まだ梅雨明けは発表にならないようですが、もうすでに暑さを感じています。
とにかくパン屋の夏は暑いのです。
オーブンの熱というのは、焼いている最中もさることながら、終わってから後が効くのです。
電源を落としてから24時間経ってもまだ十分熱い。
扉を閉めておいてもなお、全面パネルからものすごい熱気が放出されていますので、焼き仕事が終わったら、すぐにわざとオーブンの扉を開けて放熱させています。
これがまた凄いんです。
開けた直後は、熱気を吸い込んでいる換気扇が壊れないかと心配になります。
写真の温度計は33℃を指していますが、オーブンの周りにいる私の体感温度は、優に40℃以上の実感です。
8月ともなると、この温度計が40℃より上を指すこともあります。
水分を補給しながら、たまに梅干などをかじって塩分も切らさないようにしながらやっています。
でも、結局最後には、体が慣れてどうってことはなくなるのですから、身体の機能はうまく出来ているんですね。
ところで、オーブンの余熱で突然思い出したのが、先日の地震で急停止した原発です。
こちらは、ちっぽけなオーブンなんかの比じゃありません。
通常の停止では2週間位はかかるのではなかったですか?
地震で壊れたかも知れない原子炉の中に、大量の水を注ぎ込んで緊急停止させると言ったって、本当にちゃんと核反応が収束しているか、未だに正確に確認出来ていないのじゃなかったですか?
冷却に使って、放射能に汚染された水や蒸気は、どう処理されたんでしょう。
チェルノブイリの時もそうでしたが、現場では作業員が命を賭けて必死に防護の作業をしているに違いありません。
でも、外にいる私たちは何も分からない。
全ては、後になってから分かることになるのでしょうが、その時に私たちは何を知らされることになるのでしょうか・・・。