パン屋の役割


 


今日、ブルーベリージャムをお願いしている西山ブルーベリー園の金子さんから、一枚のハガキが届きました。


先日申し上げたと思いますが、今年収穫のブルーベリーの放射能検査の結果が出たのです。
結果は、ND・不検出。

大体予想は付いていましたが、やはりこうしてちゃんとした結果を見ると、気持ちがグンと前向きになりますね。
いただいたハガキからも、金子さんの喜びようがヒシヒシと伝わって来るようです。


もし悪い結果だったら、その時は覚悟を決めなくてはならなかったわけですが、それでも先ずは検査を受けることが、消費者の方々との信頼を築くための第一歩だと思っています。


私も、ライ麦と小麦が収穫になったら、検査を依頼します。


そして私がこの場所で、安全安心なパンを焼き続けたいと願うのは、若干なりとも放射能汚染に見舞われたこの場所や、中通りなどのもう少し厳しい環境にお住いの方々が、ただでさえこうして放射線のストレスにさらされている中、少しでも体に良い健康に寄与出来るパンを焼いて提供したいという思いがあってのことです。


否それなら、県外のパン屋さんから取り寄せれば良いだけの事かも知れませんが、そうではないと思います。
この福島県の中でも、安心安全な食べ物が生産製造出来るということを、証明出来るならそれ以上うれしいことはないからです。
実際には大変厳しい状況もあります。
県内何処ででも、というわけには行きません。


食工房も、いつも緊張感を持って仕事に臨んでいます。


明日は、すでにお知らせしましたように、「百姓市」のオープニングイベントです。<ご案内はこちら>

各生産者はそれぞれに、土壌や生産物を検査に出し、結果を確認しているところです。
(すでにND・不検出が確定しているものもあります。)
詳細な結果は、各自の責任において当然発表いたしますので、もう少しお待ちください。


このように一つ一つ努力を積み重ねることが、今何より大切なことであると、食べ物を生産製造する私たちは、ずっと自らに言い聞かせています。


どうぞ今後とも、皆さまのご愛顧・ご支援、よろしくお願いいたします。




チーズパンですよ・・・。



チーズパンの開発、続いています。
今日の出来はこれ!いかがでしょうか。