どろんこクッキー・再び


ラベルの色がここ二年前くらいから赤色になりました。



この形が難しいのですよ・・・。


シュトレン月間に入りましたので、クッキーの製造が手薄になりそうだとお知らせしていますが、それでも毎週何種類かずつでも手がけています。
今週(食工房の営業一週間で申し上げています。)は、バタービスケット、森のパン屋のビスケット、くるみびすけっと、そして今日はどろんこクッキーを焼きました。

で、このどろんこクッキー、食工房のクッキーの中では一番高価な品目となっています。
でも・・・、「高い」と言われると、ごもっともと思いつつも複雑な心境です。
「高いのは価格じゃありません、クオリティーです!」と、本当は申し上げたい。

どろんこクッキー、中身はチョコレートクッキーなのですが、使用しているチョコレートは、第三世界ショップ<参照>から入手したフェアトレード品です。
「買って食べて国際協力を!」運動に参加しているわけです。
包装ラベルのとなりに、「Comunity Trade CHOCO PROJECT」のタグがお目に留まりますでしょうか。

まあそれはそれとして、本当はお味の方を自慢したいのですね。
まずお口に入れたいただく前から、香りを楽しんでいただけます。
そして一口噛み砕いた瞬間から、カカオフレーバーにプラスバニラとラムレーズン、秘密のスパイスの香りがお口の中に広がるはずです。

甘さはとても控えめ、でも物足りなさはないと思います。
かえって味わい深さを感じていただけることでしょう。

コーヒーとベストマッチ・・・ですが、紅茶やハーブティーでもイケると思います。

さて件のどろんこクッキーの製造風景をご覧ください。


 


2009年5月24日撮影






  見逃すことの出来ない、ある通達

今日、あるブログ記事から知りました。
首相官邸から出された、ある指示です。

福島県知事あて指示<参照1> 全体は<参照2>

ご覧いただければ分かることですが、長い文面なので簡単に説明しておきます。

11月になってから今日までに、福島県を始めとする原子力災害の影響が及んだと思われる東北・関東各県の県知事宛に総理大臣名で、ある指示が出されました。

指示の中身は、各指定地域での農産物、漁獲物の摂取あるいは出荷を差し控えるよう当該住民及び関係事業者に要請しなさいという内容になっています。

さてそれでは、どの地域でどんなものが・・・と言うことになりますが、大変細かく規定されていますので、時間の許す方は実際に参照1のpdfファイルをご覧いただきたいと思います。

これを一覧表にまとめたものが、福島県のホームページの中にあります。<参照3>

これを見ると、福島県の農業はどうなるのだろう・・・?という不安に駆られます。

全て補償するから生産を休止しろと言うなら、それはそれで筋が通りますが、当分の間摂取あるいは出荷を差し控えよと言うのは、それはもう見殺しにするぞ!と言うのと同じです。
この指示を、衆議院解散の直前から直後にかけて出しているというのは、本当に姑息なやり方だと思います。

さて、県内ではどう反応しているのか・・・と思い、ニュース記事他いろいろ当たって見ますが、どこにも出て来ません。

私が見つけたのは、参照3のページと磐梯町が取り上げてまとめた資料<参照4>だけです。
メディアは、全く沈黙しています。
そして、住民である我々に実際に何か要請があったかと言えば、今のところ何もありません。

まあ、こんなことが明るみに出ると、ますます風評被害が広がってしまうという見方もあるでしょう。

実際のところ国は、この福島県をどのようにしたいのでしょうか。

これは実は、このブログをご覧いただいた皆さまにも、一緒にお考えいただきたいことです。

私たち福島県内の各生産者や製造者が個々に積み重ねて来た努力が、一瞬にして水泡に帰すかも知れないほどの重大事だと思いますから・・・。