親不孝・親孝行

交差点で

赤青黄色の意志を

あたえられた時間が

人間の行動を

コントロールしている

赤の時間は止め

青の時間は進め

黄色は赤青をファジィにつなぐ

十字路に立って

バスを待っていると

やがて人間は

三色の意志を持った時間に

すべての生活を

支配されるのではと

恐れを抱く

幸いなる神は

天国を時間の外におかれた

玉蜀黍

天国は時間の外に・・・


玉蜀黍

高知のドライバー気質、この話もしなくてはなりますまい。

赤青黄非情にめぐり果てしなく時間鋭く十字路きざむ

家族乗る五月の車さざめきて頼もしき父ハンドル握る

帰りくる五月の車日の昏れに眠れる子供抱かれており

玉蜀黍

父生前の頃に、家族全員で車で帰郷した折の写真。


玉蜀黍

孫(四男)を抱く父


玉蜀黍

私を抱く父

今日は、亡き父の墓に行ってきました。

母や妹はいつでも行けるので、今日は敢えて私一人で行きました。

墓地に居る間、しみじみと自分が何の親孝行も出来なかったことを思い出し、後悔の念に囚われました。
そして次の瞬間には、せめて今から出来る親孝行とは何だろうかと、思い当りました。

自分が親不孝だったと自覚すること、もはやそれしかないのですね。
まだしも良かったと思えるのは、6人の孫たち全員の顔を生きている間に見てもらえたことです。

私事で恐縮ですが、今日はどうしても父のことに触れたい私でした。