本日、人足

今日は、部落内の道路や集会所内外の清掃ボランティアの日でした。
各世帯から一人ずつ出て、作業にあたります。

ここ数日のうちに、やっとあたりの雪も融けて地面が顔を出しました。
そこらじゅうに落ち葉や泥などが溜まり、側溝も詰まったりしています。
これを綺麗にして行くのです。


今までならどうということのない作業でしたが、今回は放射能のことを気にしながらの作業でした。
本当言うと昨年の同時期、やはり人足で同じ作業をした時の方がはるかに危険だったはずですが、この時は認識が追い付いていなかったし、だれも線量計など持っていませんでしたし、自治体の発表も地域に即したものではなかったので、皆平気で側溝の泥上げなどをしていたものです。


今日は区長さんも、側溝の泥上げは無理にやらなくても良いと説明していました。
私は線量計を持参して、時々計測しながら周りにいる人に説明していました。


結果、空間線量は、降雪前とほとんど変わらない0.11μSv/h平均。
側溝の付近などでは微妙に線量が上がりますが、高い所で0.16μSv/hくらいでした。


そしてこうしたデータを、お年寄りも含めて部落の中のほとんどの人が理解出来るようになっていたことにちょっと驚いた私でしたが、福島ではそのくらいもう当たり前になっているのですね。


都会にいる娘に子どもが生まれたので、里帰りして来た時に安心なようにと、家の裏の湧水の検査をしてもらったという人もありました。


こうして皆それぞれに自主的に危機管理をしなくてはという考えが生まれているのは良いことだと思う一方、そんな対応をしなくてはならないことに憤りを感じます。


ここ会津では、とりたてて危機的状況にあるというわけではありませんが、農産物や製造品の販路は相変わらず厳しい状況です。


作業の合間に出て来る話題の半分くらいは、放射能には困ったものだという農家の苦悩を語るものでした。


食工房も、引き続き危機管理を徹底すること、正しい情報を伝える努力を惜しまないこと、と気持ちを新たにすることしきりでした。