放射能との付き合い方・その2


5月に友人から貸していただいたもの
今にして分かりましたが、すごくいい機器でした。
現行品・新品価格が24万円だそうです。



私が購入したものです。決して悪いものではありませんが、
ちよっとレスポンスが遅くて、それが欠点と言えば欠点です。
測定自体は、そこそこ正確なようです。


放射能との付き合い方、その極意は?

何のことはありません。
「測ること。」です。

それ以外にあり得ません。

空間、土壌、農産物など、何でも。

個々人ですぐに測れるのは、まず空間線量です。
そのために測定器が一台必要になりますが、近くに持っている人がいるなら、頼んで計ってもらうか機器を貸してもらうか、とにかく試してみることです。

これにより、目に見えない放射能を可視化することが出来ます。
それまで漠然とした不安に苛まれていた感覚から解放され、一気に自分の現実として受け入れられるようになります。
危険ならすぐに回避行動を、さほどでなければ様子を見ようとか、いずれにせよ自分で判断しようという気になります。

これはとても大きい変化です。
いたずらに国や県の発表に、疑心暗鬼になることも避けられます。


私の場合は、まず簡易線量計を手に入れました。
これで、いつでもどこでも放射線量を知ることが出来て、被曝の程度も分かります。
何より不安に思いながら行動を抑制するストレスから、完全に解放されます。


ある程度被曝を覚悟で行動する場合も、その程度を正確に知り、それを自覚して行動するなら、精神的にはとても楽です。


それから私の場合、業務上の必要から農産物の残留放射能の検査結果に目を光らせています。
まわりの農家の方々が、すでにいくつもの検体を複数の検査機関に送って、結果を得ています。
そして私自身も本日、地元産のライ麦と小麦を検査に出しました。


このようにして測ることにより、その環境での物事の可否が明確になります。
自分で自分の行動を決断出来る前提となります。
これは本当に、重要なことです。


「測ること。」


やはり、放射能との付き合い方の極意に違いありません。