沼の平圃場へ


ライ麦です。



すぐ後ろの神社から見下ろした圃場の風景
一番遠くに見える一枚と、間に田んぼ2枚
はさんで、4枚目がライ麦の圃場です。



先ほど一番奥に見えていた、ライ麦の圃場です。



圃場は、沼ノ平の名所「鏡桜」の真後ろです。
鏡桜も今は葉を落として、うっかり見過ごしてしまいそう。



目を転じれば、飯豊連峰の主峰大日岳が迫って来ます。



こちらは、沼ノ平地区最高地点にある「上向き圃場」
ここにアオバ小麦が蒔かれています。



上向き圃場からの眺望
遠く会津若松市を望むことも出来ます。


今日は、かねて申し上げていましたように、久々に緩い日曜日にしようと目論んでいました。

やることはいっぱいあるけど、そうそう休みなしではやってられません!というわけで、それでも午前中はみっちりと仕事して、先ずは昼食を兼ねて「鍋」をやりました。

畑の白菜を、まだ少し早かったのですが一株だけ初収穫して来ました。
皆でたっぷり食べた後、午後からは紅葉狩りを兼ねて、私と上の娘とスタッフMさんの3人で沼の平の農家さんを訪ねました。

麦畑のある場所は、本当に景色の良いところで、下手な観光地に行くよりずっと目の保養になるのです。
先日種まきしたライ麦と小麦がちょうど芽を出したところで、その喜びも加わって、いっそううれしい眺めを楽しんで来ました。

いわゆる観光地と違って、そこに暮らす人々の生活空間でありながら、このように美しい風景は、すなわちそこに関わる人たちの心を反映しているということですね。
見事だと思いました。

そんな場所の真っただ中で、我が食工房のライ麦と小麦は育っています。
すでにお知らせしたように、今年収穫のライ麦と小麦は、それぞれ検査の結果、残留放射能不検出でした。

本当に、正直に申し上げて、「良かったなぁ・・・。」と思っています。
この場所を、地域の方々がどれほど愛しているか大切にしているかそれを思うと、この度の原子力災害は、まことに以て理不尽極まりないものです。

汚染の深刻な地域の方々の思いや如何ばかりか、想像に難くありません。

とにかくも難を逃れ得た沼の平圃場に祝福を!の思いで、帰途に着いた私たちでありました。







沼ノ平圃場 2012年産 ライ麦



沼ノ平圃場 2012年産 アオバ小麦


  沼の平産ライ麦と小麦

先日の種まきで残ったライ麦と小麦が出ましたので、食工房で原材料に使用することにしました。
量が少ないので、ほんの一時で無くなってしまいそうですが、素晴らしい風味をお楽しみいただこうと思っています。