冷たい雨が降る夜は、鳥や獣たちのことを思います。
今日は、午前中から降り出した今にも雪になりそうな冷たい雨が、夜になっても降り続いています。
山暮らしをしていた時、雨の夜がどれほど暗いか、それを身をもって知った私は、夜更け方薪ストーブの火に当たりながら、寝床に着きながら、いつも鳥や獣たちのことを思っていました。
暗くなる前に雨に濡れない場所は見つけられただろうか、寒さはしのげているだろうか・・・。
自然の営みに寄り添って生きるということは、見方を変えれば、いつも命がけだということです。
乾いた暖かい部屋で安心して眠れるなんてことは、奇跡に違いないのです。
外の生き物たちは、「人間っていいな・・・」なんて思ったりしているのかな・・・?
もうじき雪の季節がやって来ます。
雪囲いもしなくては・・・。
とりあえずそれは置いて、まずは温かいお茶だ!
これもまた奇跡に違いありません。
個展の準備が続きます。