放射能の二つの害

放射能の害その一は、放射線被ばくによる健康被害です。
これは数値で評価可能です。
もうすでに沢山の実例を基に研究がなされており、科学的に検証することが出来ます。


これとは別に、放射能にはもう一つの大変深刻な害が存在します。


放射線は、目に見えることはなくまた浴びても何の実感も伴いません。
  
   ※実感を伴うほどの強い放射線を浴びる時は、ほとんど即死ですから。


測定器で感知することはもちろん出来ますが、仮に高い数値が出ていても体には何の実感もないのが普通ですから、放射能の害というのは大変現実感の希薄な、しかしながら知らずにいたからと言って何の割り引きも無い、冷酷無比の悪霊のような害を及ぼすのですね。


そうです・・・。
放射能のもう一つの害とは、目に見えず体感することも出来ないことによる、無限大の恐怖です。
こちらは、本物の放射線よりさらに実体の無い、ある時には全く人の手に負えないとてつも無く深刻な代物となり得ます。
人の心を蝕むその害は、人から人へと恐ろしい速さで伝染します。


どうやら、その害はもうすでに蔓延し始めているようです。


でも考えてみてください。
何の実体も無いその害は、実は反応する人の心が造り出しているものだということを。


どうぞ今一度肝に銘じてください。
正しい知識を持つことで、その害を遠ざけることが出来るのだということを。