雪の山が融けて、奇妙な形のオブジェが出現
集落の中を流れる一ノ戸川も増水しています。
泥濁りは、上流域のあちこちで雪崩が起こった証拠。
2月には、屋根上1m以上の厚みがあり、その重みに耐えかねて歪んでしまった小屋。
立っているものの周りは必ず先に融けます。
道祖神か一里塚・・・
除雪車に押されて折れてしまったか?
一旦停止の標識
今シーズンは、湿った重い雪質だったため、
そこらじゅうで木の枝が折れているのを見かけます。
百姓市の小屋です。
やはり、冬は何も出来ません。
夏の頃とは全く違う風景ですね。
手前の部分は、除雪車が除雪してくれています。
店の前の雪の山も、すっかり低くなって残っているのはわずか。
こちらは、店の前2月23日の様子
看板が埋もれています!
昨日から今朝にかけて、断続的に雨が降りました。
気温も高めで、夜間の冷え込みも無かったせいか、雪融けが一段と進んだようです。
近くの川も増水しており、しかも泥濁りでした。
これは、上流域のあちこちで雪崩が起こり、表土ごと川に向かって崩落したものと思われます。
それが証拠に、初夏の頃奥山を訪ねると、川沿いに崖崩れのような雪崩の痕を多数見かけます。
この冬は、地元の人でも初めてというくらいの豪雪でしたから、これから先ずっと秋になるまで、川は雪解け水で豊かな水量を維持し続けることでしょう。
これが、会津の農業を支え豊かな稔をもたらす源であることは、言わずとも誰もが承知していることです。
素晴らしい地の利だと思います。
一方、この雪で樹木が痛めつけられた痕も、沢山見かけます。
しかしこれも考えようで、枯れた枝や病気や虫食いで弱くなった部分が取り除かれるわけですから、そこに日が差しこみ風が入ることによって、残った木はかえって元気になるのですね。
雪崩で、立木ごと地表が損なわれることも、生態系が多様化することに一役買っていると、何かの資料で見聞したことがあります。
自然の計らいに間違いはないのですね。
それにしても、こうして雪が消えると、あの2月の雪の山が本当にあったのだろうかと思ってしまいます。
これで畑や田んぼの土が見えだしたら、あとは一気に爆発したように季節が進みます。
今はまだモノトーンの風景も、福寿草から梅桃桜まで、わずか1ヶ月余りの間に次々と花を咲かせ色づいて来ます。
その次は、あのまるで燃えているように見える新緑の季節です。
そうか・・・、「萌え」は「燃え」に通じるのですね。
ぜひぜひ、会津にお出でください!