントのご案内

べこ乳マルシェ

画像クリックで拡大表示します。

明日6月18日(日)、会津坂下町にあります会津中央乳業アイス牧場(アイスクリームショップ)前広場にて、「べこ乳マルシェ」が開催されます。
食工房は、これに参加いたします。

開催は、午前10時~午後3時までとなっています。
イベントの内容につきましては、フライヤー画像をご覧ください。

食工房は、パンと焼き菓子の販売を行います。

また、全体の中で特に注目なのは、子牛ふれあい体験です。
かわいい子牛を間近で見ることが出来ますし、触れることも出来ます。

タイミングが良ければ、お乳を飲ませることなども、させてもらえるかも知れません。
小さいお子さまには、貴重な体験となるのではないでしょうか。
是非お出でいただければと思います。

※天候や子牛の健康状態などによって、予告なしに中止となる場合がございます。

明日は、お天気に関しては一日晴天との予報が出ていますので、絶好のイベント日和となりそうです。
ちよっと暑いかもしれませんが、おいしいアイスクリームを召し上がれるので、いいかも知れませんね。
皆さまのご来場を、一同心よりお待ちしております。

賞味期間短縮のお知らせ

気温の高い日が多くなって来ました。
食品の保存にとって、厳しい季節の到来です。

毎年の倣いですが、6月から9月までの間、賞味期間を短縮しています。

パンに関しては、食パンなどで6日~5日に短縮、ロールパン、チーズパン、たまねぎパン、ひばりのパンは6日~4日に短縮、堅焼き黒パンなどハード系は9日~7日に短縮となります。

スコーンとマフィンに関しては、5月に一度短縮していますが、さらに短縮して1週間となっています。
クッキー、ビスケットは、それぞれ冷涼期設定の半分程度の期間に短縮しています。

なお、この変更は、すでに実施しています。
詳細は、それぞれの製品の賞味期限ラベルをご覧いただくか、お問い合わせください。

さて明日は、今日から一転して晴れて暑い一日になるようです。
その後も数日暑い日が続く予想です。

パン屋泣かせの夏の到来ですが、めげずにおいしいパンを焼こうと思います。
そして、皆さまのご来店をお待ちしています。

今後、人類にとって、獣害は最も厄介で手に負えない問題となるだろう

このところ毎日のようにそれも複数、クマ出没のニュースが報じられています。
そしてクマだけでなく、イノシシやシカ、はたまたキツネやハクビシンなどの小型獣から威嚇されたという情報もあります。

例えば、住宅街に日中クマが出没すれば、家の外に出ることも出来ず、外出から帰宅することも出来ず、屋外活動の中止、公園施設の閉鎖等々、つまり日常生活全般が成り立たなくなってしまいます。
こんなことも、もはや想像の範囲ではなくすでに現実となっている場面もみられます。

ある例では、自宅の敷地内でクマに出遭いケガをしています。
その家では、それが初めてではなく、一年前にも敷地内でクマを目撃していたといいます。
これはもう、起こるべくして起こった事故と見なくてはなりません。

多分そこに到達するまでに、幾多のシグナルがあったはずで、それらを無視したかあるいは気づかなかった結果が、事故を招いています。
こうした事態に適切な対応をしないまま時間が過ぎれば、その次は家屋に浸入を試みるようになることは間違いありません。

獣たちが、何故人を恐れなくなったのか?何故市街地に出て来るのか?何故威嚇したり襲いかかったりするのか?それらの理由に関し、大方の人々は真実を理解していません。

獣の習性をいわゆる「本能」の一言で片づける傾向がありますが、絶対に間違っています。
獣たちも、人間の私たちと同じかそれ以上に、現実に接しながら時々刻々新たな学習をしています。

自分の体と身体能力以外何の手段も持ち合わせない彼らが、自らの生命の安全に鈍感なわけは無く、その慎重さを臆病だと勘違いするようでは、真の獣たちの習性を理解することは出来ません。

また、クマにはクマの、イノシシにはイノシシの、それぞれ個性があり、さらに個体ごとに微妙に違う個性もあります。

実は今朝、しかけてあったくくり罠に、イノシシが1頭かかりました。
大きなメスで、子を産んで授乳中であるらしく、乳房から乳が溢れていました。

監視カメラで以前捉えた映像から、付近には3~4頭の同様なメスがいることが分かっていて、一度罠に接触して際どい所で逃げた個体もいるはずです。

それでも1頭かかったわけで、ここが危険な場所だという情報をどの程度共有で来ていたのかいなかったのか、今日捕獲された個体は、以前罠を踏んで逃げた個体かあるいは別の個体か等々、知りたい情報がいっぱいあり興味が尽きません。

またこうした出来事がある度に、私たちはいつも生命の安全確保の最前線にいることを思い知らされます。

生存とは、常に命を脅かす者たちとの戦いであり、その緊張感に耐えることだと自覚しています。

以下、長くなりますので、また折を見て続けます。

小麦麺再販

小麦麺

食工房畑で収穫した南部小麦を製麺加工しました。
すでに定評をいただいている小麦麺、長期保存に耐える脱酸素包装品もご用意しました。

すでに定評をいただいている小麦麺ですが、南部小麦原穀の余剰が出ましたので製麺加工し、再販することにしました。

先日製麺所より製品が納品されましたので、早速再販をご案内申し上げます。

ご存じのとおり、この麵の特長は何と言っても風味と食感です。
これから夏に向かう季節、冷麺でチュルチュル食感を楽しんでください。
小麦麺 500g 1袋 550円
 ※スペルト小麦を使った古代小麦麺とは別物です。
店頭、オンラインストアで販売中です。

さて、2日間の定休日も過ぎ、明日はまた営業モードに戻ります。
いつものようにパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

2023.06.13 本日の麦畑

麦ラボ

中島第2圃場のライ麦
収穫期が近づいています。


麦ラボ

中島第4圃場の南部小麦が色付いて来ました。


麦ラボ

南部小麦近影
スペルト小麦に比べても遜色ないほど風味が良く、製麺に適し、製パンも可能です。

定休日の今日は、一日外で農作業に汗を流しました。
蒸し暑いのにはまいりましたが、冷たい水がおいしくて感激しました。

麦畑も、色付き始めました。
中でも早いのは、南部小麦とライ麦です。
南部小麦はゴールド、ライ麦はシルバーという感じでしょうか。
日差しを受けて輝く姿は、誰もが感激します。

収穫まで、あと一ヶ月を切りました。
そろそろ準備を始めないと・・・。

一方、電気柵の守りは、まさに完璧です。

明日と明後日は定休日

6/3 深夜にクマが出没してから9日経ちました。

その間に、刈り払い作業はかなり進みました。

そして3か所に設置してあるトレイルカメラですが、あれ以降まだ何も捉えていません。
クマ以外の動物たちも、少しくらい何か出て来てもおかしくないのですが、全くノーヒットです。

一方、イノシシが中島圃場エリア以外の近辺には出没していて、電気柵など対策をしていない箇所ではじゃがいもなどに被害が発生しています。

それだけ中島圃場の守りは固いということですね。
なお油断しないで、防衛に努めます。

さて、明日と明後日の2日間、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。