テイスティング
先日手網焙煎したサンプル豆をテイスティングしました。
今回はイベントにせず、一人でやりました。
今回の目的は、品切れ終了となっている「ティジュコプレト」という銘柄の代替品を探すことですので、私の自分のコーヒーの味に適った風味に出会えるかどうかがポイントでした。
私が、ブラジル産のコーヒー豆に見出している特長は、地味ながらもコーヒーとしての風味の特徴を、すべて備えていることです。
あとは、そのバランスで個性が決まります。
私が、自分のコーヒーの味に求めているのは、一口で言うと「軽やかさ」です。
近い表現としては、「スッキリした飲み口」とか「雑味がない」などの言い方も出来るのですが、私の言葉で言わせてもらうと「軽やかさ」と言うことになります。
一気に胸の奥まで吸い込みたくなる心地良いロースト香、後味に残らないスッキリとした苦味、フルーティーで軽やかな酸味、どちらかと言うと、濃厚さよりも香りの立ち上がりの良さが身上です。
食工房のブレンドは、それぞれ少しずつ違う個性ながら、いずれもこの特長を満たすことを目指して調製したものです。
そのブレンドのベースとして、重要な役どころを果してくれるのが、ブラジルのコーヒー豆なのです。
すでに定番となっている「Joakin」と、もう一つを今回のサンプルの中から選びました。
結果は、「バージングランデ・樹上完熟・スーパーボイア」という豆。
名前負けしてなければいいけど・・・と心配していましたが、また一つ目を開いてもらったと思えるくらい、バッチリ私のコーヒーの味にはまりました。
ただしこの豆は、無農薬有機栽培ではありません。
でもそれを割り引いても、風味の良さと値段の安さは、また別な魅力です。
目的に合わせてご利用いただければ幸いです。
早速ですが次からは、食工房カフェブレンド№1と№2のベースがこの豆になります。
単品ストレートのご注文もOKです。(350円/100g)
今日はこの他に、「空色カフェ」さんからのオーダーで、いつもの焙煎作業をやりました。