運が良かっただけ・・・

NHKオンデマンドを契約したのを機会に、原発事故関連のドキュメンタリー番組を見ています。
ずい分沢山の取材番組があったようですが、ネットなどで私が見たのは極限られた一部に過ぎません。

昨夜は、昨年7月に放送されたという「NHKスペシャル・メルトダウン・連鎖の真相」を見ました。
もう半年も前の番組ですが、もしリアルタイムで見ていたら、この半年間の原発に対する物言いも、少しは変わっていたかもと思えるものでした。

結論を言えば、今回の原発事故の影響がこの程度で済んだ(・・・と言っても、もちろん重大ではありますが・・・)のは、本当にただ運が良かっただけ・・・であったと言うことなのですね。
番組を見ながら、もう愕然とするしかありませんでした。

科学や技術の限界は、それなりに分かっているつもりでしたが、予期せぬ事態とは言え、これほど手も足も出せなかったとは知りませんでした。
そしてこれは、単に技術が劣っていたと言うのではなく、重大事故を想定しないまま何の対策も講じて来なかったことの方に、むしろ重大な責任があると思います。

2号機って、本当にヤバかったんですね。
そして他の号機も、これからどのようにして最後まで後始末が出来るのか・・・。
あまりに途方もないと言う気がします。

取り敢えず落ち着いているとは言え、毎日2億4000万ベクレルの放射性物質が今も拡散し続けていることに、注意を払わねばなりません。
そして私たちは、もっともっと頭を冷やして原発に向き合う必要があると思います。

この際原発を語る時は、経済の事は外しておかなくては、冷静な思考も正しい判断も不可能!と思っている私です。
さらに立ち戻れば、真に経済のことを考えたのなら、原発を選択することは出来なかったはず!とも思います。
一体、誰の利益のため?誰の策略?

まだあと何本か、見たい番組が残っています。
それらを見ながら、考えてみたいと思います。





  今日は、節分でしたね。

夜、豆まきをしました。

「福は内、鬼は外!」

福にも鬼にも、人それぞれに含みがあるのだと思いますが、誠実な心と行いが報われる世を願いつつ、またまいた豆が野鳥の餌にもなるように、場所を選んでまきました。