Cafe Mississippi
何度見ても、何かサプライズがある外装
アーティスト ・ 藤島晃一
Play the Blues 藤島晃一
藤島晃一は、私の生まれ故郷土佐町の隣町本山町の出身で、今も在住で連れ合いとCafe Mississippi をやっている。
彼とは、まあ同郷と言うことになるが、知り合ったのはここ数年来のことで、決して旧知と言うわけではない。
それでもここ数年来、帰郷の度にどうしても顔を見なくては気が済まない。
私とは全く違うキャラクター、正反対とさえ言えると思うが、妙に気が合うのだ。
私は、アーティストとしての彼のパフォーマンスに、卓越していながらなお且つとても目線が低いと言うか、気取らないスタンスがとても気に入っている。
パン屋の仕事とは関係ないだろうって・・・。
それが違うのだ。
彼のと言うか、アーティストは誰でもそれが真髄だと思うが、心の中をほとんど占めているのは「遊び心」だ。
他のことを、時に固い信念でまた時に全く気まぐれに、そこいらに放り出して、行きたいところに行きやりたいことをやって来る、職人の実直さとは違うように見えて、実は奴も、自分の衝動に対して愚直と言えるほどに正直なのだ。
それからもう一つ、パン焼きや菓子造りもまたアートなのだ。
否、絶対に!
ただ技能を磨いただけでは、絶対に人の喜ぶものは造れないと思っている。
一部の、否三部かも知れない、「遊び心」が欠けたら、仕事することそのものから喜びが失われる。
それではやはり、人を喜ばせることは出来ないのだ。
・・・と、そこまで申し上げて、多分藤島本人は、他人の喜びなんか関係ないと言うだろう。
それはそれでかまわない。
私は、自分勝手に思っている。
奴も無意識の内に人を喜ばせようとしているし、私も実は人のことより自分のことなのだと、密かに気付いているのだ。
食工房病の真髄は、「遊び心」です。
これ、分かりますか!?
最後に宣伝を一つ
高知に遊びにお出での節は、せびぜひぜひとも、本山町へ Cafe Mississippsi へお立ち寄りを!!
深煎りコーヒーとケーキのセットメニューがおすすめです。
ケーキのボリュームに驚きますよ!きっと。
それからもう一つ、近々、藤島晃一が撮影して来た、アメリカ南部の生の姿を収録した二時間半の長編ビデオが、DVDで発売になります。
乞うご期待!
ここは吉野川源流域の玄関口嶺北
この景色を横目に見ながら、本山町へ。
私の郷里は、さらにその奥です。