お盆過ぎれば

東北の夏はお盆まで、お盆を過ぎれば急に秋の気配が漂い始めるというのが、今までの倣いです。

昨夜の盆踊りは、時折激しい雨にたたられ、踊りの輪も何度となく途切れなかなか盛り上がりませんでしたが、
最後の30分くらいやっと雨が上がって、踊りの輪もつながってどうにか形になりました。
それでも、一年に一度しか見かけないお顔を沢山拝見しましたし、日頃顔なじみの方とも改めてご挨拶を交わしいろいろとお話ししたりしていると、部落の方々全員が一つの家族のような雰囲気になっているのが分かります。
私が子どもの頃生まれ育った高知の田舎でも、やっぱりそんなだったなァと思い出します。
いつもはキリッとして緊張感が漂っている駐在さんも、昨夜はすっかり和んだお顔だったのが印象的でした。


 


一夜明けて朝のうち大雨で、相川の日曜市も休みかと思われましたが、その後急にお天気が回復して来ましたので、約一時間ほど遅れて店開きしました。

食工房は夏季休業中で売るものはなかったのですが、ちょうど沼ノ平の小麦麺が出来上がっていましたので、それを10束余り持って行きました。
もちろん、ドコデモカフェセットは忘れません。
コーヒーサービスは、日曜市の顔にしようと思っているのです。

今日はまたお盆だからでしょうか、大勢のお客さまが次々といらして、今後につながる有意義なご縁をいくつか頂戴いたしました。


野菜も大方売り切れ、持って行った私の乾麺も全部売れました。

ありがとうございます。



沼ノ平の小麦麺


何と言っても小麦本来の風味、穀物のおいしさが感じられます。


全くこんな山の中の道端で、いきなり露店を始めてどんなことになるのだろうと思っていましたが、思いの他こうして早いうちからお客さまが訪ねて来てくださることに、正直驚きとまた何か手応えのようなものを感じています。
これからの世の中がどんなふうに流れて行くのか、予感は案外外れていないかも知れないと、密かに期待している私です。


 



天板一枚に収まる数がずっと少ないのが分かるでしょうか。何しろ大ぶりです。


さて夕方から、仕入れて来たトマトをドライトマトに加工しました。
と言っても、まだ乾燥中ですが。
今度のは、加工用の細長いトマト。
それも結構大きさのあるものです。
時間はかかると思いますが、ボリュームがあって食味や食感も良さそうです。



もちろん、コールドプレス・エクストラバージンオイル使用


それから、先日来造り溜めて来たドライトマトを、昨日オリーブ油に漬け込みました。
ニンニク一欠け、黒胡椒の粗挽き少々、塩少々加えて。
どんな仕上がりになるか、楽しみです。


さてさて、お盆も今日でお終い。
息子たちも帰って行って、我が家はいつも通りの静かな日常に戻りました。


今日もけっこう暑かったのですが、明日からは涼しくなるでしょうか・・・。