「雪の墓標」を見に、昭和村へ


喰丸峠を越えたあたりから眺める昭和村


実は昨日、営業日にもかかわらず私だけお休みをもらい、昭和村に出かけていました。

昭和村大芦地区でこの秋からカフェを始められる、佐藤孝雄さんを訪ねました。
お店の建物はもうすでに出来上がっていて、正式開業前の予行演習のような形で仮営業的にお店を開け、イベントも開催して着実に前評判を作っています。
開店が楽しみなカフェのその名は、ずはり地名を冠して「大芦屋」です。

その大芦屋で、17、18、19日の3日間、「雪の墓標」のDVD上映が開催されました。
何としても一度見ておきたい、この機会を逃しては次はいつの話しになるか分からないとの思いで、車を飛ばしました。
最後の峠を越えると、夏空の下、山深い昭和村の風景が静かに横たわっていました。

辿り着いて久しぶりの再会を喜び合い、そして間もなくDVDの上映が始まりました。
次々とお茶やコーヒーをごちそうになりながら、目は画面から離れられませんでした。


今となっては貴重な歴史民俗的資料として評価が高い「雪の墓標」ですが、当時取材を受けた方々の中には複雑な思いを持った方がいたであろうことは、この私でも察することが出来ました。
しかし、こうして貴重な映像を見せていただけることに正直有難く、やはり胸に込み上げて来るものを感じました。


今年2月にNHK特集「無縁社会」を見た時、その対極にある「雪の墓標」を必ずいつか見たいと心に誓っていたその願いが、思いがけずも昨日叶ったのでした。


「雪の墓標と無縁社会」  <こちら>

佐藤さん、ありがとうございました。


ブログ「佐藤孝雄のじねんと録」  <こちら>



お店の前にて、佐藤さんご夫妻です。