今回の大震災でも、場所にもよりますが、全体的にはほとんど被害が無かった会津地区です。
今は、浜通り地区の被災者の方々を受け入れる側に回っています。
喜多方市でも、2000人を受け入れる体制で準備をしており、すでに一部受け入れが始まっています。
電気、水道、ガスなどライフラインも被害なく、生活に不自由は無いと言えば無いのですが、唯一ガソリンが決定的に不足しています。
私のところでも、先日買い出しに出かけた折、給油出来ずに帰って来たため、この次はもう確実に給油出来る当てがない限り、迂闊に出かけることが出来なくなりました。
物流がストップしているため仕入れも出荷も出来ず、食工房は製造休業しています。
店はシャッターを半分開けて、ご来店に備えてはいるものの、販売出来るのは在庫品の焼き菓子類と一部先週の残りのパンだけです。
どこのご家庭でも似たような事情なのでしょう、ご来店くださる方も無く、今日一日全く静かに過ぎました。
何もしないのももったいないので、文旦ピールを造ろうと準備をしたり、作業場をいつもより丁寧に掃除したり、あとはニュースをチェックしていました。
やはり気になるのは、原子力発電所の状況です。
早くも会津から逃げた方が良いと言う方があり、すでに出発した人たちもいるらしいです。
「まだいるんですか・・・。」と言われて、逆に驚いた私です。
昨日からやっと県内各所の放射線量測定値が公表されるようになりましたので、それを元に危険度を計算評価しています。
今のところ会津エリアは、平常値の10倍程度とは言え、全く問題なしです。
仮に、決定的な大事故になって、さらに現在の10倍になったとしたら、さずかに要注意ですが、放射能汚染に関しては、距離よりも風向きの方がより重要な要素ですから、お天気には細かく注意しています。
夏でなかったのが、不幸中の幸いと言えるかも知れません。
西風が吹くことが多いですからね。
あとは、一刻も早く状況が収束してくれることを望んでいます。
期間が短ければ短いほど、それだけ後々に積算される放射能が少なくなりますから。
ニュースでは、どうやら外部からの電源確保も目途がついたらしいので、冷却が進むことを祈ります。
今以上のことにならずに事が済んだら、もう廃炉は間違いありませんし新規建設もあり得ませんからね。
東電さん、がんばってください!
夏はときに東風、、、、ではないでしょうか、、、
お久しぶりです。
私たち一家は14日午後に川内村を後にしました。
現在は神奈川県の実家に身を寄せています。
その後ご存じの通り全村あげての郡山への避難となったわけです。
村長も本当に苦渋の決断だったようです。
原発事故さえなければたいした被害もなかった川内村ですが、今は悔しい限りです。
kankeさん、おっしゃる通り東風の時もあるわけで、そのことは気にしています。
風の通り道、吐き出された放射性物質が何であるか、風向風速、その他のデータ、またどのくらいの期間被曝することになるのか、それらを総合的に判断して、どうしてもこここには居られないという時は、先ずはこの会津の中での移動を考えます。
基本的に、私はここから出て行く考えはありませんので。
どーむはうすさん、大変なことになりましたね。
お疲れ様です。
川内村の全村避難のことは、私も知っております。
村長さんはじめ、沢山の方々を存じておりますので、本当に他人事ではありません。
何でも私たちに出来ることがあればと、ずっと気にしています。
そして、原発の状況がこれ以上のことにならずに収束してくれるよう、祈っています。