先日のことでしたが、昭和村にお住いで地元会津学の研究者菅家博昭さんが、こちらに調査に来られた際、ご挨拶にと立ち寄って行かれました。
菅家さんの来訪は、前以て知らされてはいたのですが、ちょうど仕事が忙しいタイミングで、その興味深い調査行にご一緒することが出来ませんでした。
その後菅家さんのブログ「記憶の森を歩く2010」に、当日の様子が詳しく綴られていますが、その中の11月25日のエントリーの「ていねいな暮らし」というタイトルの記事<参照>を読んで、ここ数日間ちょっと考え込んでしまっている私です。
件の「ていねいな暮らし」をしているその人は、私の集落のTさんのことで私もよく知っています。
本当に暮らしの一コマ一コマにまで気持ちが行き届き、ていねいな暮らしをされていると、私も常々思っています。
一方の私は、近頃どうも慌ただしくて何もかもが間に合いません。
ていねいに関わりたいことに関わるだけの時間が、何だか分かりませんがないのです。
結果、気がつくと何もかもが押し迫っていて、あたふたと状況に対応するのが精一杯。
仕事のことだけは手を抜かないでやりますが、そのしわ寄せが生活の雑事全てに及ぶのです。
田舎での生活は、必ずしもお金でなくても何でも間に合わせられるのですが、そのためには時間が必要なのですね。
何とかならないものかと、これが目下一番の悩みです。
さてさて、こぼしていても始まりません。
パンだよりの編集が、またしても遅れています。
クッキーの在庫も底を突き始めたし、コーヒー豆のご注文も沢山いただいています。
まだまだ歩調を緩めるわけには行きません。
お正月休みには、思いっ切りゆっくりしようと思っていますが、でもしばらく休んだらまたそわそわし始めるのじゃないかな・・・。
忙しいのは、半分は自分自身の性格に由来すると、本当は分かっているのです。
ていねいな暮らしをするために・・・、私の一生の課題と自覚しました。