印刷工房


全部で17種類のカードを作ります。
色合いの調整、フォント選びなど、
凝りだすとキリが無いのがこの世界。



パンだよりの製作過程がお分かりになるでしょうか?
イラストは、原寸で手描きしています。


連れ合いの個展が間近に迫りましたので、昨日からポストカードの製作に時間を割いています。
もちろん、食工房の業務に食い込まない前提ですが。
そして、パンだよりの編集も少しずつですが進んでいます。


こういうことをやっていると、思い出すのはもうかれこれ30年も前のことです。
三十前の私は、小さい商売を始めていたのですが、販促のために連れ合いと二人でチラシや月刊のミニコミなどを自作していました。
印刷をどうするかがその時の一番の課題で、印刷屋に頼むほどの枚数ではないし第一費用がかかり過ぎるし、当時ひょんなことから手に入れた謄写版印刷機を使って、粗末な印刷物を作るのが精一杯。


もっときれいな印刷が出来ればお客さんにアピール出来るのに・・・と、しばらくの間悔しい思いをしていました。


その後数年たって、あこがれのオフセット印刷機を手に入れ、もう天下を取ったような気分で、毎週のように広報を印刷してお得意先に配っていました。
当時のことを思い出すと、全く良くやっていたものだと思えるくらい精力的でした。


それでも、モノクロまたは単色カラーでしたから、その後二十年ほどの間にフルカラーの印刷物を家庭で印刷出来る時代が来ることなど、到底想像することは出来ませんでした。


この時代、本職の印刷屋さんを脅かすほど高品質の印刷物を、個人レベルで製作出来るのですね。
PCとカラーレーザープリンター、そして優れたアプリケーションソフト、やる気になってちょっと勉強すれば、誰でも今日から印刷屋さんです。


一頃流行った「プリントゴッコ」も面白かったですが、もうそんな比じゃありませんね。
昔のことを知っている私は、今のこの状況は、まさに出来ないことが無いと言えるくらい凄いと思っているのです。


さて今日も、これからまたPCの前に座って、お気に入りの音楽をBGMに再生しながら一仕事します。


  食工房から今週のクッキーとマフィンのお知らせ


今週は、クッキー焼きが出来ませんでした。
僅かの在庫品のみです。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとスィートハートの予定です。