私は今、国や県などの対応に、福島県の抱える問題を何もかも「風評被害」で片づけようとする意図が感じられ、危機感を持っています。
福島県内各所が、多少の差はあれ放射能汚染を免れなかったことは、隠しようのない事実です。
基準値を設定してそれ以下なら安全とする、その基準値が説得力のある筋の通った数値なら、それはそれで良いのですが、それでもその安全を信用するかしないかは人それぞれの自由です。
大切なことは、福島の環境を綺麗にする努力を惜しまないこと、その姿勢を内外に示すことじゃないかと思います。
基準値以下だから問題なしと、何もしようとしない国や県、校庭の土を削り取った郡山市の敢行に対し、「必要のないことをするな。」という態度です。
そして福島県が汚れているというのは、単なる風評被害だと喧伝して、一体その意図は何でしょうか。
ただ責任を回避したいだけなのではないかと思うのですね。
何やら政府のすることを見ていると、福島県民よりも東電を救済する方が優先のようです。
まさか「東電が潰れたら、補償金がもらえなくなるかも知れませんよ！」なんて、そんな問題じゃぁないでしょう・・・！
福島に暮らす私たちも、今自分たちが被っているのが、単なる風評被害だと納得してしまってはいけないと思います。
実際に大地は汚されたのであることを認識し、それに対する怒りと責任追及の姿勢を表明しなくてはならないのではないでしょうか。
そして汚染の問題は、何も福島県に限ったことではなく、これからじわじわと日本国内や諸外国にも（海も汚してしまいましたから。）広がって行く可能性があること、もし諸外国から文句が出た時には、風評被害では済まなくなりますからね。
何としても測定器が欲しいと思っていますが、相変わらず入手の目途が立ちません。
「政府が、各メーカーに出荷制限をかけている・・・」、そんなデマを信じてしまいそうです。
悪くいうつもりではないのですが・・・
こうした絵葉書を、市内全戸に配布。
皆さまはどう思われますか。
これはやばいですよね。
本質を見誤りそうになります。微妙に。
実際には少しとはいえ汚染されちゃってるんだから・・・
ご商売、大変だと思います。
（twitterでもつぶやきましたが）「今自分たちが被っているのが、単なる風評被害だと納得してしまってはいけない”」 全くその通りだと思います。
昨日こちらにも回って来ましたよ、絵葉書。何かしら、憤りのようなものを感じ、思わず破って捨ててしまいました。ここまで何もかも風評被害と片付ける安易さ、その意図するところが見えるようです。会津も微量かもしれないとはいえ汚染されている事実を何と説明するのでしょうか・・・
還元太郎さん、yasuさん、そしてウシガエルさん、お三方のコメントに感謝を申し上げます。
先へ行って、きっとバカなことをしたと後悔することになるでしょう。
福島県、これからが正念場ですね。
本当の意味で、がんばりましょう！
昨日はありがとうございました。
今朝は、スコーンをおいしくいただきました。
久しぶりにブログを拝見しまして、このような絵ハガキが出回っていることを初めて知りました。
このような状況でも、食工房さんの売り上げが増えているのは日ごろから丁寧なお仕事をされているからと思います。けれども、会津では観光業や農業で生活している人にとっては死活問題なのはご承知の通りです。
風評被害で済ますな、放射性物質の危険性から目をそらすな、おっしゃる通りです。
原爆投下や核実験の苦い経験と研究から、放射性物質が微量でも体に入ると毒という前提で半世紀以上前に現在の基準がつくられたときいております。この前提にたてば許容範囲を上げ、放射性物質の危険性を風評被害にすり替えることは確かに事の本質を見誤るでしょう。
けれども、本当に僅かでも体に毒なのでしょうか。
放射性物質の危険性を正しく見極めることは大変難しいように思われます。本当のことを知りたいです。そうでなければ、住んでいられません。会津でも外国の方、転勤の方は水素爆発するや否や仕事も学校も投げ出して故郷へ帰られました。
「正しく怖がる」ことが今こそ求められている気がします。
nekoさん、貴重なコメントをお寄せいただきまして、ありがとうございました。
この記事の中で、まだ一つ申し上げていないことがあります。
それは、風評被害とすることで、東電や国の責任が軽くなってしまう恐れがあるということです。
補償問題が具体的になって来ると、このことで必ず揉めることは間違いありません。
今を何とかしなくてはならないのは分かりますが、放射能汚染との付き合いはまだ始まったばかり、これから先の方がむしろ深刻だと思っています。