ああ、ライ麦が・・・


屋敷内にある、「高野の種まき桜」と呼ばれる桜も満開です。



りょういちくん            みくちゃん



ゆいちゃん


連休中営業を休まないとは言え、仕事のペースを落として孫たちの顔を見ながら、少しはのんびりしようと思っていました。

ところが、何やら食糧危機を予感させる困った事態になりました。
もう半月も前に注文してあるライ麦原穀が入荷して来ません。
連休前に入荷しなかったので、早くても連休が明けてから後の入荷になります。

発注した時、在庫が少ないので注文数全量は出せないと言われ、残りは後日ということになっていました。
新たなロットが横浜の検疫で足止めを食っていて、いつになるか未定だというのです。
コーヒー豆でも似たようなことがあって、どうやら輸入受け入れ最前線で異変が起こっている模様です。

皆さまご存じの通り、食糧の大半を輸入に頼っている日本では、検疫作業は大変重要な役割を担っています。
この頃、輸入食糧、食品類に問題のあるもの、例えば基準を超える残留農薬が検出されるもの、毒物混入など事件性のあるもの、また偽装が発見されるものなどが度々見つかりその度に全量検査の必要が生じるために、検査体制がパンク状態だということを聞いたことがありますが、それは本当の話しだったようですね。
実は、コーヒー豆でも2月にサンプルを取り寄せる注文を出しているのに、まだ入って来ない品目があるのです。


まあ、検疫で手間取っているだけなら待っていれば良いだけの話ではあるのですが、仕事に間に合わない事態になるとは思っていませんでした。
もう手元にはライ麦はなくなってしまったのです。
もちろん、頼りの沼ノ平産は7月下旬まで待たなくてはなりません。

そういうわけで、この次のパン焼きから何回か、ライ麦の入っているメニューを焼くことが出来ません。
堅焼き黒パン、プンパニッケル・・・、大打撃です。


そうかと思ったら、こんな話も聞こえてきました。
食糧調達の現場は、もうすでに大変なことになっているのです。
<こちら> をご覧ください。


今更気をもんでも仕方ありません。
やっぱりのんびりしていることにいたしましょう。


ただし、明日は定休日を返上して営業、臨時にパンを焼きます。
全種類!残っているライ麦も大方使い果たして、堅焼き黒パンもプンパニッケルも焼きます。
皆さまのご来店、お待ち申し上げております。