”One more cup of Coffee”
これは、ボブ・ディランが1976年に発表したアルバム 、”DESIRE” 邦題「欲望」の3曲目のタイトル。
詩の内容はいかにもディランらしい哲学的なものですが、ゆっくりと押し出すようにリズムを刻むギターに、絡みつくような旋律を奏でるジプシーバイオリン、抑揚を押さえて淡々と歌うディランのボーカルにどこか東洋的センスを感じます。
堕ちてゆく世界に、覚悟を決めて・・・ 「さあ、行く前にコーヒーをもう一杯」
世界中に嗜好品の数多くありと言えど、コーヒーほど幅広く愛されているものはないでしょう。
数え切れないほど多くの物語の中で、コーヒーは主役になり、脇役になり、小道具になり、時には遠い背景になって、様々に役を演じています。
コーヒー好きが高じて自家焙煎を始め、商売にまでしてしまった私ですが、私のコーヒーの後ろにも沢山の物語、思い出があります。
そして休みの日の朝、ゆっくりともう一杯のコーヒーを楽しむ、たまらなく幸せを感じる瞬間です。
コーヒーの話、また折々に語らせていただきます。
どうぞお楽しみに。